タイヤインサートのおすすめランキング9選|主要モデルを徹底比較

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MTBやダウンヒル用のチューブレスタイヤに、「タイヤインサート」とよばれるEVAフォームのライナー(内張り)を入れることが主流になってきている。リム打ちやビード落ちを防ぐ効果があるタイヤインサートは、ロード、グラベル、シクロクロス用のタイヤにも対応するものが出始めてきた。

しかし、安価なものから高額なタイヤインサートまで価格帯も様々だ。種類が豊富であるためホイールとタイヤに合うのかどうか選び方が難しい。そこで、入手できる9製品を購入し性能を調査した。

今回の記事では、カタログスペックだけではわからないオススメのタイヤインサートをまとめた。

  1. Tubolight CX
  2. Tubolight EVO Gravel
  3. Tubolight EVO Road
  4. Tubolight Road
  5. Vittoria Air-Linner Gravel
  6. Vittoria Air-Linner Road L
  7. Vittoria Air-Linner Road M
  8. Vittoria Air-Linner Road S
  9. Cush Core Gravel.CX
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ロード用タイヤインサートおすすめTOP3

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  1. Tubolight Road
  2. Tubolight EVO Road
  3. Vittoria Air-Linner Road S

ロードバイク用のチューブレスタイヤインサートTOP3は上記だ。使用したタイヤはGP5000TLとGP5000STRの25mmのタイヤサイズという条件付きのTOP3である。価格、入手性、重量、使い勝手と総合的に考えて良かった順にランクを付けた。

最も気に入っている1位のTubolight(チューボライト) Roadは世界最軽量11gのタイヤインサートだ。実験によると、30mmのシーラントとGP5000TL(6.2bar)の組み合わせにおいて、転がり抵抗の増加はわずか1.2wだった(時速45km走行時)。

東京オリンピックで優勝したTrek Factory(XCO)チームがTubolightを使用している。ロードでは、Strade Biancheやパリルーベでプロチームが使用している。Tubolightはチューブレスタイヤを運用するプロチームで実績があり、かつ定番のタイヤインサートの地位を確立しつつある。

2位の新型のTubolight EVO Roadは、ライナーの素材が変更され形状もよりワイドになった。ライナーの密度が増したため耐久性が向上し、よりダンピング効果が高まった。性能面が向上したことによるトレードオフとして重量が8g増加した。

3位のVittoria Air-Linner Road Sは国内での入手性、価格、重量、ライナーの作り込みなど全てのバランスが高いタイヤインサートだ。重量が21gと最軽量のTubolightよりも10g重い。しかし、ライナーの素材自体は3製品の中で最もしっかりしている。

お試しでタイヤインサートを試したい場合は、Vittoria Air-Linner Road Sから初めて見るのが良い。

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シクロクロス用タイヤインサートおすすめTOP4

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  1. Tubolight CX
  2. Tubolight EVO Road
  3. Vittoria Air-Linner Road L
  4. Vittoria Air-Linner Gravel

シクロクロス用のチューブレスタイヤインサートTOP4は上記のとおりだ。使用したタイヤは32mmのIRC SERAC CXだ。ROAD用インサートと同じく、価格、入手性、重量、使い勝手と総合的に考えて良かった順にランクを付けた。

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「TOP4」としている理由は、Vittoria Air-Linnerの「Road L」と「Gravel」はリム内幅の指定が異なり、かつ使い勝手が大きく異なっているためだ。「Road L」で使用可能な最大タイヤ幅は32Cであるのに対し、「Graval」は40Cだ。

最大リム内幅は「Road L」が26mmで、「Graval」が25mmだ。Gravelのほうが1mmせまいというメーカー指定がある。

それぞれ指定が異なる理由のひとつは、タイヤインサートで使用するタイヤの空気圧にある(リム幅やタイヤ幅の理由もあるが)。ロードタイヤとグラベルタイヤでは、運用する空気圧に違いがある。ロードタイヤの場合はおよそ6.0bar前後で運用する。グラベルタイヤの場合は1~3barの低圧運用だ。

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Road Lは六角形である一方で、Gravelは逆まぼこ型のライナー形状を備えている。この形状の違いにも理由がある。

Vittoria Air-Linner Gravalの逆かまぼこ型は、内部から外部にタイヤのサイドを押すことでビード落ちを低減する狙いがある。したがって、シクロクロスやグラベル用途で使用する場合、Vittoria Air-Linner「Graval」を運用することが望ましい。

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筆者がテストした結果、関西シクロクロス烏丸(キャンバー地獄で有名な)でVittoria Air-Linner GravalとIRC SERACの組み合わせで1.1barまで下げることができた。もちろん1度もリムからタイヤが外れることなくレースを完走している。

チューブレスタイヤで運用する空気圧は、タイヤインサートを入れることによってチューブラータイヤ並の空気圧まで下げられるようになった。一昔前では考えられなかったような、「1.1bar」という超低圧で運用することが可能になってきている。

2021-2022 関西シクロクロス 第3戦 烏丸半島 C1 15位
Photo: Etsuko Aoi 日曜日は完全ドライの烏丸、月曜日に雨が降ったため火曜日の烏丸は一転ウェットコンディションになった。コースプロフィールは一部変更があり、スタート直後に登場するキャンバーセクションは削除された。 一部のキャンバーセクションもややイージに変更されたが、全体的に泥のぬかるみが多く乗車できない区間も登場した。泥、芝、濡れ芝、キャンバー、上り、砂、舗装路の直線と、これぞシク...

なお、「どこまで下げられるか」についての実験も行った。0barまで下げてもリムからタイヤが外れることがなく走行することが可能だった。なお、タイヤインサートを取り付けたIRC SERACのタイヤは手で外すことはほぼ不可能だ。

そのため、モーターバイク(2輪用)のチューブレスタイヤを外すための工具「ビードブレーカー」を用いる必要がある。専用工具を使わねば外れないほど、タイヤインサートがもたらすビード落ち対策の効果は高い。

低圧運用で最も効果が高いのはVittoria Air-Linner Gravalだ。RoadモデルやTubolightはビード落ち対策としての機能は劣る(使えないことはないが相対比較として)。それゆえ、重量等のトレードオフになる。

また、タイヤインサートにはシクロクロッサー達が待ち望んでいたメリットがある。これまでしなやかなチューブレスタイヤを低圧で運用すると「腰砕け」とよばれる一気にタイヤがヨレる症状が出る場合があった。

特に「体重が重いライダー」が「低圧」で「高TPIのタイヤ」を使用する場合にヨレが発生しやすい。

シクロクロスはタイヤがサスペンションの役割と、グリップの良し悪しの鍵を握っている。そのため、できるだけしなやかなタイヤを使用する必要がある。DugastやFMBといったハイエンドチューブラーが好まれるのもこの理由だ。

タイヤインサートをチューブレスタイヤで使った場合、ヨレが抑制される効果が見込める。理由は記事冒頭でも記したとおり、タイヤ内部から外方向に押し出すようにタイヤのサイドウォールを支えるためだ。そのため、Vittoria Air-Linner Gravalは逆かまぼこ型のライナー形状が採用されている。

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Cush Core Gravel.CXは特にサイドウォールを押し出す力が強い。最もビード落ち対策として効果が見込める。しかし、インサート自体の実測重量が125gであるため実際に運用する場合は合計245g増加(リム外周だけで)というレースで運用するには現実的ではない重量がデメリットになる。

その点、Vittoria Air-Linner GravalやTubolightはとても軽量に作られている。

余談だが、Vittoria Air-Linner Roadで6barという高圧をタイヤに充填するとタイヤフォームが空気に押しつぶされて、タイヤ内部で小さく縮まる。ロード用はパンクするとタイヤ内のフォームが元のサイズに戻り緩衝材になる仕組みだ。

シクロクロスでタイヤインサートを使う場合は、「ビード落ち防止」「タイヤのヨレ抑制」「低圧運用」「リム打ち防止」「少量のシーラント運用」「パンクしても走れる」という数多くのメリットがある。

一方でデメリットとしては、タイヤのはめにくさ、取り外しの難しさ、リム内幅を選ぶことなどがあげられる。ホイールとタイヤの規格面やメンテナンス面のデメリットを克服できれば、チューブレスタイヤインサートはメリットのほうが多い。

当初、タイヤインサートを入れることで懸念されていたことは「転がり抵抗増」と「重量増」の2つだ。これらの問題に対しては素材や形状の改良が行われ、Vittoria Air-LinnerやTubolightであれば何ら問題なく運用することが可能になった。

筆者自身は全てのチューブレスタイヤにタイヤインサートを装着している。Vittoria Air-Linnerが2セット、Tubolightが2セットだ。Tubolightは軽いためが決戦用で運用している(その差は10g程度だが)。

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低圧運用でおすすめのタイヤインサート

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低圧運用でおすすめのタイヤインサートTOP3は以下のとおり。使用したタイヤは32mmのIRC SERAC CXだ。

  1. Cush Core Gravel.CX
  2. Vittoria Air-Linner Gravel
  3. Tubolight EVO Road

どのタイヤインサートでも低圧運用できる。問題なのは、0barに近づくほど発生しやすいビード落ちに対して、どれほど効果があるかということだ。最も効果があるのがCush Core Gravel.CXで、これはそもそもビードブレーカーで外すにも苦労するほどの保持力がある。

Cush Core Gravel.CXは、タイヤそのものの性質を変える(転がり抵抗が下がる)ほどの効果があり、0barでもビード落ちが発生することがほとんどない。しかし、ビード落の発生がほとんど無い代わりに、レースで運用するためには重量が1本120gと重すぎる。

したがって、普段使う場合、シクロクロスのレース用途を考えるとVittoria Air-Linner GravelもしくはTubolight EVO Roadを選択するほうが合理的だ。価格、入手性、取り付け、といったバランスを総合的に勘案しても、Cush Core Gravel.CXを使用する機会はなさそうだ。

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Tubolight Road

  • 実測重量:11g
  • 対応タイヤ幅:23~28c
  • 対応リム内幅:~22.4mm
  • 専用バルブ:付属60mm
  • 転がり抵抗増:1.2W
  • 価格:5000円前後(1本)

Tubolightはオフロード機材をあつかうダートフリークが代理店だ。国内でも海外でも値段が変わらないため、所属するオフロードチームのショップで購入した。

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Tubolight CX

  • 実測重量:16g
  • 対応タイヤ幅:30~37c
  • 対応リム内幅:~24mm
  • 専用バルブ:付属60mm
  • 転がり抵抗増:1.2W
  • 価格:12,000円前後(2本)
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Tubolight EVO Road

  • 実測重量:19g
  • 実測横幅:23mm
  • 対応タイヤ幅:28~32c
  • 対応リム内幅:~21mm
  • 専用バルブ:無
  • 転がり抵抗増:1.2W
  • 価格:12,000円前後(2本)
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Tubolight EVO Gravel

  • 実測重量:33g
  • 実測横幅:34mm
  • 対応タイヤ幅:37~45c
  • 対応リム内幅:~25mm
  • 専用バルブ:無
  • 転がり抵抗増:1.2W
  • 価格:12,000円前後(2本)

Tubolight EVO Gravelはシクロクロスタイヤの33Cには使えなかった。実測横幅寸法が34mmで高さが30mmと超太い。グラベル用途には良いが、シクロクロスやロードでの仕様は不可能だった。

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Vittoria Air-Linner Gravel

  • 実測重量:51g
  • 実測横幅:21.5mm
  • 対応タイヤ幅:31~40c
  • 対応リム内幅:~25mm
  • 専用バルブ:付属60mm
  • 転がり抵抗増:0.1W
  • 価格:4,000円前後(1本)
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Vittoria Air-Linner Road L

  • 実測重量:30g
  • 対応タイヤ幅:30~32c
  • 対応リム内幅:~26mm
  • 専用バルブ:付属60mm
  • 転がり抵抗増:0.1W
  • 価格:4,000円前後(1本)
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Vittoria Air-Linner Road M

  • 実測重量:25g
  • 対応タイヤ幅:27~29c
  • 対応リム内幅:~23mm
  • 専用バルブ:付属60mm
  • 転がり抵抗増:0.1W
  • 価格:4,000円前後(1本)
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Vittoria Air-Linner Road S

  • 実測重量:21g
  • 対応タイヤ幅:23~26c
  • 対応リム内幅:~21mm
  • 専用バルブ:付属60mm
  • 転がり抵抗増:0.1W
  • 価格:4,000円前後(1本)
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Cush Core Gravel.CX

  • 実測重量:125g
  • 対応タイヤ幅:33~46c
  • 対応リム内幅:~25mm
  • 専用バルブ:付属44mm
  • 転がり抵抗増:0.1W
  • 価格:12,000円前後(1本)
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コラム:TubolightのAlessandro氏とのやりとり

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東京オリンピックMTB XCOを制したTREKチームの選手はTubolightを使用していた。シクロクロスのチューブレスタイヤをでも同様にTubolightが使えないかと思ったため、TubolightのAlessandro氏に直接話しを伺うことにした。

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TubolightはMTB、DH、ロードのプロカテゴリで使用率が最も高いタイヤインサートで、もともとDH用のチューブレスタイヤ用に開発が行われた。そして、Tubolightは、DH、MTB、ROADのすべてのカテゴリで勝利を収めた唯一のタイヤインサートだという。

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様々なサイズやコンパウンドのテストは各種目別に行われている。パンク防止、スピード、衝撃吸収、安定性、重量のベストな組み合わせを追求したタイヤインサートがTubolightだ。

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当初、ライナーを構成する素材は他社と同じく重かったがホイールの外周重量はライディングに多大な影響を与えるため、非常に軽量な素材と構造に改良された。

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Tubolightの外見はシンプルなEVAフォームだ。しかし、EVAフォームの中心には黒い蜘蛛の巣のような素材が盛り込まれている。横方向からの力に耐えるために横剛性を高める役割があるようだ。

TubolightにはノーマルとEVOがある。MTBモデルは割愛するが、Road EVOはリム内周側に隙間が開いているが、Road Gravelは内周側に隙間が空いていない。

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隙間が開いている構造の理由はいくつかある。タイヤインサートを入れた状態で空気を入れようとすると、タイヤインサートがバルブを塞いでしまい空気が入らない。そのため、タイヤインサート専用のバルブには台座のゴムに横方向に向けて空気の逃げ道の穴が開いている。

整備面でのデメリット、メリットもあるのだが性能面での違いもある。センター側に溝がないほうが、タイヤの横剛性(ヨレにくさ)が向上する実験結果が得られているという。センター溝がある場合は、横方向からの力に若干弱い。

センター溝が無く、ぎっしりとEVAフォームで埋め尽くされているとその分だけ横方向の潰れに強いという特徴がある。したがって、シクロクロス用に高TPIのタイヤであるSERACノーマルの192TPIや、Donnelly PDX WCの260TPI、ChallengeのHTLR 260TPIを使用する場合には適任だ。

入手性やコストの問題が許せば、「重量」「サイズ」「使い勝手」三拍子揃った最強のロード&シクロクロスタイヤ用インサートのベストバイは「Tubolight EVO Road」だ。

実寸がVittoria Air-Linner Gravelの21mmよりも2mm太い23mmであるため、リム内幅の選定には十分注意が必要だ。しかし、その分ビード落ちや横剛性の性能向上が約束されている。

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ビード落とし工具

チューブレスタイヤインサートを入いれたタイヤを、素手で外すのはほぼ不可能だ。そのためビードブレーカーを使用する。

チューブレスタイヤが外せない!→インサート入りでも簡単に外せる工具あるよ。
チューブレスタイヤが外せない場合にビードブレーカーを使えば簡単に外せる。
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まとめ:チューブレスタイヤがより安全に使いやすく

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ROADとCXのおすすめタイヤインサートまとめ。

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タイヤインサート重量順

今回の記事は、MTBライダーにとっては「やっと使い始めたのか」と思う人も多いかもしれない。おっしゃるとおりで、ロード乗りで使っているひとはごく少数で、シクロクロッサーで使用しているライダーは竹之内悠選手(TOYO フレーム)、腰山選手(ALL-CITY)が使用しているようだ。

これから、チューブレスタイヤが広まっていくことと比例して、タイヤインサートを使用するユーザーも増えていくだろう。これから主流になっていくであろうチューブレスタイヤにとって、安全面、性能面が向上するタイヤインサートは無くてはならない存在になるはずだ。

タイヤインサートのメリットを最大限引き出すためには、様々な条件をテストしながらチューニングを施していく必要がある。現在でもテストを重ねているのは、シーラントの量の調整だ。

タイヤインサートを入れることによって、タイヤ内の空間は大幅に減少する。タイヤとリムの内部面積は変わらないものの、シーラントが行き渡るスペースが狭くなるため、より少量の運用ができるようになる。

現在愛用している「Muc-Off チューブレスシーラント No Puncture Hassle Tubeless Sealant]」はそもそも少量で使えるのでおすすめだ。

現在私が運用している量は33cタイヤで40mlだ。しかし、2レース走ってタイヤを外したところ実際にはその半分の20mlで足りそうだった。しかし、ロードやシクロクロスにおいてレースと練習とでは、シーラントの役目が変わる。

レース中のパンクでタイヤの空気漏れが塞がることは期待しておらず、急激にタイヤ空気圧が下がないようにし、走ってピットに戻れさえすればいい。その際、シーラントが入っていなくてもタイヤインサートが機能しさえすればいい。

また、シーラントには取り付けた際の空気漏れを防ぐ狙いもある。その最低限の条件を満たすために「何ml入っていればよいのか」をタイヤ幅やリム、タイヤインサートのモデルによって最適解を導き出していくチューニングを行う必要がある。

タイヤインサートはまだ過渡期だ。しかし、近い将来ロードやシクロクロス界でチューブドクリンチャータイヤから、チューブレス&タイヤインサートの組み合わせが標準になっていく可能性は十分に考えられる。

引き続きタイヤインサートを練習からレースで運用しながら、それぞれのモデルの耐久性、経年変化、使い勝手、レースでの使用結果を掲載していく予定だ。

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