シクロクロスシーズン用にシューズを新調するしました。左側の赤はS-WORKSのシューズですが、もう一つ予備で買った右側迷彩カラー、スペシャライズドの2018年モデルEXPERT XC MTBが値段の割りにS-WORKSと遜色無く良かったので急遽インプレッションしてみます。
色々とGIRO,使ってきましたが、結論から行くと・・・、シクロクロスやSPDのクリートを使用している人はもうスペシャライズドのEXPERT XC MTB選んどけ!ってぐらい良いシューズです(自分比)。で、このシューズにスパイクピンを合わせるという感じで明日からのレースに投入することにしました。スパイクピンについては後で触れます。
それでは写真多めでスペシャライズドのEXPERT XC MTBを見ていきましょう。
スペシャライズド EXPERT XC MTBシューズ
スペシャライズド的には、セカンドグレードですが十分な性能を備えています。設計は、S-Worksモデルと同じく、使用する素材を僅かながら変更してガシガシ使える価格帯に落としたシューズです。わりとしっかりと作られており、廉価版にありがちな重量増も感じられません。
いや、むしろ軽いやろ・・・というシューズで、全体的に軽量な構造を備えています。軽量でスナップ交換可能なIP1 Boa®のシングルクロージャは永久保証で、シクロクロスの砂でぶっ壊れても無償交換の対象!(←まじこれ重要!)です。シクロクロスの機材は壊れやすいのでこのリプレイスメントパーツの保証はめちゃくちゃ嬉しい・・・。。。
シクロクロスは走る必要もあるのですが、S-WORKSだとソールが硬すぎてマイアミの砂だと疲れてしまうことがありました。このソールはカーボンと樹脂のミックスなのでやや柔らかいので、なかなか走りやすい方です。で、このソールの名前が秀逸でな・・・。
ソールの名前はその名も「スリップノット」いや、ライブ見に何回か行きました。2006年のサマソニのオープニングアクトの際に、マスク外したコリィ見たいがためにコリィ率いるストーンサワー最前列で見た覚えがあります(11年前)。ソールの名前カッコええ。。。耐久性の高いSlipNot™ラバーのトレッドアウトソールはカーボン製です。
Roadrunner (1999-12-06)
売り上げランキング: 46,862
きっとスペシャライズドの中の人もSlipknot好きだと思いますが、きっと悪路でも滑らないことでしょう。話は戻りまして、カーボンのアウトソールはつま先部分が屈曲する設計になっており、走るという動作に対して快適性が向上しています。ただし、踏み込む方法に対しては、適度な剛性によってパワー伝達も十分でした(スタートダッシュしても十分おk)。
さて、一番の違いといえばヒールのホールド感。S-WORKSは1.5周りくらい細く硬いです。クライミング(岩登るほう)のシューズのような感じがありますが、EXPERT XCはどちらかというと万人受けしそうな、やや自由度が高いヒール。実際に練習や、シクロクロス入門ならばあまりホールド性の高いシューズは避けたほうが良いと思います。
実はシューズのラストはエキスパートXCのほうが幾分広いです。ちなみにS-WORKSの方はベルクロが私は締まりません。ただ、エキスパートXCは十分に(写真のように)締まるので完璧なホールドを求めるならば私はエキスパートXCの方が良いと思います。
サイズ感
サイズ感に関して言えば、S-WORKSのシューズより0.5程エキスパートXCのほうが大きいです。実際に履いて試したほうが良いですが、試せない場合は私のように同じサイズをチョイスしても何ら問題は無いでしょう。
S-WORKSは本当に薄く、硬いです。すこしだけくるぶしに干渉するのでちょっと慣れないと痛いかも。
エキスパートXCは柔らかめなので砂でも走れます。東京CXやマイアミにはソールも柔らかく走りやすいEXPERT XCを使うつもりです。
重量
肝心の重量ですが、インソール抜いて318g(40サイズ)ですカタログ重量よりも32gも軽いとうれしいですね。ソレに比べてS-WORKS TAR(略
ちなみに以前使用していたシマノトップグレードのMTB用シューズは338gでした。4万円知覚しますので、ソレを考えるといかにEXPERT XCのコスパが高いかわかります。
なお、S-WORKSは244gとスゲー軽いです。まさにレース用だと思います。
まとめ:シクロクロスに最適なEXPERT XC
今回双方のシューズを購入し比較してみました。次回はS-WORKSのシューズにフォーカスしてみますが、どちらか一方だけ買うならEXPERT XCです。シクロクロスは水没、泥、たわしでゴシゴシ・・・と、1シーズン終わるとボロボロのシューズになってしまうのでEXPERT XCを買うほうが良いでしょう。
またソールに使うカーボンの量がマイルドで、走れるほど柔らかいので明日からのシクロクロスC1のレースでは当面EXPERT XCを使用します。
つま先の保護機能など基本的な構造は、S-WORKSと同様です。最後に泥の坂を駆け上がる為のハックを紹介して終わりに。
無理を言って、あんまり数が出ないであろうGIROのスパイクピンを今回シューズを買う際にRINGOROADさんで入れてもらいました。参考:RINGOROADブログ(2018CXシーズンに向けて スパイク対応のシューズが入荷しました。)合わせてEXPERT XCシューズも何足か入ってきているようです。私は40サイズ頂戴しました。
実はGIROのピンがスペシャライズドのやつに合うのかわからなかったのですが、ピッタリんこでした。こんな感じでスパイクピンを付けて、滑り止め防止に・・・。
分かる人にはわかると思いますが、このピンはすぐすり減ってしまうので新品のシューズと合わせて頑丈な鉄タイプが良いと思います。2月前シクロクロスのC1でガシガシ使う予定ですが、シクロクロスシーズン前にシューズに悩んでいるようでしたら、EXPERT XCはおすすめ。やはりスペシャライズドのシューズは良いです。
関西圏で明日に間に合わせたい人、店頭で確認したい人は私が2足とも購入してきた店、RINGOROAD(06-6849-4013)に問い合わせてみてください。参考:RINGOROADブログ(2018CXシーズンに向けて スパイク対応のシューズが入荷しました。)
スペシャライズドのオンラインストアでも購入可能です。
売り上げランキング: 626,911