GARMIN Edge 840とEdge 540が登場した。共にEDGE 530とEDGE830の後継製品にあたり、ソーラー発電を搭載したモデルもラインナップしている。新しいEdge 540と840は同一サイズで設計されており、USB-Cを搭載、解像度は246×322ピクセルの2.6インチカラーディスプレイを搭載した。
Edge 540はボタンによる操作しかできないが、Garmin Edge 840はタッチディスプレイも搭載している。内部のメモリなどハードウェアに違いがあり、Edge 840は32GBの内蔵メモリを搭載、Edge 540は半分の16GBを搭載している。
新機能の「パワーガイド」は、距離や高度プロファイルに応じた最適なパワー入力を決定し、適切なパフォーマンス戦略を立てるために活用できるという。「スタミナ」は、トレーニング中のパフォーマンスを監視し、利用可能な残余エネルギーをリアルタイムで表示する。
これにより、アスリートはエネルギー消費を最適化でき、パワーの出しすぎなど足が余っているときの疲労を防ぐ(脚を使いすぎない)戦略を立てることができる。「クライムプロ」は、ルートがない状態でも使用できるようになった。登り坂の前に、勾配、距離、標高のデータから、自分のエネルギーを最適に配分することができる。
新型のEdgeはスマートフォンと組み合わせた安全技術と機能が備わっている。ライド中に家にいる家族や、他の仲間と連絡を取り合うことが可能だ。「安全と追跡機能」には、自動事故検知機能や、家族がリアルタイムで位置を追跡し(ある意味嘘つけない)、計画した走行ルート全体を確認することができる「LiveTrack」と「GroupTrack」がある。
さらに、新型のEdgeモデルは様々な通知を受け取ることができ、Garmin Connectとライドを自動的に同期し、Tacx Indoor Trainerとペアリングすることもできる。
旧モデルのGarmin Edgeからの乗り換えの場合、Garminは旧機種の設定に基づいたユーザー定義のライドプロファイルを同期できる。既存のユーザーの乗り換えも含め、ベストセラーの名作サイコンはさらに便利に、安全に、ライドの質を高めるアップデートが施された。
Garmin Edge 840 / 840ソーラー
- Garmin Edge 840 / 840ソーラー
- 特徴:ソーラーパネル搭載可能、タッチディスプレイやボタンによる操作可能。
- 重量84.8g(ソーラー88.9g)
- ディスプレイ:カラー、246×322ピクセル、2.6インチ。
- 電池寿命:GPSモード最大26時間(ソーラー最大32時間)
- 電池寿命:省エネモード最大42時間(ソーラー最大60時間)
- メモリ:32GB
- サイクリング能力分析
- スタミナデータ
- 新機能パワーガイド
- クライムプロ
Edge 540 / 540ソーラー
- Garmin Edge 540/ 540 Solar
- 特徴:ソーラーパネル搭載可能、ボタンによる操作
- 重量:80.4グラム
- ディスプレイ:カラー、246×322ピクセル、2.6インチ。
- 電池寿命:GPSモード最大26時間(ソーラー最大32時間)
- 電池寿命:省エネモード最大42時間(ソーラー最大60時間)
- メモリ:16GB
- サイクリング能力分析
- スタミナデータ
- 新機能「パワーガイド」
- クライムプロ
私も長らく、530を愛用しているが540に乗り換えをする予定だ。長距離のライド、レースに有効な新機能パワーガイドやUSB-C対応など大幅なアップデートが施されているため、既存のEdgeユーザーが乗り換えても満足できそうな仕上がりである。