INEOS Grenadierがついにディスクブレーキに完全移行する。イネオスはディスクブレーキの採用を見送ってきた最後のワールドチームだった。しかし、公式チームパートナーであるPinarelloは最新のディスクブレーキモデルDogmaFを提供しておりその動向が注目されていた。
今回のディスクブレーキ採用に伴い、イネオスはライダー、ピナレロだけでなくシマノとも話し合ったという。協議の結果、次のレースでディスクブレーキ付きのピナレロドグマFを使用することが決定した。
理由の一つに、最新のShimano Dura-Ace R9200 12スピードグループセットのブレーキシステムが改善され、ディスクとパッドの間のスペースが10%増加した事も一つの要因だという。また、ピナレロとシマノと緊密に協力して、ディスクブレーキの開発を続け、重量の最適化、Dura-Ace全体の統合、クイックリリースシステムの改善を行うという。
イネオスはこれまでバイク交換の手間や、Dogmaディスクブレーキの重量面から採用を見送っていた。しかし、フレームセットの軽量化や新型Dura-Aceの改善など好条件がそろい今回の採用に至った。次のGPドゥナンのレースからディスクブレーキが投入されるが、マージナルゲインを求めるイネオスのバイク交換の方法やディスクブレーキならではの改善に注目だ。
イネオスがリムブレーキを使う理由
ロードバイクシーンにおいて、ディスクブレーキが主流になりつつある。ディスクブレーキフレームの優れたエアロダイナミクスや、ホイールの設計自由度の高さからディスクブレーキシステムがリムブレーキシステムよりも優れていることは明らかだ。 しかし、現代のサイクリストたちは一つの疑問を投げかけている。「なぜ、イネオスはリムブレーキを使い続けているのか」と。 世界最高峰の英国チームはマージナルゲインを追い求めて...
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