気づいていなかったけど、これが欲しかった。今まで手に残ったオイルは、ビブパンツでぬぐっていたなんてとても言えない。
夏だろうと、冬だろうと、レースだろうと、練習だろうと、イナーメのアロマオイルを長らく愛用してきた。レースの前夜は、リカバリーピンクを必ず脚に塗り込むことを儀式としてきたし、この冬はVERY HOT v2に助けられた。
脚の動きを良くしたり、回復を助けてくれたイナーメオイルだが難点が1つだけあった。「塗ったあと」にオイルをどのように除去するかという問題だ。これまで潜在的に感じてはいたものの、塗ったあとの後処理については深く考えていなかった。
今回の記事は、特殊生地がオイルを吸着し、オイルを塗ったあとの手やボトルに付いたオイルを除去するイナーメスポーツアロマリムーバータオルをレビューする。本当にオイルを除去できるのか、普通のタオルとの比較を行いその真価を見定めた。
オイルの除去どうやってる?
まず、オイルを必ず除去する必要があるのは、以下のシチュエーションだ。
- 運動前に塗った後、手についたオイルの除去するとき
- 運動後に脚のオイルを除去するとき
- オイルの瓶に垂れたオイルを除去するとき
1の「運動前に塗った後、手についたオイルの除去するとき」は、ビブパンツに拭ってオイルを取り除いていた。まるで小学生のような低レベルな行いだが、レース会場では面倒になって拭うようにオイルを取り除いていた。
2の「運動後に脚のオイルを除去するとき」はレース会場の場合はそのまま下着を着用するか、練習後であれば風呂に入って石鹸で流していた。
3の「オイルの瓶に垂れたオイルを除去するとき」は、テイッシュで拭いていた。
このように何年も「なにげなく」おこなっていたオイルの除去という作業に対して、オイルメーカーのイナーメスポーツアロマは1つの答えを出した。
「リムーバータオル」だ!
「タオルかよ!」と思うなかれ、この専用リムーバータオルがすぐれものだった。
オイルを吸着する特殊生地
リムーバータオルはオイルを吸着する特殊生地を使用している。
実際にどれくらいの吸着性能があるのかは、この動画を確認してほしい。
実際に身体や手に着いたオイルをリムーバータオルで拭き取ってみても、根こそぎ取れる印象がある。ただ、完全には取れるわけではないが、バスタオルやハンドタオル、マイクロファイバーと比べてもオイルの除去具合は優れていると感じた。
実際の使い方としては、ひと工夫いれるとさらにリムーバータオルの使い勝手は向上する。食品にも使え、南極観測隊の標準装備にもなっている酒造会社が作ったドーバー パストリーゼ77を吹きかけからリムーバータオルを使う方法だ。
ドーバー・パストリーゼ77とリムーバータオルの組み合わせでアロマオイルの後処理とQOLは段違いに向上する。
便利な収納ポケット
地味に便利なのが、収納ポケットの存在だ。これまでオイルをジップロックの袋に入れて持ち運んでいたが少しでもオイルが漏れてしまうと、袋がベトベトになってしまうことが多々あった。
しかし、リムーバータオルには収納ポケットが予め備わっておりオイルの瓶を収納することができる。収納しておきさえすれば、瓶に着いたオイルが自然に除去されるという一石二鳥の仕組みだ。
そして、簡易収納ポーチとしても使えるため、オイルを複数本持っている場合はあれこれ探し回る必要はない。イナーメのロゴが入っているため、すぐにオイルが入っていると判別できる。
まとめ:オイル除去から収納まで
当初、「タオルでええやん」と思っていた。しかし、実際にイナーメのオイルを愛用し続けている中で不便だと思っていた「オイルの後処理」を、リムーバータオルは全て解決してくれた。合わせてドーバー・パストリーゼ77をコンボするとさらにオイルの除去率は向上する。
これまで家のタオルやマイクロファイバータオルで代用してきたが、家族が使うタオルにオイルの匂いが残ることがしばしばあった。オイルの匂いが嫌な奥様や、匂いに敏感な子供、「一緒に洗濯されたくない」ということを考慮すると、別途リムーバータオルを用意しておいたほうが良いだろう。
また、収納ポケットも備わっていることから遠征時や普段の保管にも対応できる。全方位的に優れたオイル専用リムーバータオルは、これまで何気なく行なっていたオイル除去の悩みを、文字どおり払拭してくれるだろう。
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