使う機会が無いほうが良いのだが、万が一の時に備えて、プライベート用の財布とロードバイク用の財布の両方に「緊急連絡先カード」を入れている。
緊急連絡先カードとは、あなたや家族に万が一のことがあった時に備えて、医療情報や家族の連絡先など必要な情報を書いておくためのカードだ。万が一の時、このカードを救急隊や助けの手を貸して下さる方に見せることによって、適切な医療機関への搬送や迅速な応急処置を速やかに開始できる可能性がある。
財布には身分証明証等があるのでなんとかなると思うのだが、ロードバイクに乗るときは携帯と小さな財布しか持たない場合が多い。万が一、なにかが起こり自分で何もできなくなった時に、私が誰なのか、家族はだれなのか、持病は、住所は、と何も情報を提示する術が意外とないのだ。さらに携帯はロックがかかっているためもはや打つ手がなくなる。
緊急連絡先カードは(使う機会がない方が良いのだが)そのようなときに効果を発揮する。他にも以下のような使い方が可能だ。
- 救急・災害対策として
- 持病や事故によるケガが心配な方
- 高齢者の徘徊や子供の迷子対策に
サイズ感はクレジットカードと同じ寸法のタテ54mm×ヨコ86mm×厚さ0.25mmだ。素材は防水のポリエチレンテレフタレート樹脂で作られている。ペットボトルのような素材で、薄くて、柔らかいのにシワや破れに強く、水に濡れても染み込まない特徴がある。
そして、長時間水に浸してもカードに染み込まないので、海や川に遊びに行く場合にも使える。水に携わる仕事の方が身につけておくのにも最適だ。もしも、水に濡れてもサッと拭けば元通りになる。マットな表面なので鉛筆やボールペンでも情報を書き込めまるが、文字が消えないように油性ペンで書くことをおすすめする。
私はプライベートの財布とロードバイク用の財布に本カードを入れているのだが、お財布に入れる場合は緊急時をすぐに見つけてもらえるよう、「緊急連絡先カード」の文字が見えるようになっている。
万が一の事が無いほうがもちろん良いのだが、万が一の時に自分が話せなくなったり、通勤やライド中に気を失って倒れたり、何が起こるのかわからないから「万が一」なのだ。その時のために、助けてくれる誰かに必要な情報を、早く、正確に伝えてくれる緊急連絡先カードを備えておいたほうがよいだろう。
万が一の際に、このカードがなければ代わりに誰かがノーヒントであなたの事を調べなくてはならない。時間がかかる上、誰かが代わりにやってくれるという保証などあるだろうか。やってくれたとしたら、運が良かった、ついていたとしか言いようがない。たとえば、あなたの目の前で見知らぬ人が倒れたとしても、自分が助けてその人の個人情報まで調べあげるなんて無理だ。
その代わりを、この小さな紙が代わりに行ってくれる。
価格は一枚あたり99円と安い。10枚入りだが、複数の財布や、家族や子供、親がいれば十分な量だろう。また、ロードバイクのチームで配るのも良いかもしれない。
万が一の時は訪れてほしくないのだが、地震や事故、突然の体の不調など何が起こるかわからない世の中だからこそ緊急連絡先カードを携帯しておきたい。そして、このカードを使わなくてはならないような、悲しい事故が少しでも無くなればと思う。
¥998