左：ピュアパラ、右：グライコSR 両方パラチノースだ。
これまでスプーン印のピュアパラパラチノース1kgを愛用してきた。効果も十分だったが価格だけがネックだった。他の糖質と比べるとピュアパラパラチノースは高価なのだ。他の糖質はというと、果糖は1kgで640円、マルトデキストリンは1kgで1000円前後だ。
対してピュアパラパラチノースは1kgあたり2,380円と、グラムあたりの価格は群を抜いて高い。「お金持ち向けの糖質」それがパラチノースのイメージだ。
しかし、パラチノースは血糖値を上げにくく、ゆるやかに吸収されるという特徴がある。サイクリングに適した唯一無二の糖質であり、自作しているクワッドソース飲料にもパラチノースは不可欠だ。
そこで、スプーン印のピュアパラパラチノース以外にもパラチノースを使用した製品があるのか調査した。ちょうど、クラスターデキストリンで愛用しているブランドのバルクスポーツで同様の製品「グライコSR」を見つけた。
グライコSRはドイツ原産のパラチノースを使っており3袋買えば、1kgあたりわずか1,277円という爆安っぷりである。
グライコSRの製品名に「パラチノース」という文字はない。しかし、原材料を見るとパラチノース100%だ。製品説明として、「最後までパフォーマンスを維持できる低GI成分」とある。原産国が違うだけでスプーン印のピュアパラと全く同じ原材料であることがわかった。
グライコSRの商品説明は以下の通り。
- 持続的なエネルギーで戦い抜きたいときに
- 長時間のトレーニングを行う方へ
- タイムリリース型低GI糖質成分
長時間のトレーニングでは多くのエネルギーを消耗し血糖値が急落するため、パワー・パフォーマンス・集中力の大幅ダウンは止むを得ない。そんな持久系トレーニングに挑み続ける方のために開発されたのがグライコSRだ。
パラチノース®は蜂蜜の中に含まれる糖質成分。世界初の独自製法で開発された低GI(グリセミック指数)タイムリリース炭水化物で、「スローカロリー」な糖質として注目されている。砂糖と同じカロリーを得られるが砂糖よりもゆるやかに吸収される。
持久トレーニングに励むカラダのエネルギー源となる糖質を持続的に放出して、最後までエネルギーを切らさずパフォーマンスを出し切れるのが特徴だ。
なお、燃焼をサポートするため、理想的なボディメイクを目指すアスリートにもおすすめだ。 また、カラダを大きくしたいが、余分なものは増やしたくないというアスリートには、プロテインパウダーとミックスしているという愛用者も多い。
特に長時間トレーニングやラグビー、アメリカンフットボールなどを行う方に人気が高い組合せだ。健康的なMRPやウェイトゲイナーとしても注目されている。 さらに、燃えるトレーニングやリセットを意識するトレーニーでは、MDとグライコSRを2:1の比率で愛用しているものも多い。
もうコレでええやん・・・。
いや、実際に使ってみるとなにか違うかもしれない。そこで実際に溶け具合、テイスト、使用感などを比較した。
ピュアパラとグライコSRの比較
- 溶けやすさ：ピュアパラ ≒ グライコSR
- 味：変わらず
- 使用感：変わらず
- 価格(kgあたり)：ピュアパラ2,380円 ／ グライコSR 1,277円
ピュアパラの粉末。粒子は細かい。
グライコSRの粉末
水を入れた直後のグライコSR。
水を入れた直後のピュアパラ。
溶け方は全く異なる。
かくはん1分後のピュアパラ
かくはん一分後のグライコ。グライコは粒子の残り具合が少ない。
実際に使ってみた感想としては、違いがわからない。練習で別々のボトルに入れて使ってみたが、違いはおろか走っている最中に「どっちがグライコSRだ？」となってしまった。キロあたりの価格はスプーン印のピュアパラパラチノースの半値だ。
原産国を気にしない方は、グライコSRを試してみてもよいだろう。なお、キロあたり1,277円は2kg x3袋のお買い得パックを購入した場合だ。１袋の場合は2kgで3,548円（キロ1774円）だ。
消費期限も長いため、３袋まとめ買いがお得だ。クワッドソース飲料や、パラチノースをお使いのかたはグライコSRを一度試してみてはいかがだろうか。
