SIGEYIのパワーメーターが国内で販売開始される。価格はスパイダー型が55,000円(税込み)を予定しているという。SIGEYIは2015年からパワーメーターを開発し販売している。国内では同社のダイレクトマウントハンガー製品が有名だが、主力製品のパワーメーターがいよいよ国内展開される。
モデルはほとんどのシリーズを予定しているという。現在販売されているSIGEYI AXOシリーズの対応状況は以下の通り。
- Cannondale MTB
- Cannondale Road
- EASTON ROAD
- eeWings MTB
- eeWings ROAD
- RACEFACE MTB
- Rotor MTB
- Rotor ROAD
- SHIMANO MTB
- SRAM MTB
- SRAM ROAD
スパイダー式のため、シマノのロード用クランクに取り付けられない(MTB用は可能)。そのため、SIGEYI製のアルミクランクとSIGEYI AXOパワーメーター、Fovnoチェーンリングを組み合わせたセット品が販売されるという。価格は7万円以下の予定だ。
確認したところ、スピンドルは29mmでSRAM DUB規格(現行SRAM ロード用と同一)で重量はチェーンリング抜きで548.8gと軽い。
個人的に計測した「チェーンリング抜きのパワーメータークランクアームセット」の実測重量は以下の通りだ。
- R9100 4iiii:513g
- SIGEYI AXOクランクセット:548.8g
- r9200 4iiii:569g
- R8100-p:610g
- R9200-p:610g
- Margne P505:611g
重量面でも非常に競争力がある。
私も以前、SIGEYI AXOを使っていたことがある。SIGEYI AXOは測定精度のテストでもSRMと近い値を示すことから「ジェネリックSRM」と呼ばれることもある。使ってみると、たしかに気温が低い状態でも安定しているようにみえ、データーのスパイクもなかった。
また、完成度が高く、ファームウェアの更新も早い。それでいてコストパフォーマンスに優れたスパイダー式パワーメーターだ。日本語のマニュアルも現在ダウンロード可能になっている。
国内でのアナウンスはまだないが、既に販売店から購入ができるという。直接SIGEYIの営業さんに確認したところ、大阪であればベックオンで注文が可能だという。
パワーメーターは低廉化しながらも、高機能、高性能なものが数多く登場してきている。SIGEYIは使った感じは軽量でメインのパワーメーターとしても使って問題ない仕上がりだった。お手持ちのクランクが対応しているならば、使用する価値が十分にあるパワーメーターだ。