なぜトレーニングをするのか。

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ボントレガーのバリスタヘルメットは買えるヘルメットの中で一番優れた空力性能を持っている。あと軽い。

今年新たに立ち上げられたチームで、心機一転走る。初戦は井上が二位、監督が三位。関東はエースマツケンとUCIレースを走ってたこともあるミッチーがメインになる。ただ、チーム総合を狙おうとすると、人数だけいても無理。頭一つ二つ抜けた選手が居ないと。

レースで最終集団に残る脚がそもそも無いといけない。実業団E1といってもホビーの延長なのだから「アシストしました」なんて言っても最終局面に残ってなければなんも意味ない。その先のゴールスプリントは職人たちと戦わなくてはならない。とすると、やはり総合力が物を言う。

しかし、なぜトレーニングをするのだろうか。

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「何のため」のトレーニング

昔よく集団からちぎれていた。自分の出るレースカテゴリが上がると誰しもが直面する事だ。この「ちぎれる」というきっかけが、序盤アタックがかかった高強度なのか、それとも時間が経ってからの高強度なのか。どの条件でちぎれたのか冷静に分析をする事でまたトレーニングが変わる。

トレーニングは闇雲にやっても目的とする成果は出ない。重要なのは時間と強度。昔はがむしゃらに距離走ってたけど、狙うレースに特化して走る。やはりなんと言ってもエンデュランス、持久力は必要。土台がしっかりしてない土地に城が建たないように、持久力がなければ、後半ちぎれてしまう。

基本的なフィジカル面は誰しもが身につけられるが、レース運びや戦略的な部分は経験していくしかない。引き出しを多く持っている人が有利で、流れに乗れる人が勝てる可能性がある。勝負どころは、わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない。

ロードレースは戦略のゲームだ。強い人が必ずしも勝つわけではない。だから、頭に酸素が行かない中でも思考せねばならないから、とてもつらいスポーツだ。ただ、やったらやっただけ帰ってくるから、やめられない。トレーニングは辛いが、目的を明確に、辛抱して続ければ、ある程度のところへは行ける。

ただ、そこから先はそうやって努力してる人たちの中に埋もれていく。努力しても結果が出ないなかで、いかにあがけるか。競技とは、理不尽な現実とどのように向き合うことができるのかを試されている側面がある。

理不尽に勝つ
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