という質問を受けた。年齢が書かれていなかったのだが、本質はそこではない。
結論からいくと、自転車にかぎらず「何かを始める」ということに遅いことなんてない。この世を去るその日まで、なにか新しいことに挑戦し、なにかに取り組むということは、昨日の自分よりも、確実に成長している。
という前提をふまえて、
昨今、企業では「リスキリング(Reskilling)」という言葉が流行している。わたし個人的な心の声としては「英語で言うな、単純に「再教育」とわかりやすく言え」、と思う。しかし、英語でいうとどこか聞こえががよく、かっこいいのだろう。
結局は、企業が「知識アップデートしない従業員を成長させるため」という思惑が見え隠れする。できれば、自発的に、能動的に、自ら物事を始めたほうがスキルや知識を再習得する速度も加速するはずだ。
冒頭の話に戻そう。
ロードバイクに限らず、なにかやってみたいと思ったら「年令に関係なく」すぐに行動に移したほうがいいと思う。時間は有限だし、明日死んでしまうかもしれない。有名な話だが、ジョブズも「今日が人生最後の日ならどうする?」と考えて1日をスタートするという。
その時に、「今ロードバイクを始めるのは優先度が低い、別の優先度が高い物事を行おう」と思えばそっちをやったらいい。そう考えると、遅いかどうかは重要ではない。問題なのは、常に頭の中に
なにかに理由をつけて「やらないための言い訳」が先に来ていることではないのか。
子供の頃は、大人になったら。大人になったら、定年したら。そんなイベントがないと動けない、もしくはやらないための言い訳を、そもそも行動に起こす前の段階で、あれこれ考えないようにするほうがいい。
なんでも、すこしだけやってみる。すこしだけ、行動してみる。
こんな偉そうな事を書いているのだけど、わたし自身、プログラミング言語(Python)を今年に入って勉強するようになった。もちろん、年齢的に新しい言語を勉強するのは難しいかな、と思った。
しかし、思っているよりも、実際にやってみると毎日新しい発見があり楽しい。他の物事でも同じだと思う。思い悩むより行動、動き出せば何かが変わると思う。
高岡さんのショップページにもそんなことが書いてあった気がする。