タイヤを差し込むだけ、かんたん室内用自転車スタンドKW-30インプレッション。

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二台購入して、手前側バイクは前輪を、奥側は後輪で互い違いにしている。

室内でバイクを保管する際に2通りの方法を用いている。ひとつは壁掛け用タワー型のバイクストレージと、もうひとつは床置き用のバイクスタンドだ。

壁掛け用の使い方としては、出番が少ないあまり乗らないTTバイクやCXバイク、スペアバイクを保管するために使用している。対して、床置き用のバイクスタンドは出し入れが多いメインバイク用に使用している。

このように、バイクの使用頻度に応じて使用するスタンドを使い分けている。

imege: GORIX

床置きのバイクスタンドは様々なタイプがあるが、GORIXの自転車スタンドKW-30が安かったので試してみた。実際使ってみたところ、良い点もあれば、悪い点もあったためレビューとしてまとめた。

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タイヤを差し込むだけ

imege: GORIX

GORIX KW-30のメリットはいくつかある。

  • タイヤを差し込むだけ
  • 前輪、後輪どちらにも対応
  • 2kgと軽く持ち運び安い
  • 車載でも使える。
  • コンパクトにたためる
  • 安い

これまでシートステーとチェーンステーに引っ掛けるタイプのミノウラのスタンドを使ってきたが、昨今のバイクはドロップシートステーの形状が様々で、バイクを変更してしまうと調整幅が合わないことが多々あった。

そのため、タイヤを差し込んで固定するだけのタイプを探していた。この手のバイクスタンドは、風などで倒れないように重量が重く作られている場合が多い。しかし、GORIX KW-30は2kgと比較的軽量で動かしやすい。

タイヤを差し込むだけのスタンドのメリットとしては、前輪と後輪どちら側からでもバイクを固定できることだ。2セット購入し、1台目は前輪、2台目は後輪を差し込んでハンドルが接触しないように交互に並べて保管している。

このように互い違いにしておくと、ハンドルの幅が邪魔して余分なスペースを消費してしまう必要がない。後輪側、前輪側どちらの固定方法であっても、いつでも出動できる状態だ。

imege: GORIX

本製品は、室内だけではなく車の中にバイクを積む際にも使用することができる。前輪か後輪をバイクに取り付けておく必要があるが、バイクが動かないように簡易固定する際に使用することもできる。しかし、簡易的でありミノウラのVERGOほど完全には固定されない。

収納も脚を折りたたむだけだ。非常にコンパクトに収納することができる。

価格は3600円前後でバイクストレージにしては安いほうだ。その分、作りは安っぽいが、必要最低限の機能は備えている。

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軽さとのトレードオフ

imege: GORIX

  • 脚を抑えながらタイヤを差し込む必要がある
  • 野外は風で倒れる可能性がある
  • 脚にロック機能がない

軽さのメリットは持ち運びや、移動やちょっとした位置変更の際には便利だ。いっぽうで、軽さはデメリットにもなりうる。たとえば、外で使用する場合、風が強いと倒れてしまう可能性がある。

GORIX KW-30は2kg弱という軽量性のため、室内で使用することを想定しているようだ。室外で長期間様々な条件下で保管することは想定されていないと感じた。ストレージの固定力もほどほどで、バイクを手で押すとグラグラと揺れる。

imege: GORIX

室内で簡易的に保管するだけならばよいが、室外は心もとないと感じた。したがって、バイクを使わないときに室内に簡単にしまいたい、という用途に限定して使用するほうが良いだろう。

また、スタンドの脚を足で踏んで動かないようにしてから、タイヤを差し込む必要がある。スタンド自体が軽いためバイクをそのまま突っ込んでしまうと、ストレージ自体が逃げてしまってタイヤを差し込めなかった。

これらは全て、軽さとのトレードオフだ。スタンドの脚を踏んで抑えてやればズレたりしないのだが、使い方になれるまでは不便だと感じるかもしれない。

また、素早くコンパクトに脚をたためるというメリットがあるものの、脚自体にロック機能が無いため、少し移動すると脚の開き具合が変わってしまう。脚自体にロック機能があればなお良かったので、次回の製品で改良されることを期待したい。

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まとめ:室内用として使い勝手を理解できれば

imege: GORIX

GORIX KW-30は室内用の簡易保管として使用することに限定し、差し込む際に脚を押さえながら使用するという一手間を理解できれば、価格も安く使い勝手が良いスタンドだ。

普段使用する頻度が高いバイクを、タワー型のバイクストレージに持ち上げて毎回収納することを手間だと思っている方は、床置きのバイクストレージも一度試してみると楽になるかもしれない。

わたし自身の使いかたとしては、スタンドを畳んで玄関に常備しておき、ライドから帰宅したら差し込んで保管しておく。グラグラと揺れはするが、子供が押してもすぐに倒れたりはしない。また、乗車状態からそのままフロントタイヤを差し込むだけで固定できる手軽さもある。

今回、2台買ったのだが1台のバイクに対して前輪と後輪に取り付けると、きれいに直立する。そのため、地面に対して正確にバイクのポジションを出すことができるというメリットがある。

これは嬉しい誤算だった。水平器を使って正確にサドル角度を調整でき、これまで調整中にハンドルが動くなど、不便だった細かな調整が楽になった。予想外の使い勝手を発見できた。

価格も3600円前後と安い。バイクストレージは1~2万円ほどするものも多いため、すでにバイクストレージを所有している方も導入しやすい室内スタンドだ。

 

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