2021-2022 関西シクロクロス 第5戦 カルノパワー マキノ C1 10位

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Photo:マルコマルオさん

マキノ高原といえば、冬はスキー場として、観光地としてはメタセコイア並木が有名だ。マキノといえば湖西道路沿いの「白ひげ食堂」のおでんや、メタセコイア並木が有名すぎるがゆえに車の渋滞がひどい。

そして、車の前に飛び出してメタセコイア並木のインスタ映え写真を命がけで撮ろうとする観光客と、メタセコイア並木を見飽きたシクロクロッサーのイライラがせめぎ合う光景もこれまた秋の風物詩である。

マキノは雪が降るため、前日までの天気を毎日眺めていた。関西シクロクロスの試走動画を見ると「現地あられ」という悲報が届いたが当日には晴天にかわり、半袖でも暑いぐらいだった。ただ、秋の突風が強くテントが飛ばされるほどだった。

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Photo:マルコマルオさん

マキノ高原といえば雪の全日本選手権が開催され、UCIレースの定番のコースだった。上り下りしかない(スキー場の)コースは舗装路一箇所以外は全て芝と砂利、上り下り、キャンバー、40km/hを超える下りとテクニカルハイスピードコースとしてシクロクロッサーに知られている。

マキノは登り区間が多く、ギアが足りなくなることを想定してフロントチェーンリングを40Tから38T(Wolf Toothウルフトゥースフロントシングル)に変更した。トップギアに入れる下りも遅れることがなかったため、今後は38Tでも良いかなと思ったが思いの外30Tは使わなかったのでもう少しパワーが付けば40Tでも良いと思った。

今回も目標はC1シングルリザルトを目指したが、最後の8~9位争いに力及ばず1秒差の10位だった。

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マキノ C1 10位

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Photo:マルコマルオさん

    家を6:30に出る。戸建てに引っ越してからというもの、シクロクロスの準備がクソマジ楽で「こんな短時間で準備が終わってよいのか」と不安になる。ササッと準備してマキノへ向かう。行きは2時間、帰りは鯖街道で3時間かかった。

    現地に到着して、準備をする。メインホイールは前後SERAC CX、サブホイールは前後SERAC MUDを選択。そういや、同日開催されていたiRC TIRE CUPでSERACの新型が発表されていた。フックレス対応、チューブレスレディで軽量化、32CでXGとノーマルの展開とのこと。

    チューブレスタイヤをシクロクロスでメイン運用している身としては早く使ってみたい。

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    Photo:マルコマルオさん

    それはさておき、試走ではノーマルパターンのSERAC CXを使用した。1.6からスタートしたが結局下げていって1.43、1.47といういつもの空気圧に0.01barの誤差に落ち着いたのは空気圧職人への道を着実に歩んでいる証拠か。

    とはいえ、自分のホイールセッティングの場合、1.1bar運用の実績もあるためもう少し下げてフロントグリップを稼ぎたいところ。最終的には午後の試走後に気温が上がりきったところでタイヤの温度も上がったと判断し、1.32bar, 1.37barにセッティングする。

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    Photo:マルコマルオさん

    タイヤの製造メーカーは、いろんな規格や規定の縛りで3.0~5.0で運用せよ、と書いてあるが実際にんなアホな空気圧で走るライダーは居ない。おそらくメーカーも1.0付近の低圧運用でテストしているだろうし、テストライダーも1.2~1.8bar付近でぶりぶりしているんだろう。

    というわけでスタートグリッドに並ぶ。

    ウォーミングアップは招集の60分前からぼちぼちはじめる。10minアップしてから、1分380W、2分レストを2回。200rpmまで回しておしまい。ギアを38Tx11-30Tにしているのでスタートの練習を5回する。ローギアから3枚目で良いと判断した。

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    Photo:マルコマルオさん

    ゼッケンは16なので3列目。左に並ぶ。レース時間が押していたがオンスケなのはさすがの京都車連だ。スタートはわりとバッチリと決まり、スタートループもトラブル無く進む。第一コーナーから泥のキャンバー区間に入るが、左の山側に1周目は寄るだろうと判断し、下側から抜く。

    めっちゃ開いてたので、4人ほど抜けた。

    そのままキャンバー区間に入って嫌な登り返し。ここを乗車した人は数名だったらしいが、私は降りてこなす。とにかく直登区間が多く体力を使う。それでいて、登り区間は前がミスるとめっちゃ遅れるのであえて毎周回ラインを変えて走ることにした。

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    Photo:マルコマルオさん

    スキー場の下部に入ると、ウネウネ区間が1箇所、横断してピット前までが結構きつい。登り直登でインターバルがかかるが、そういうトレーニングをいつもしているのでなんとかしのげた。下り区間はアウターに入れてぶん回す。50km/h近く出ているっぽかった。

    1周目を終えて、めっちゃ疲れるパワーコースということを改めて痛感する。ペース配分間違うと後半バックファイアーするし、パックのほうが風よけになるし、コーナーリング楽で集中できるので4名のパックで走る。

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    Photo:マルコマルオさん

    シクロクロスは自然にバラけて、パックになる確率が高い。毎週レースに出ていると顔ぶれも同じになる。その人の癖もよくわかるので、一緒に走るほうが良い場合もある。序盤、走っていると抜け出す形になったが後ろから良いペースのパックが来ているので合流することにした。

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    Photo:マルコマルオさん

    4名のパックで走っているが、無理せず走る。ペースはいくらか落ちたが、あとから振り返れば、村田さんにどこまでついていけるか追わなかったのは気持ちが弱かった。オーバーペースになれば後半垂れるし、かといって前に進まなければ順位は落ちる。

    いつも残り40分を切ってからの集中力がやや落ちるため、そのあたりのペース配分をうまくしなきゃなぁと思いつつも、やっぱりきついので若干ペースが落ちたのは反省だった。今回気づいたこととしては、コーナーリング中のペダルヒットがやはり多かった。

    TREK BOONEの小サイズはBB Dropが低いためペダルヒットが多い。ここはCX6や新型のサーベロ R5-CXが良いなと思いながら走っていた。ほしいな・・・。

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    Photo:マルコマルオさん

    終盤は、大ちゃん、笛木選手、井上選手とパックになる。直登で毎回ダッシュがかかるので結構キツいが耐えて下りで休めば良いのでなんとか食らいつく。最近、コーナーリング中も余裕を持ってフロント荷重をかけられるようになってきた。コーナーで遅れるようなことはなさそうなのであとは確実に走る。

    最終周回はミス無く送れないように走ることを念頭に置く。保守的な走りと言えばそうなんだけど、シクロクロスはワンミスが大きく響くので丁寧に急な動きをせず走る必要がある。壁の直登区間もあえてラインを変えて走る。

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    Photo:マルコマルオさん

    最終の登り区間で一気に行こうと思ったが、同じことを考えていたようで先行されてしまう。最後のコーナー立ち上がりでスプリント勝負になり詰めたがわずかに及ばず10位だった。

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    Photo:マルコマルオさん

    ここ数年の自分のリザルトを見ると、10位は上出来だと思うのだけどシングルが目の前に見えていたのでとても悔しい。パックを選んだのは良かったのか悪かったのはかわからない。ただ、オーバーペースで走ったとしても後半垂れる可能性もある。

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    Photo:マルコマルオさん

    勝った人が正解、というのは自転車競技でよく言われることだが今回どうやったら順位をあげられたのか考えると、毎周回のペース配分に波があるため40分を過ぎてからのペースダウンをできるだけ抑えて走る必要がある。

    また、パワーを積極的に使う区間、パワーを使わない区間のメリハリをはっきりとするほうがシクロクロスに合っていそうだ。どうしても一定パワーで負荷をかけがちだが、メリハリをつけて走るほうが良い結果が得られたかもしれない。

    次は茨城県で開催されるシクロクロスの全日本選手権なのだけど単純にシクロクロス楽しいし、走りたいから出る。自分がどこまでできるのか、チャレンジしてみたい。

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    Photo:マルコマルオさん

    徐々に体力は上向いてきているので、風邪や体調管理に気をつけてシクロクロスを楽しみたい。

    今回も60分ずっと応援してくださった皆様ありがとうございました。ロードではなかなかこういう応援&ヤジが無いのでめっちゃ楽しい。「今日いい位置やん!」とピットや「ITさん後半垂れるなよ~」というよくご存知で、という応援が力になる

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    Photo:マルコマルオさん

    C1のスタート前で静かなときに娘がめっちゃ大きな声で応援してくれるのも嬉しい。妻も、娘もみんなで走れるシクロクロスは最高。2月まで毎週楽しみすぎて、人生楽しい。

    すごいどうでもいい話だけど、イッヌのカレンダーを注文した。

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