新型セパワンver3.0にアップデート!アーティストコラボのデザインジャージを発売!

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普段使いできるセパワンがほしい。そしてできるだけ安く、かつ高機能であってほしい。ただ、人と被るのは嫌で、デザインとメッセージ性に富んだジャージを作れないだろうか。相反する問題を実現すべくスタートしたのがRyoOkamoto氏のデザインと、SUNVOLTの開発協力から生まれたCyperだった。

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Cyperのデザインの中で思い入れのあるデザインがある。ペンローズの三角形をモチーフにしたジャージだ。

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ペンローズの三角形は、1934年にスウェーデンの芸術家オスカー・ロイテルスバルトが考案した。1950年代には数学者ロジャー・ペンローズがそれとは別に「不可能性の最も純粋な形」として考案し一般に広めた。「エッシャーのだまし絵」に代表される芸術家マウリッツ・エッシャーは、この不可能図形から発想を得て数々の作品を世に残した。

このデザインについて少し思い出してみよう。

ペンローズの三角形をデザインとしてジャージに落とし込んだのには理由がある。図形をなぞるように一辺を追いかけてみると、ある瞬間「自分が今どこにいるのかわからなくなる錯覚」に陥る。どこまで行っても終わらない、永遠に続くような道にすら思えてくるのだ。

サイクリストたちの中には、同じように「不思議な体験」におちいってしまう時がある。

峠を登っているときだ。

いく度となく登りなれた峠であっても、走っている最中は永遠に終わらないような錯覚に陥る。そして似たようなカーブが何度も何度も永遠と続き、峠のピークかと思ったらそれは偽物のピークで・・・、というアレだ。この「無限に続く峠」と「あとちょっとでピークが終わる詐欺」をペンローズの三角形をシンボライズにし、ジャージのデザインへと落とし込んだ。

前作はグレーとホワイトを基調にしたデザインだったが、今回はブラックを基調としたデザインに落とし込んでいる。ブラックをベースにしながらも、細かなデザインがはっきりと確認することができる。実はブラックを基調として、細かなデザインを実現しようとしても、なかなか狙った発色にすることは難しい。デザイナーのこだわりを達成するためには、非常に高い染色技術が必要になってくる。

デザインのパターンがつぶれないように、そしてデザインとして狙った発色になるようにと、デザイナーのRyo Okamoto氏と開発したSUNVOLT社は発色パターンを何十通りもテストした。美しく見えるように何度もデザインパターンの最適解に挑んだ。そして出来上がったのが、今回のCyper Stealth Penroseである。

前作よりもさらに、引き締まった印象を受けるCyper Stealth Penrose。個人的な趣向で申し訳ないのだが最近のブラックカラーのバイクデザインにとてもマッチしている。特にS-WORKS VENGEには最適なんじゃないか・・・、とも思うのだがブラック基調のジャージはどんなバイクにもマッチしてくれるから安心だ。

デザインと自転車カルチャーをよく理解したRyo Okamoto氏のデザインは、ありがちなロードバイクジャージとは一線を画している。デカデカとした広告のような文字ロゴもなく、かといって横棒1本のようなありがちなシンプルさもない。生み出されたデザインには「意味」と「理由」が込められている。

どこか理系な雰囲気を醸し出すペンローズの三角形と、Okamoto氏自身が好むストリートを意識したカラーリングとデザイン、そして難しいブラック基調のデザインをジャージで再現するSUNVOLTの技術力の結晶がCyper Stealth Penroseだ。

もう一つ、このCyper Stealth Penroseは着用することで完成するデザインだ。「デザイン」と「ジャージパターン」が融合し、実際に着用しなければ気づけないことがある。着用すると肩から脇腹にかけて「たすき掛け」をするかのような流れるデザインが美しい。見た目よりもさらに「細身に見える」効果がある。

絵の中の2次元だけに存在することが許された「ペンローズの三角形」は、ジャージという3次元空間に表現され、サイクリストの体に美しい曲線を描く。Ryo Okamoto氏は2次元のデザインの段階で、完成形である3次元を想像しながらデザインを描いていたのかもしれない。

今回使用しているジャージの機能面についても触れておかねばならない。発売後、常に愛用しつづけている新型セパワン(メッシュ仕様)のマイナーチェンジ版ver3だ。生地やカットに大きな違いはないが、腹部分の生地をさらに下げたver2を踏襲し、表面積を減らしている。重量も245gから243gと2gの軽量化している。

さらに新型パッドに変更された。最上位グレードのPROパフォーマンスセパレートワンピースに採用されているパッドをこの度新たに採用した。小さな変化かもしれないがこのパッドがすこぶるいい。

今回、このジャージを各サイズ、当ブログの読者向けにお分けさせて頂くことを考えた。期間限定の募集の理由は、あまり人とかぶる事を好まないサイクリストの性格を考慮してのことだ。募集期間は本日から開始で2019年7月3日までと短い。2019年7月末〜8月初旬の入荷予定。

プロのデザインとセパワンの改良がくわえられたジャージであるものの、価格はSUNVOLTで販売されている現状のセパワンやオーダー製品とまったく同じ価格に設定した(マジで)。もちろん、もちろんデザイン料はかかっている。

そして、セパワンなので上下セット19800円だ。ジャージが9900円、パンツも9900円と考えたらとても安いことがわかる。今回は、練習でガシガシ使えるかっこいいジャージをリーズナブルな価格で。送料込みで。というテーマで販売に踏み切った。

このCyper Stealth Penroseジャージは予約受注がゆえ、これまた私自身もお目にかかる機会にはなかなか恵まれないかもしれない。しかしいつか日本のどこかでこのジャージを着て走っているCypherたちに出会えることを、私は楽しみにしている。

盛夏期に最適なメッシュセパレートワンピース 《予約販売分》Cyper Penrose メッシュセパレートワンピース(ブラック)

合わせてホワイトも受注販売します。
《予約販売分》Cyper Penrose メッシュセパレートワンピース(ホワイト)

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