「ただの水分補給」はもう古い。運動能力向上を同時にサウルススポーツドリンクエリートレビュー

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運動中にエネルギー補給をしながら、パフォーマンスの向上が期待できるドリンクが登場した。SAURUS SPORTS DRINK Elite(サウルススポーツドリンクエリート)だ。

限界を突破するアスリートのために開発されたドリンクは、サウルス史上最高の成分を含んでいる。水分やエネルギー補給に加えて、エビデンスレベルが高いエルゴジェニックエイド成分をドリンクとして簡単に摂取できる。

エルゴジェニックエイドとは、運動能力やパフォーマンスの向上を目的としたサプリメントや栄養補助食品のことだ。運動能力に影響する可能性がある栄養素や成分が含まれている。たとえば、パワーや持久力などを高める効果が期待できる。

このドリンクには、β-アラニン、クレアチン、アミノ酸などパフォーマンスを高める成分が合計16,600mg配合されている。アスリートが求めるエネルギーとパフォーマンス成分を網羅した、唯一無二のスペシャルドリンクだ。

今回はサウルスのスポーツドリンクエリートをレースで試した。使用感やパフォーマンスへの影響などをレビューしていく。

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エビデンスレベルが高い成分を配合

「この成分は効果があります!」

という触れ込みは、世の中にあふれ過ぎている。プロモーション戦略やウソの誇大広告にだまされて(成分を期待して)手にする消費者も多い。特に栄養成分に関しては玉石混交の状態にある。「脂肪燃焼する!」「持久力が上がる!」「後半垂れない!」などというのは注意する必要がある。

素人が効果を正確に判断することはほぼ不可能だ。自分自身の身体で試しても、効果があったのかなかったのか測定する術がない。成分の良しあしを判断することは容易ではないのだ。そこで、国際スポーツ栄養学会 (ISSN) が発行している論文が手助けになる。

Kerksick-2018-ISSN-exercise-sports-nutrition_ページ_21-e1646566339630

氾濫するスポーツサプリメント選択指針となるこの論文は、サプリメントの効果に関する情報として非常に有効なレビュー論文(※)だ。

ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations - Journal of the International Society of Sports Nutrition
Background Sports nutrition is a constantly evolving field with hundreds of research papers published annually. In the year 2017 alone, 2082 articles were published under the key words ‘sport nutritio...

Chad M. Kerksick et al., ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations Journal of the International Society of Sports Nutrition (2018)

本論文ではさまざまなサプリメントの有効性について評価が行われており、下記の3段階(A~C)にわけて成分の有効性が格付けされている。

  • A) 有効性を裏付ける強力なエビデンスがある。安全性が明白である。
  • B) 有効性を支持するエビデンスは限定的もしくは複合的である。
  • C) 有効性および安全性を支持するエビデンスはほとんどあるいは全く存在しない。

Aランクはいったいどのような成分があるのだろうか。

  • パフォーマンス向上:β-アラニン、クレアチン、カフェイン、炭水化物、重曹、リン酸ナトリウム、水とスポーツドリンク
  • 筋肥大:HMB、クレアチン、EAA

image: サウルス

Bランクには、シトルリンやBCAA等が含まれている。サウルスのスポーツドリンクエリートの成分を確認すると、エビデンスレベルA~Bに属する成分が多数含まれていることがわかる。

  • β-アラニン 2000mg
  • クレアチン 2000mg
  • L-シトルリン 3000mg
  • BCAA 2000mg
  • L-アルギニン 3000mg
  • L-カルニチン 500mg
  • ローヤルゼリー末 100mg
  • クエン酸 4000mg
  • ナトリウム 400mg
  • マグネシウム 10mg
  • カルシウム 10mg
  • プロポリスエキス末 2.5mg

特にβ-アラニンは、筋肉疲労を軽減、無酸素運動時の疲労発生を遅らせる効果がある。反復スプリント能力を向上させるなど、明らかな運動パフォーマンスの向上が期待できる。

クレアチンは、筋肉量を増やし、疲労を回復させ、脳の機能を改善するなどの効果が期待できる。

L-シトルリンは血管を拡張し、血流を改善する効果がある。そのほかの栄養成分にも何らかのパフォーマンスを高める効果が期待できるかもしれないが、確実なエビデンスが確認できないため今回は触れていない。

私はパフォーマンス改善にβ-アラニンとクレアチンを、回復のためにEAAを毎日朝晩摂取している。

サウルスのスポーツドリンクエリートは、このようにエビデンスレベルが高い成分が入っている。個人差はあるものの、パフォーマンス向上が期待できる可能性がある。次章では、実際に使用したレビューを行っていく。

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インプレッション:2時間のレースで使用

サウルスのスポーツドリンクエリートを2時間のレースで使用した。

本ドリンクを用いたのは2月に開催されたMTBのXCO競技だ。2時間休む間もなく、常にVo2Max領域のインターバルを繰り返す競技特性がある。負荷のかかり方はクリテリウムやシクロクロス寄りでありながら、Vo2Max領域で意識がもうろうとしながら下りを処理し、2時間を走り切る持久力も必要になる。

2時間のレース終了後のTSSは198だった。

TSSについて補足しておくと、FTP強度で1時間走行した場合のTSSは100になる。ただし、2時間のほとんどがダッシュを繰り返すバースト的なVo2Max領域であることを考えると、より辛さが伝わると思う。2時間の平均心拍は179bpm(最大心拍の92%)だった。

ロードレースでは考えられないが、シクロクロスやXCOはスタートからゴールまでずっとインターバルをしているような状況が続き、心拍数はレースの間ずっと最大心拍付近に張り付く。

このようなレーススタイルの条件で、サウルスのスポーツドリンクエリートを試した。

image: サウルス

いくら栄養成分が良くても、実際に飲んだときに耐えられないマズい味では意味がない。重曹を飲んだことのある方ならわかると思うが、パフォーマンス向上に効果があるとわかっていても飲むのを止めてしまうこともある。

サウルスのスポーツドリンクエリートは単純においしい。スポーツドリンクといえば人工的な甘さを感じることも多いのだが、このドリンクはグレープフルーツ風味で飲みやすく口に甘さが残らない。レース後半に、水しか飲みたくないような状況でも、スルスルと入ってきてくれる。

2時間のレース後半に近づくと、疲労が重なりボトルを取ることも面倒になってくることがある。そんな状況でも、口に含むとすぐに飲み込めるのど越しの良さがあった。グレープフルーツ味は酸味の強いイメージがあるが、鼻から抜ける風味がかんきつ系と表現した方が近いだろう。

最近の自転車競技のドリンクで主流になってきているのは、500mlで糖質を80gほど取れるMaulten Drink Mixがある。炭水化物が多く入ったタイプのドリンクは粘性が高いため、飲みづらいと感じる場合がある。

サウルススポーツドリンクエリートは炭水化物が31.1gで適度な量だ。この量であれば、ほぼ水と変わらないのど越しだ。気持ち悪さはない。31.1gの炭水化物といえば193kcalでバナナ2本分のエネルギーに匹敵するので十分な量だ。

β-アラニンを飲むと「アラニンフラッシュ」という、皮膚にピリピリと感じる現象が起こる場合がある。私は、日常的にβ-アラニンを摂取しているため起こらなかったが、初めて飲む方はアラニンフラッシュに見舞われるかもしれない。

「EAA」強力なエビデンスレベルAのサプリメントを飲んでみた結果
サプリメントの効果で最も参考になるのが、国際スポーツ栄養学会(ISSN)が報告したサプリメントについてのレビューだ。国際スポーツ栄養学会は、これまでに報告されたサプリメントの研究結果をまとめている。サプリメントの効果のエビデンスに応じて3つのレベル(A〜C)に分類されており、エビデンスレベルAの「明らかに安全で、効果のある強力なエビデンスを示すもの」は以下だ。筋肥大を高めるサプリメントクレアチンプ...

β-アラニンは、筋肉疲労の軽減や、無酸素運動時の疲労発生を遅らせる効果がある。これらの能力が求められるロードレース、ヒルクライム、別競技ではボルダリングなどで重宝されている。明らかな運動パフォーマンスの向上が期待できる数少ない成分だ。

クレアチンは、筋肉量を増やし、疲労を回復させ、脳の機能を改善するなどの効果が期待できるという。走行中に回復することは難しいと思うが、パワー向上を狙って日ごろから摂取する人も多い。レース中飲むことによる影響は不明だが、後半でも確かに粘れる感じはあった。

image: サウルス

2時間のレースの間、インターバルを繰り返していた。それでも、最終周回までパワーダウンせず走り切れた。サウルススポーツドリンクエリートのおかげか、日ごろの練習か、それともペース配分が良かったのかはわからない。それら全てが理由だろう。

ただし、確実に言えるのはいつも以上にタレにくく、後半でもペースダウンせずに高強度のインターバルを繰り返し行えたことは好印象として残った。レースもローカルレースながら2位だった。

この良い感触が得られるのならば、次回のレースでも使いたいと思ったのは確かだ。

どの成分が、何のパフォーマンスに影響を及ぼしたのかを具体的に明確にすることはできない。しかし、運動中に飲むドリンクとして、効果が十分に認められているエビデンスレベルが高い成分が入っていることは、精神的にも走りを後押ししてくれた。

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まとめ:決戦用レースドリンクとして

image: サウルス

決戦前にレッドブルやモンスターエナジーを飲んでいる人は結構いる。パフォーマンスの向上を(何かしら)期待しているからだろう。

意味がないとは言わない。しかし、パフォーマンスの向上を期待するのなら、エビデンスレベルが高い成分が入ったエネルギー補給として、サウルスのスポーツドリンクエリートを選択する方が合理的だと思う。エネルギードリンクのほとんどは炭酸が入っているため運動には向かない。

サウルスのスポーツドリンクエリートなら、素早い水分補給やエネルギー摂取も可能だ。2時間ぶっ続けでインターバルが繰り返されるようなレースであっても、後半までフィジカルが持つ感じがあった。

これまでのドリンクといえば、単純に水分とエネルギー補給だけだった。しかし、サウルスのスポーツドリンクエリートは、『パフォーマンス向上』も目的としたドリンクだ。エネルギー補給とパフォーマンス向上が1つのドリンクで完結するのだから、一石二鳥だ。

走りで結果を出したいライダーは使ってみる価値がある。

サウルスのスポーツドリンクエリートは、緩急が激しいロードレースから、常に高出力が要求されるヒルクライムなど、幅広く対応できるドリンクに仕上がっていた。これから重要なレースで結果を出したい選手にこそ、ぜひ試してみてほしいドリンクだ。

注意点としては、レースぶっつけ本番で使わないことだ。本番を想定した練習でまず試してみる。次は、レースで使ってみる。この2段階の方法をお勧めしたい。これから、レースや大会に出場予定のライダーは、まずは試すことから初めてみてはどうだろうか。

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