Photo:crochardbike
もはやうっかりさんで、シマノとしても寝耳に水といった今回の新型DuraAce9100のリーク。。
DURA ACE9100の登場は確実となった。弱虫ペダルサイクリングチームが乗るKUOTAの完成車にDURA ACE9100が搭載されている。もはやDURA ACE9000とは似て非なる風貌と、その構造は新型9100とみて間違いないだろう。
また新たにわかった事実として「ミッシングリンク式のチェーン」が復活すると予想される。見て分かる通りチェーンには着脱式のミッシングリンクが見える。シマノは過去にミッシングリンク式のチェーンを出したが、直ぐに発売することを辞めた。
理由はいくつか有るだろうが、耐久性か何かに問題があったと推測できる。ただ、MTB界隈ではミッシングリンクがデファクトスタンダードになっている。理由はチェーンリングを地形に応じて変更するからだ。ロードでも同じような使い分けは考えにくいが、9100シリーズでミッシングリンクが復活するかもしれない。
では早速、以前台北ショーでリークされた情報と比べてみていこう。
DURA ACE9100
このスパイショットで明らかになったDURA ACE9100と「思わしき」画像は「合成」やら「偽物」と話題になった。投稿したオーストラリアの大学生のインスタグラムからはすぐさま「何かしらの圧力」により写真が消された。その一部始終がよりDURA ACE9100の信ぴょう性を増すことになった。
今月6月下旬(おそらく30日と言われている)に発表が噂されているシマノデュラエースの新型と思われるコンポーネントは4本アームは踏襲しているもののアーム部はさらにボリュームアップしている。そして色は既存のアルテグラと似ている。
今回KUOTAの完成車に「うっかり」搭載された時期DURA ACE9100は全体的にブラックを基調としている。ディレイラーもクランクもブレーキも全てブラックだ。一つ気になるのはフロントディレイラーだ。写真からではわかりにくいが、9000シリーズで採用されているような縦に角のように伸びたフロントディレイラーではなくなっている。
どちらかというとワイヤー部が結合される部分は短くなっており(写真上で判断すると)既存のDURA9000のフロントディレイラーとは異なるように見える。また、フロントディレイラーのフレームに近い部分はいくらか横方向に延長されている。
これらから、9100と思われるコンポーネントは9000の改良版として登場し、大きくは変わらないのかもしれない。しかし、別の情報を見るとスプロケットのラインナップが大きく変わる予定だ。そのラインナップは以下のとおり。
- 11-25
- 11-28
- 11-30
- 12-25
- 12-28
上記からわかるとおり11-30のスプロケットがロード用に追加された。これに合わせてリアディレイラーの設計も変える必要が出てくる。過去にスパイショットで撮られた写真にそのてがかりがある。どこからどう見ても「ダイレクトマウント」を採用したロード用リアディレイラーである。
ダイレクトマウントはフレームとリアディレイラーとのクリアランスを広げ、ホイール着脱が容易に行う為にMTB機材に採用されている。そして、太軸のスルーアクスルにおいても同様に作業性を確保するために用いられる。とすると一つの答えが見えてくる。
今月発表が噂される機械式の新型DURA-ACE9100の目玉は、大口径のスプロケット、そしてスルーアクスル化だ。そして電動システムはシンクロシフトと言われている。いずれも先行投入されていた「MTBの技術」を踏襲している。MTB乗りにはなんら目新しい技術ではないが、ロード乗りにとってはビッグニュースであろう。
やはりMTBの機材はロードよりも遥かに進んでいる。それらの技術をロードへ転嫁したとしても何ら不思議ではないし、妥当と言える。こんかい「うっかり」な感じでリークしてしまった9100であるが、今月発表まであと半月を切ろうとしている。
SHIMANO/シマノ
売り上げランキング : 8629
|