2016年リオ五輪で金メダルを獲得すべく開発されたFELT TA FRDが£26000(日本円で約400万円)で海外で販売されている。
このFELT TA FRDは特殊な構造を備えている。ドライブトレインが通常のバイクとは反対側に取り付けられている。ベロドロームは左回りが基本だ。その場合ドライブトレイン側から風が当たったほうが、ハイスピードで走れることを発見した。
また、左側にドライブトレインを移動することにより、自転車の重心がコーナーの内側に移動することで安定性も高まる。ただし、既成品では「左側ドライブトレイン仕様」には対応していない。そのためFELTは、左側のドライブシステムをHED、FSA、Stages Cycling、Phil Wood、Vittoriaとのパートナーシップで実現した。
そのため、すべてがコンプリートセットで販売される。
- フレーム:Felt Track Aero, UHC Ultimate + TeXtreme carbon fiber
- フォーク:Felt TA FRD, UHC Ultimate + TeXtreme carbon fiber
- クランク:Lefthand FSA Vision Metro Cranks,
- BB:Ceramic Speed BB
- Cogs:Phil wood cogs
- Bars:Felt TA FRD custom aero bars
- ホイール:HED Volo Track Discs with CeramicSpeed.
- Stages power meter
- Bike Box
フレーム以外にトレーニング用のホイール前後、レース用のディスクが前後、クランクが2つ、ギア板が12枚、コグは5つ、チェーン、バイク用の専用BOXだ。
なおハンドメイドのフルオーダーだ。サイズも自由に変更できる。納期は90日。これだけのパーツと自由度の高いジオメトリ設計、ハンドメイドだが価格は日本円でおよそ400万円と非常に安い(錯乱)
国内での販売は無いが、海外ですでに購入可能だ。トヨタの新型アルファードのXグレードが335万円、Gグレードが418万円なので比較対象として非常に悩ましいところだ(錯乱)。両方共にホイールは4つ付属している。人力か、エンジン付きかの些細な違いは確かにある。
最速を目指す選手たちは一度FELT TA FRDを検討してみてはいかがだろうか。400万円でタイム短縮ができると見れば安いかもしれない・・・(錯乱)。
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