結果から言うと必要。というのも「間違っている」と理解しながらやる人はあまりいない。むしろ「これは正しい」と思いながら取り組んでいる場合がある。問題なのは、「間違いを間違いとして認識していないこと」であって、取り組んでいくうちに「気づき」が得られれば収穫となる。
いままで数多くの失敗をしてきた。
というふうに考えるのすこし違うかもしれない。トーマス・エジソンのこの言葉を思い出す。「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」回り道をしたかもしれないが、うまく行かないパターンを知ったことで、次の手を打てる。失敗はネガティブに考えるものではなく、「うまく行かない方法」を自分の中で知った、というむしろ歓迎すべきことだ。
自分が積み上げてきたことがうまく行かないと、誰しもが落ち込む。私もそうだったけど、それはうまく行かない方法を見つけたのだという経験になる。だから、一度の挫折や、失敗ですべてが終わったと諦めてはならない。そういう積み重ねの先に手にしたい成功があるんだと思う。
自転車ののトレーニングやレースはとても辛い。だからはじめは元気でも、途中で諦めてしまう。私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。もう一回、もう一回と、なんども試す。
もちろん、生まれつきの能力の問題や素質もまったく無視はできない。それでもやはりおもうのは、これはらはおまけみたいなものだ。絶え間なく、粘り強く継続して、努力する。今思えば、これらは何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。
KADOKAWA (2018-07-06)
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