新型S-WORKS TARMAC SL6の実機インプレッションを別ページ「2018 S-WORKS TARMAC SL6 インプレッション 実重量と進化に迫る」に掲載しました。
ついにS-WORKS TARMACが全面リニューアルされる。モデルナンバーはUCI登録リストを確認した所TARMAC SL6で2017年4月2日登録済だ。合わせてTARMAC 18DISCも登録されている。その5年ぶりとなる大幅アップデートがされた新型S-WORKS TARMAC SL6は前作とは全く異なる仕様で全く違うフレームに仕上がっている。
サイズは44〜61サイズをラインナップ。ダイレクトマウントブレーキ、ダウンチューブにDi2の調整がスイッチ(PINARELLO F10やTREK Madoneと同様)、また軽量化が見込まれている。まだ詳細は明らかになっていないが「OSBBの廃止」と「ネジ式BB(Thread式)」の復活が噂されている。
事実、写真からも確認できる通り、BBが大きく張り出していることがわかる。もしくはPF30 BBと同サイズでスレッド化された、新型のボトムブラケットT47のThread式かもしれないが、張り出しの亮をみるとBSAかもしれない。その詳細を見ていく
S-WORKS TARMAC SL6
もしかしたら一番うれしいのはBBの規格変更かもしれない。現状のOSBBはメカニック観点やライダー視点から見ても良いものではなかった。音鳴もするし、軽くフレームを作れるという意外にあまりメリットはない。おそらくBSAのThread式に戻るのでは?と予想されている。これはSL3の初期型がそうであったように、皆が待ち望んでいることだ。
もしもThread式になったら1台買っても良いと思える点だ。
ややイケてないのがリアのワイヤールーティング。キャニオンのエアロロードのように下に伸びるワイヤーはフレームの構造上仕方ないが、あまり美しくはない。ダイレクトマウント時代にはマストなのかもしれないが。ダウンチューブに見えるのは電動Di2の調整用BOX。こちらはPINARELLOやトレックと同じだ。
時代はダイレクトマウントになるのか、ワイドリム化によりダイレクトマウントが今後主流になっていくかもしれない。
ブレーキケーブルと電動ケーブルは合わせてトップチューブを通る。(こちらはサーベロS5と同様の方法でメカニックが束ねているのだろう。)よりエアロダイナミクスに特化した構造になる。
ヘッドチューブにはなにやら無駄に分厚いヘッドスペーサーが。もしかしたら振動吸収系の何か特殊なギミックが盛り込まれているのかもしれない。レースで実戦投入され、UCI認可も降りたTARMAC SL6だが、発売時期や、仕様や発表は未定だが、通常であれば7月からのツール・ド・フランスで投入されるはずだ。
Thread式になったら・・・・これはぜひ使ってみたい。