私はこんなエッジが効いたテールライトを待ち望んでいた。夜間訓練(夜練習)する時にどうしても車道を走るのが怖かった。今回紹介するテールライトは、後続から近づく車に対して、注意を促す強力な「テールライト」と、車幅の注意を促す2本の「レーザーライト」が備わっている。私が、このテールライトに「究極」というかんむりを付けたのには理由がある。
なんと「ウィンカー」が備わっているのだ!しかも「ワイヤレス操作できる」という飛び道具を備えて……。私が何を言っているのか、わけわかんねーと思われたかもしれないので、冒頭の動画をご覧いただければ一目瞭然だろう!
この発想は無かった!「ロードバイク+ウィンカー」だけでも魅力的なのに、操作は手元のスイッチで簡単に操作できるのだ。ワイヤレスでテールライトを操作できるだなんて……ロードバイクに取り付けて走ることを想像しただけでもワクワクしてしまう……。
ようするにオートバイや車のように左に曲がる時には左ウインカー、右に行くときは右ウインカーというように方向指示を出すことができる。ロードバイクにウィンカーなんて……、と思われるかもしれないが夜に手信号(なんて暗くて見えない)をするよりもばつぐんに安全性が高い。
機能も「テールライト」「レーザーライト」「ウィンカー」「ワイヤレス操作」3拍子+αそろっており、「究極のテールライト」と呼ぶにふさわしいのだ。今回は「この発想はあったけど製品にしなかった」的な、究極のテールライト「Meilan X5」を動画を交えてご紹介する。
MEILAN X5
製品の正式名称は、「Meilan X5 80LM 2000mAh Bicycle Laser Tail Light」だ。日本語で呼ぶ時は、「メイラン究極のテールライト」と呼ぶことに(私は)した。日本語は表記上はメイラン X5だろう。記載の通り明るさを示すルーメンは80LM、バッテリーは2000mAとスマホ並みの大容量だ。
さて、冒頭でご紹介した動画をもう一度再生して欲しい。ながら見をしつつ、記事を読み進めていきたい。本テールライトは以下の機能を備えている。
- 右ウィンカー
- 左ウィンカー
- 両ウィンカ(停止を促すなど)
- 点滅(通常走行中など)
- 車幅レーザー点灯
- 車幅レーザー点滅
- 点灯(集団走行時等)
ウィンカーは「この発想はなかった!」と正直思った。うしろから近づく車に対し、「自分の挙動をしらせる」という意思表示はとても重要である。2点目の両ウィンカー表示は、中央から左右に向かって点滅が美しく移動していく。
両ウィンカー機能は、停車時に使えそうだ。通常走行時はフラッシュのように光る「点滅」を使用することが多い。さて……、これだけでも十分なのだが自身の車幅を知らせる「車幅レーザー」機能がなんともカコイイ。ロードバイクは車に幅寄せされたりすることも多々あるが、少しでも存在感を出すにレーザビームはもってこいだろう。レーザーは点滅、点灯と二種類選べる。おすすめは意外と「点滅」だ。
上記の機能を1つのテールライトで実現できるだなんて、時代は進んだものだと感嘆する。さらに驚くべき機能を紹介したい。テールライトの全ての操作はなんと「ワイヤレス」で行えるのだ。しかし、私は1つ懸念していることがあった。
テールライトのモードがたくさんあるということは、メリットでもあり、デメリットでもある。どういうことだろうか?例えば「今押したボタンで、テールライトがどのように変化したのか?」を、走りながら確認する為には後方を振り向きながら目視する必要がある。
しかし究極のテールライトメイラン X5はその点もこだわっている。先程の動画中で、ワイヤレススイッチに注目して欲しい。テールライトのモードと連動して、スイッチのボタンが赤く点滅しているではないか!
そう、ワイヤレススイッチのボタンさえ確認すれば、テールライトのモードが手に取るように(実際に手元で)わかる。これは、走りながら後ろを振り向いてライトの状態を確認したり、シートポスト裏まで手を伸ばしてテールライトを操作する必要が無くなる。地味だがまさに「手放せない」メリットだ。
このテールライトを取り付けると安全性が向上するばかりか、さらに乗車時の安全性を改善してくれる。では、さらに細かな要点に追ってみよう。
- テールライトの状態を手元で把握できる。
- テールライトに手を伸ばさずにライトのパターンを変更できる。
- テールライトのすべての操作は手元のスイッチで完結する!
メイラン X5……なんておそろしい子!
さて、あまりにも面白いガジェットで興奮してしまったが、すこし気持ちを落ちつけて、細かな機能についてみていく。
本体の防水性は非常に高くIPX4相当なので通常の雨を気にする必要はない。実際にIPX4と表記されている機材でも、「ほんとうに大丈夫か?」と思う製品がまれにある。しかし、究極のテールライト メイラン X5は目を皿のようにして見ても頑丈なたたずまいである。
テールライトの光は強力だ。どれくらい強力かというと200m手前から認識できるとメーカーは謳っている。確かに直視することはできないほど明るい。メーカー公称はあながちウソではなさそうだ。
バッテリーは2000mAhと大容量である。内蔵式のリチウムイオンバッテリーで、取り外しが可能だ。明るさは80ルーメン。重量は130gほどと軽量。大きさはヨコ10cm x タテ3cm x 奥行き5cmでテールライトとしてはかなりの存在感だ。
ワイヤレススイッチ側の電池は通常のCR2032なので普通に交換できる。
付属品は以下が同梱されている。
- 本体:Meilan X5レーザーテールライト
- リモートコントロール
- ユーザーマニュアル英語
- 固定バンド
- ゴムバンド
私は、テールライトをワイヤレス操作できる点が最も気に入っている。設置方法は、ハンドルバーにワイヤレススイッチを取り付けるだけで良い。無駄な配線も皆無だ。何度も言うが……、テールライトをワイヤレス操作できるだなんて想像しただけでもワクワクしてこないだろうか?
まとめ:究極のテールライト
本製品は、たまたま海外のデジタルデバイスをあつかうサイト「Gearbest」で見つけたものだ。自転車とは全く関係のないサイトである。気になるお値段についてだが……もしも、日本のショップで売られていたら6,980円(税抜き)程が適正価格だろうか(たいてい小さくて安価なモデルでも数千円はするし…..)。
しかし、実際に私が購入した金額は3,118円(日本までの送料は無料)であるwww。まじかよ、と疑うほどやすかったため届くことすら期待していなかったのである。だから今回は驚きと熱狂とともに、この「ガジェット」を読者の方々にお伝えしたかった。
※この機材を見つけた経緯や、購入方法はこちらを参照してください。
これだけの機能が付属して、非常にお求めやすい価格、送料無料(本当に届いた)で購入できることはとても魅力的である(一方で脅威だ)。気になるのは、日本のどこかの代理店が代理店契約を結び価格上乗せして売ったり、ヤフオクに色つけて転売ヤーが売ったりと……少しヤキモキしてしまうが普通にGEARBESTから購入できるからAmazonと同じくポチるだけでよい。
Meilan X5レーザーテールライトは、ロードバイクのちょっとしたドレスアップや人と違ったガジェットを取り付けたい人にはもってこいだ。今までこのライトを見かけたことはないので、いち早く導入すれば周りの注目度も高いだろう。
メイラン X5は「発想はあったけど製品にしなかった」という形を具現化してくれた好例だ。日本も中国の発案から開発までのスピード感を見習う必要がある。メイラン X5はいままでで存在していたどんなテールライトよりも、先駆的で、面白く、そしてライダーをわくわくさせてくれる究極のテールライトである。
なお購入先はGearbestのMEILAN X5から購入することが可能だ。追記:12月31日まで使える割引クーポン「MeilanX5」を適応すると2,274円(送料無料)で買えるそうですwww アマゾンのサイバーマンデーセールのように50台に達し次第月末を待たずにクーポン終了とのこと。
Meilan X5 80LM 2000mAh Bicycle Laser Tail Light
追加情報。
いまFlashセールでGARMIN Edge 200が6300円で売ってた(Σ(´∀`;) Wiggleで12000円ほどでしたから半値ですね。一緒に買っても良いかもしれません。
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なお、人柱的に試した購入の方法と手順については「GEARBESTでデジタルガジェットを購入する方法」の記事を参考にして欲しい。ちなみに自転車部品のサイトではないので、タブレットやスマホやPC、ドローン、セグウェイっぽいものまで、見ていて飽きないサイトである。