11速の普及もそこまで進まない中、SRAMが遂に12速化へと踏み出した。SRAM EAGLEだ。アメリカ合衆国の象徴でもあるEAGLE(ハクトウワシ)だが、SRAMはその重要な名前を12速化コンポーネントに持ってきたのだ。その気合の入れようが伺える。
今回12速化もさることながら、同時発売されるスプロケットの超大口径化に驚いた。なんと10-50Tの12速スプロケットである。間違いでは無いのでもう一度書こう。11じゃなくて10と、、、チェーンリングではなくて、「スプロケット」が50Tである。合わせて11-50Tのスプロケだ!
その変態機材の領域に到達してしまったSRAMコンポーネントSRAM EAGLEを見ていこう。
SRAM EAGLE
カセットスプロケットは10-50Tを採用している。モデルナンバーはCS-XG-1295-A1だ。12枚のギアから構成されたスプロケットは超ワイドレンジを誇る。さらにえげつない肉抜きがヤバイ。相当に軽いと思われるが12枚のギアと何と言っても「コンパクトクランクのアウター」相当の50Tだ。
しかしマウンテンバイクでは相当なアドバンテージとなるだろう!X01 EAGLEカセットはどこまで行くのか。
ディレイラーも一新される。X01 EAGLE リアディレイラー。モデルナンバーはRD-X0-1-B1だ。いくらか無骨なイメージになったリアディレイラー。最大歯数はもちろん50Tだ。もちろん12速対応。
クランクアームはFC-X0-1-B1だ。チェーンリングは30〜38までラインナップされる。
トリガーシフター SL-X0-1-B1もリリース。ちょっと信じられない。12回もクリックするだなんて・・・。
こちらは今回のリリースによりシマノとSRAMがどれほどのギアレンジをサポートしているかである。実際にMTBの世界はシングル化が主流になり、x2やx3はあまりシェアを持たなくなった。時代はフロントシングル化であり、リアスプロケの大口径化は必死だ。
今回SRAM EAGLEの登場で既存SHIMANOの2×11構成と肉薄する構成になっている。ダブルの34/24 x 11-40のシマノを取るのか 1×12システムのSRAM EAGLEなのか。MTBerは悩むことだろう。そして置き去りにされつつ有る11速ユーザーの心境やいかに(私が・・)。
にしても、自転車の技術革新は14Sまで続くと言われているが、シマノがどのように追従してくるのか楽しみである。シマノの11-46のニュースが一気に・・・(ry
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スラム
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