第21回富士ヒルクライムの主催者選抜クラス男子で石井雄悟(MASXSAURUS)が初制覇した。石井選手はMASXSAURUSに所属し、実業団はVC VELOCEで走っているフルタイムワーカーの選手だ。
富士ヒル初優勝の直後に本人に祝福と合わせて、使用した機材についてインタービューした。富士ヒル使用のバイクは特別な軽量化を行わず、「ロードレースを走れる規定通りの仕様で6.87kgに」という男らしいこだわりだ。
富士ヒルで使用したバイクの詳細な機材スペックは以下の通り。
- DARE PA-AFO Element Black サイズ/M
- ホイール: ZIPP NSW 353NSW(鬼ベアリング)
- タイヤ:Continental GP5000 TT TR 28C
- 空気圧:4.2Bar
- コンポ :シマノデュラ、アルテMIX CS 11-30t
- クランク:SRAM Red axs Crank Arm 170mm
- パワーメーター:SRAM DFour Power Meter Spider
- チェーンリング:SHIMANO R9200 52/36
- プリロードリング:TRIPEAK DUB用
- ブレーキローター:BRAKCO 160/140
- ローターロックリング:TRIPEAK ultra-light rotor lockring
- ハンドル:純正AERO1v R80 105mm/380mm
- バーテープ:XTRM 2.0 TACKY LIGHT
- サドル :fizik VENTO ANTARES 00 140mm
- ボトムブラケット:TRIPEAK jetstream pro
- BB86 DUB G3coted
- ビックプーリー :TRIPEAK jetstream pro AOPW
- ペダル:SHIMANO PD-R9100
- サドル高68.5cm
- 完成車重量:6.87kg
- ガラスコーティング:soft99 TOUGH GUARD
石井選手はクライマーではなく、どちらかといえばロードレースが得意なパンチャーだ。そのため、ヒルクライムの仕様ではなく、むしろロードレース向きのセッティングと言える。
ディスクローターはBRAKCOだ。ヒルクライマーは140mmが多い中あえてフロント160mmを使っている。
ビックプーリー はTRIPEAK jetstream pro AOPWだ。そしてタイヤはGP5000 TT TR 28Cだ。
クランクアームはSRAM Red axs Crank Arm E1 170mmを使用している。

パワーメーターはQUARQだ。特別な軽量パーツを使用していないが、チェーンリングが54/40というのは、まさにロードレーサーといえる仕様だ。
石井選手は、走輪LABOの鶴橋店で働くフルタイムワーカーの社会人だ。

忙しい仕事の合間を縫って、激しいトレーニングを重ねてついに富士ヒルクライムの頂点に立っている。石井選手のこのバイクは走輪LABOの鶴橋店で見れるので興味のあるかたは見に行ってほしい。
石井選手の次の目標は最も得意とするロードレース、ニセコクラシック制覇だ。今後の石井選手から目が離せない。
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