このサドルバッグのポイントは以下。
- 超軽量50g
- 価格1,700円〜
- 防水
- 電動ポンプが入る
- Co2ボンベホルダーx2
- サドル固定式
- ベルトストラップ方式
- ストラップを緩めても落ちない
- TOPEAKである
軽量50gと激安1700円は、トピークエレメンタサドルバッグに搭載された優れた仕組みの前ではどうでもいい話だ。
ベルトストラップ式サドルバックの場合、ジッパーを完全に開けて荷物を取り出すためにはストラップを外す必要があった。そうすると、必ずと言っていいほど、バッグがストラップから緩んでサドルのレールから外れてしまっていた。
トピークは「レールウィングシステム」というアイデアでこの問題を解決した。賢いのは、両サイドのベルクロタブが各レールにループをかけ、メインストラップに取り付ける構造になっていることだ。
これにより、メインストラップを緩めてもバッグはサドルにしっかりと固定されるのだ。
これまでSILCAのBOAで固定するサドルバッグを使用していたのだが、BOAを緩めると外れていた。SILCA以外のベルトストラップ方式でも、ベルトを緩めるとサドルからバックが外れてしまうのが宿命だった。これがネックだった。
サドルレールに取り付けるのはいたって簡単だ。典型的な方法と言ってもいい。 ストラップはバッグ上部に1本縫い付けられ、長い方がバッグの下を通り、短い方のループに通される。 反対側のベルクロタブでしっかりと固定される。
両サイドのベルクロタブが各レールにループをかけ、メインストラップを固定するため、「サドルレールを固定」と「バッグを固定」の固定方法が別々に分離される。結果、メインストラップを緩めてもバッグはサドルにしっかりと固定される。
エレメンタシートバッグはベルトストラップを外しても、サドルから外れないアイデアはシンプルながらも待ち望んでいた構造だ。これはすっきりとしており、とてもうまく機能している。
サイズは3種類ある。一番大きいサイズであるMの容量は約0.5Lだ。インナーチューブ、レバー、電動ポンプ、工具、ミッシングリンク、パッチ、チューブを収めてもCo2ボンベ1本まだ入る。こんなに入るがバッグの重量はMサイズでわずか50gだ。
バッグの中には電動ポンプを含めて全ての機材が全て収納できる。SILCA MATTONEには電動ポンプが収納できなかった。外部には、Co2ボンベ用のホルダーが2本ある。メインベルトはこれらを覆うように固定することが可能だ。
素材には撥水性のある1000Dポリエステルを使用し、密閉ジッパーを使用している。全体的な作りはしっかりしており、素材は間違いなく頑丈で、バイクを壁に立てかけても傷がつかない。 ジッパーもスムーズで自由に動く。
重量は冒頭でも紹介した通り一番大きなMサイズで50gしかない。
価格も安い。
- XS:1,700円
- S:1,900円
- M:2,200円
いや、安すぎだろこれ・・・、とはじめは疑ったのだが「TOPEAK」だ。これまでレビューした他の製品と比べても、最近の自転車機材の高騰を考えると凄まじいコストパフォーマンスだ。値上げされる可能性高いと思うが・・・。
愛用していたSILCAのMATTONEが9,000円を超える値段になってしまった今、簡単に買い換えられる代物では無くなってしまった。実際に使ってみても、MATTONEは電動ポンプが入らないなど、最近の装備を考えると不満も出ててきた。
トピークエレメンタは、サイズがちょうどよく、作りがしっかりしている。SILCAのサドルバッグは電動ポンプが入らなかったためエレメンタに変更した。軽さも価格も十分で、価格競争力があり、必需品を持ち運ぶのに十分な大きさのバッグだ。
私が使用しているMサイズはこちら。
電動ポンプを入れずに、Co2ボンベとポンプだけならSでも十分な容量だ。