CXプロライダーのアントン・フェルディナンド(Deschacht-Hens-Maes)が自身のInstagramで新型SuperSixEvo CX(以下SSE CX)と思われる(というよりもほぼ製品版)フル内装式バイクに乗っていることが確認された。
現行モデルのSSE CXはケーブルが外装式になっている。新型と思われるSSE CXはハンドルから全てのケーブルがヘッドチューブとダウンチューブを通り内装化している。
使用されているステムは、同社のC1 Conceal Stem Alloyだ。ケーブルフル内装を実現するために同社の純正品として用意されたステムで、ブレーキとシフターケーブルをステム内へ内装することができる。
クランプ径は31.8mmの円型ハンドルバー用だが、デルタステアに対応しており、デルタステア用スペーサー (5、10、15mm)が標準付属している。
新型 SSE CXにも本ステムが搭載されていることから、新型SSE CXもデルタステアが搭載される可能性が濃厚になった。
確認できる範囲では、スピードリリーススルーアクスルが廃止されているように見える。ディレイラーハンガーはEVO4と同様のタイプを採用しているようだ。
SSE CXといえば、ヘッドアングルを70°まで寝かせ、かつトレイル量を55mmに調整することでハイスピードでの安定性と、低速域での俊敏性を両立したプログレッシブジオメトリーだった。今回のCXバイクのジオメトリも気になるところだ。
気がかりなのは、CANNONDALEの悪しき規格だ。BBはPF30だが、EVO4を見る限りスレッド式に原点回帰するだろう。もう一つハブがAiオフセットになるのは避けてほしい。独自規格で普通に売られているリアホイールが使えない。Aiオフセットを考慮した組み方を擦る必要がある。
この点だけが新型EVOで気がかりだ。いずれにせよ、プロがレースに投入していることを考えると発売は今年中だろう。見る限りほぼ製品版、来シーズンのシクロクロスに間に合うようにCANNONDALEから新型SSE CX登場することは間違いなさそうだ。
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