第28回全日本自転車競技選手権大会シクロクロスに参加する沢田時選手(宇都宮ブリッツェン)が「BLITZEN」のロゴがあしらわれた謎のシクロクロスバイクに乗って試走を行っていることが目撃された。
この謎のバイクの詳細やモデル名は一切公開されていない。沢田時選手からも一切の情報がなく、謎のベールに包まれている。しかし、写真から判断できる限りのバイクの詳細を”予想”してみたい。
使用されているカーボンはアドバンスド・グレードで、フレームは850gと軽量、フロントフォーク400gとシクロクロスバイクとしては非常に軽量だと”推測される”。設計思想としては、フレームとフォークのねじれ剛性とペダリング剛性を落とすことなく軽量化することを目的と”推測される”。
重量剛性比はCANYON INFLITEをしのぎ、市場に出回っているシクロクロスバイクの中で最高峰の剛性を備えていることがドイツのTOURマガジンで判明している”らしい”。また、TOUR誌によればこれまでテストしてきたCXバイクにおいてCANYON INFLITEやTREK BOONEをしのぎ最高ランクの数値性能を獲得している。現段階で同誌の最高ランクだ。(と推測されている)
非対称チェーンステイは動力伝達と泥はけ性能を最大化しているようだ。
新しいフルカーボンD-Fuse SLRシートポストは、既存のD-Fuse SLと比較してしなりが20%向上して”いそうだ”。また、独自の内蔵シートクランプによって、30.9mmのラウンドシートポストの装着が可能とも”推測”できる。
ドロッパーシートポストの装着も可能”だろう”。
最大タイヤ幅は45mmと”推測”される。フラットマウントディスクブレーキと前後12mmスルーアクスル仕様であり、沢田時選手はクランク以外をアルテグラグレードで統一している。
ステムまわりは、ステアリングチューブを大径化したOVERDRIVE 2かもしれない。某社の独自の新規格だ。写真ではわかりにくいが、上側に1-1/4インチ径、下側に1-1/2インチ径のヘッドセットベアリングを採用している(写真から気合でフレーム内部を透視)。
上下異径のテーパー形状となるステアリングチューブ(コラム)を組み合わせることで、重量を増やさずステアリング性能を大幅に向上することが可能になっている。また、1-1/4インチ径コラム対応の専用ステムも、ステアリング剛性アップに寄与する。
写真では、まったくもってどこのメーカーのバイクなのか一切わからない。ほんとうに、ここまで正体がわからないフレームも非常に珍しい。写真からみる沢田時選手のバイク予想は以下の通り。
もちろん、スポンサーがメ◯ダなのでそれ以上は大人の事情で触れない。(おや、こんな時間に誰だろう・・・。)
- フレーム: Advanced-Grade Composite OLD142mm
- フォーク:Advanced-Grade Composite、Full Composite OverDrive 2 コラム 12mm Axle
- シートポスト:CONTACT SLR D-FUSE Composite 395mm
- BB:SHIMANO BB72-41B Press Fit (BB86)
- 重量: フレーム850g ,フォーク400g
- シフター: Shimano ULTEGRA Di2 12 speed
- FD:Shimano ULTEGRA Di2 12 speed
- RD:Shimano ULTEGRA Di2 12 speed
- クランク: Shimano Dura Ace 9200 , 46-39 T
- ブレーキ: Shimano ULTEGRA , 140mm rotors
- Wheels: Shimano Wh-R9270 C36-TU
- Tires: Challenge シケイン レッドチームエディション 33c TU
沢田時選手はBRIDGESTONE時代にMTBのクロスカントリーにおいても、某北米の◯CLVと記された黒塗りのマウンテンバイクに乗って居たことがある。それを考えるとTREKのB◯◯NEに乗っていてもおかしくないが、この謎のブリッツェンバイクを選んだことは「友の会」の方々は歓喜しているに違いない。
この謎のバイクはいったい、どこのバイクなのか―――。