明日の美山ロードのタイムトライアルバイクをセッティング。一年以上前に購入したものの組み上げていなかった。TIMEは名前がタイムなのにタイムトライアルバイクのラインナップがない。過去に受注生産で発売したのだが、その際は定価が約100万とフルオーダーだったらしく市場では見かけることはない。
タイム好きにはたまらない、しかし普通の人から見たら2012年の古いフレームだな!なんて言われかねない。よってこのフレームの意味がわかる人にだけ、今日の記事を読んでいただければそれで良いさあ、タイムホイホイ記事がハジマルヨ。
TIME RXR CHRONO
信じられない話かもしれないが、このバイクは当時のソジャサンがツールドフランスで使った本物のプロバイクである。某背の低いプロ選手の名前がしっかりとフレームに刻まれていた。素性は海外から中古で流れてきたという代物。TIME好きとしてはなんとも感慨深い。
昔シクロワイヤードの記事「ソジャサン、コフィディス、Ag2r編」を見て特にかっこいいと思ったあの非売品、選手用機材が今ここにある。
正式名称はTIME RXR CHRONOでありRXR TTではない。
このバイクは2016年にプロチームAUBER93のタイムトライアルバイクとして当時のフレーム型そのままで登場した。知り合いのタイムマニア氏曰く、「ITさん、あれはそのまま復刻してないヘッドが現行のタイプに変わってる」という。どれどれと見てみると、確かに写真の通り改良されている。
あの専用工具でヘッドを締め付けていくタイム独自の機構だ。この部分は私が持っているフレームは普通のプレッシャーアンカーだった。タイムは全てTIMEだから(←ここ重要)結構頻繁に改良を加える。ZXRSなんて3回改良を加えられているらしい。最終系は電動、ワイヤー共用になっていた。
オフレコですが某タイムマニア氏の情報によると、このヤグラは3種類ある。電動には非対応だけど、今回は穴を空けずに電動対応をした。BBは安心のJISで最高。TTバイクでJISとかピナレロだけなんじゃないかな。
今見てもこのルックスがかっこいいと思えるのがタイムの良いところ。時代があとから追いつくタイム。いまから11年前に発表されたこのフレームはタイムトライアルバイクの源流と言われる。11年前のフレーム型とは言われないとわからないけど、良いものはいつまでも変わらない。
インプレや詳細レビューはのちほど予定しています。
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