カナダ自転車旅行 ウィスラーマウンテンバイクパーク MTBの天国へ。

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Redbull曰く、ウィスラーマウンテンバイクパークとは、世界で最も有名なMTBスポットとして知られ、Team InFocusが第2の故郷と呼ぶのが、Whistler Bike Parkらしい。

聖地に足を踏み入れてその意味がよくわかった。ウィスラーヴィレッジに並ぶバイクの95%はMTB。さらに細かく言えばほとんどがDH(ダウンヒル)かAM(オールマウンテン)バイクだ。

街全体がバイシクルプロショップで構成されている。そして、バイクパークに近いお店は全てアルコールが飲める。もちろんアルコールを飲んで走るのは危ないが、多くのライダーがモンスターエナジードリンクを飲んでいたことは興味深い。

コカ・コーラよりもモンスターエナジーが現地のライダー達の栄養源のようだ。

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ウィスラーマウンテンバイクパーク

コースは1日では回れない。2日でも無理だと思う。

上級者なら2〜3日あれば回れるんだろうか。私レベルのライダーが1日で全てのコースを回ることは絶対不可能で、滞在した3日間で走ったコースはというと全体の20%ほどだったからだ。

上級者ばかりが楽しめるかと思いきや、コースの幅は広くよく管理され整備され最高に走りやすい路面コンディションだ。めちゃくちゃ綺麗なバームがライダーを迎えてくれる。常に整備が行き届いておりとても安心して走れるのには安心した。

その分、リフト券は一日$69(2017年当時、2023年は$93)と日本のスキー場から想像すると少し高いが、実際にコースを走ると納得の価格だ。走れば安く感じるので安心してほしい。とは言ってもいたるところがリゾート価格だ。

肝心のコースについての紹介は後ほどしたいとおもう。その前にこちらのRedbullの動画を見てほしい。私がカナダに行く前に見ていた動画だ。

「こんなんムービーだけやろ」

なんてタカをくくっていたから、現地について驚いた。現地ではわりとこのレベルの方がいたるところに居て、ピョンピョン飛んでいる。バームもガンガン走るし、めちゃくちゃバイクが傾いている・・・。

妻が「Youtube見てるみたい!」と喜んでいた。

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コース

まず、どんなライダーもウォーミングアップがてら「EZ DOES IT」コースを走ろう。芸術的に整備されたコースがライダーを迎えてくれる。美しいバーム、美しきラダー、美しき土・・・。全てがパーフェクトで、走っていて一切不安な感じはない。

また、コースの入り口には上図にも有るような緑色のBEGINNER(初心者)、INTERMEDIATE(中級者)、ADVANCED(上級者)、EXPERT ONLY(超上級者)、PROLINE(WC選手向け、自称上級者お断りだそう笑)に分かれている。

なお、この緑色でも十分に楽しめる内容で、斜度もソコまで急じゃない。箕面のトレイルは感覚的には明らかに緑色じゃないな、というのが私の率直な感想。

はじめからあそこはきつい。ウィスラーマウンテンバイクパークはお爺ちゃんと孫でもDH楽しめるコースが作られているのでとても走りやすい。昔、祖父や父達と家族でスキーに行ったが、あの感覚であちらの方たちはDHを楽しんでいる。

先程のEZ DOES ITのコースをクリアしたらB-LINEを走ろう。このコースは永遠とバームが続く。ダブトラというよりもトリプルトラック的な・・・。広大な土地をふんだんに使った雄大なコースレイアウトがいつまで経っても飽きない。

そして、次に行ったのは「NINJA COUGAR」ある程度MTBに乗り慣れていたら、このNINJA COUGARは相当楽しい。

乗車率はもちろん100%だ。私の妻も何を勘違いしたか、日本に帰ってからDHやるわ。と、勘違いするほど走りやすいコース(といっても20%以下しか走っていないでこれ)がふんだんに散りばめられている。まさに天国である。

しかし十分に楽しんだと思っても、上図を見てほしい。私が走った「緑色」は全体の・・・・、これくらいだ(笑 悲しいかな、さらにEXTREMEなコースが多く設定されている。ただ、下りを楽しむなら緑色と、青色で十分・・・なはずだ。

コースマップのPDFはこちらからダウンロードできる。

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バイクレンタル

えーと、よほどこだわりが無い限り、バイクを日本から持っていかないほうが良いと思います!なんったって最新のバイクがお金を出せば借り放題・・・。さらに、テストセンターには2018モデルの最新バイクが並んでいたり、、、目の保養にもなるほど。

ホテルや、ショップの前には「レンタルバイク」や「USEDバイク売ります」のバイクが所狭しと並んでいる。「日本にも送るよ!」というUSEDバイクはホント安い。2017のテストモデルがゴニョゴニョな値段(半値以下)で売られていたり・・・、場合によっては掘り出しものも有る。

サイズも安心して乗れるレディースサイズも有るから安心です。基本的にプロテクター、フルフェイスは貸してくれる。基本的に現地のライダーはフラペが多い。合わせているシューズはFIVE TENが6割くらいで驚いた(てか影響されてサイズ合わせてCRCでポチったww)

レンタル用品が枯渇することはまず無い。毎年新しく入れ替えているそうで、ブランドも年によって違うそう。

フルフェイスヘルメットも潤沢にある。

プロテクターもiXS Protectionの借りれる・・・・。あ、グローブはDAKINE貸してくれます。さすがにウェアは貸してくれないけど、「服の上からプロテクターつけりゃいいぜ」的なノリなので、もはや手ぶらでOKなレベルです。ご安心を。服装なんて気にしません。

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レッスン

レッスンはブレーキのかけ方から教えてくれる101から、級別のレッスンが常設されている。おそらく、中級といっても相当なレベルをお持ちの方が多いらしく、日本の自称中級者(自分の脳内では中級者だった!)はビギナーで十分だと思う。

井の中の蛙大海を知らず状態にならないように、ワンレベル落としたレッスン申請をしよう!

ただ、このビギナーレベルではリーン・イン、リーンアウトの正しい説明を本当に1から行ってくれる。日本語レッスンは無いのだが、本当にわかりやすい。たまたま担当してくれた方がゆっくりといろいろな角度から英語を使ってくれたから、話したことを妻に伝わるように通訳しながらレッスンを進められた。

というのも、一日目にレッスンを受けた際のチケットは回数券だった。そこで妻が間違えて2回通してしまってリフト件を消費し尽くしてしまったのだが、そのときリフト乗り場のおっちゃんに、おいおいネーチャンチケットおかしくね?

みたいな早口の英語でまくし立てられ、ションボリ(もう明日は走んねーよ)してたが、二日目はよく理解できたらしく楽しげだった。

英語が少しでもできれば本当に楽しいレッスンが受けられると思う。結構為になって、「なぜその動きをするのか、その理由は・・・」という理屈を教えてくれるとても良いバイクスクールだった。なお予約は日本から1週間前までに申し込んでおくのが良い。

旅行会社を通すと手数料ボラれるから注意。普通に楽天でホテル予約するかのごとく、こちらにアクセスしてレッスンを予約(Book)してみよう。どんなレベルのライダーでも確実に楽しめるはずだ。私が受けたライダーはオッチャンだったのだが、元DHの選手らしくインストラクターの層も流石に濃い・・・。

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食事とライド後の楽しみ

みよ、高級バイクがまるでゴミのようだ!

という勢いでレストランの外にバイクを止めて(道挟んで向こう側はパーク)ビールを飲む。もちろんワインも有るし、ステーキも有るし、ハンバーガーも有る。とにかく今日一日のライドを酒のツマミに飲んでいる様子。

そして、知らないライダーとライダーもフレンドリーに話し合いバイクという共通の趣味でつながっている。

すてきやん。

置く場所ないとヒックリ返したらすごい。ホントにライダーは何百じゃきかなくておそらく休日ともなれば、ウィスラービレッジには何千人ってレベルの人がくるんだろう。

とにかく、ビール、ビール、ビール・・・。バイクスクールのインストラクターもゆいつ話せた日本語が、「いち、にい、さぁん、ビアープリーズ!」だった。多分日本に行った時にビールを3杯頼む時に使っていたんだろう。

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(・(ェ)・)クマ

(・(ェ)・)クマちけぇえええええ!ってなるのもウィスラーマウンテンバイクの良いところ。今日は1本のリフトで3回目撃する。B-LINEを下った開けた草むらにブラック・ベアの親子。めちゃかわいい。なお、人とのトラブルは殆ど無いので遠くからそっと見守ってくれとのこと。

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現地のライダー達の機材

多分カナダだから、クロマグとかkonaとかダビンチなんやろなと、関西人ならたこ焼き器あるやろ的な考えがそもそも間違えていた。

今回現地のライダー達の機材がとても気になっていたが、もっとも重要なのは機材ではなくて、自然を楽しんで走ること。それが一番重要であって機材や服装なんて気にしていない。

私がレッスン中に「どうやったら一番良いのか?」みたいな答えを求める質問に対しては、「人それぞれだから、色々試してみて自分で見つけた答えがベストだ」と言われた。

デスヨネー

バイクは8割が27.5だった。というか私が見かけたバイクの殆どが27.5だった。みんな何世代も前のバイクを使っているし、本当にバイクは関係なく上手い。弘法筆を選ばずなのだなと思うのであった。

あ、でもシューズはFive Tenのシェアが圧倒的に多い。フルサスが95%で、ウェアは適当。結構ジーパン多い。あとはDAKINEとかFOXのパンツが多い。

あと、女性ライダーが半分を占めている。ほんと50:50で男女が楽しんでいる。あとカーチャンと息子とかも結構いる。おじーちゃん達は麓で子供が走っているのを見ていた。とても良い風景。

レーパンは0人でしたwww

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ウィスラーマウンテンバイクパークはもう一度訪れたいレベル。

走れない割にも中級者コースですら乗車率100%というめちゃくちゃ楽しいコース。しかもリフト乗っている時間はあっという間で、下る時間のほうが長い!本当に長い!うちの妻が、またきたいね〜というレベルでした。それくらい走り尽くせないし、コースも美しい。

こんなきれいなのが何キロもずーっと、ずーっと続く。

ホテルも充実しているし、ごはんも美味しい。着替えだけトランクに詰め込んで、現地でバイクを借りて4〜5日滞在するだけでも良いかもしれない。場所も人もパークも全てが揃ったウィスラーマウンテンバイクパークは、だから多くのライダーを魅了してやまないのだろう。

私がやったのは純粋なDHな種目というより「楽しく山を下る」ってだけの走りなんだろう。でも、競技種目じゃなくて「自然の中を走る」という楽しみは、昔やっていたスキーに似ているのかもしれない。で、日本でMTBがまた流行るか?という問にはちょっと答えを見いだせない。

いろいろ話を聞いたら、日本と違ってこちらでは極端な一過性の流行はそれほど起こらないらしい。流行っているからやるのではなくて、山を下る事が楽しいからマウンテンバイクに乗るだけだと。この楽しさは、楽しいと思えるようなコースを体験することで生まれる。

日本でもこんなに素晴らしいコースが有ったら、ほんとに楽しいだろうなとも思いつつ、実際の運営は大変だろうなと思うのもまた1つ。

明日は一日フリーでDHして楽しんでコースの写真とか載せられたら。あと、誰得な私の走ってる姿とか・・・いらんよな・・・。そろそろ帰国します。あと↓の本は結構参考になります。

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