密やかに国内代理店のダイナソアの2015年カタログがアップされていた。そこに2015年発売されるTIMEの新型5種類が掲載されている。国内での正式発表はされていなかったSKYLONやVXRS、そしてIZONとTIMEのラインナップはフルモデルチェンジとなっている。
どうやら台数は定かでないが、世界限定300台のVXRSもワイヤールーティングモデルが発売される。では価格と簡単な仕様を見ていく。
TIME SKYLONの価格
TIME SKYLONはフォークがAKTIVと無印の二種類だ。カラーは4展開。
- TIME SKYLON AKTIV 57万
- TIME SKYLON 48万
スカイロンさんもvxrsさんも同じ価格設定だ。
その他主な仕様は以下の通り。
- インテグラルRTMフォーク
- BB386
- 左右非対称チェーンステイ
- ダイレクトリンクシートポスト
- 電動&メカニカルコンポ兼用フレーム
- +30% ねじれ剛性 (ZXRS比)
- +45% BB剛性 (ZXRS比)
電動兼用フレームや、ISPを排して使い勝手が向上したこと、そして剛性が上がったことがメインだが、BBはBB30から変更された。また情報によると、後ろ三角は新型メテオのような「後ろ三角だけラグ」らしい。実物で確認してみたい。
当ブログで紹介した記事はこちら。TIME 新型モデル一覧 DISKブレーキ仕様 SKYLON VXRS
TIME IZONの価格
TIME IZON(アイゾン)も同様にフォークがAKTIVと無印の二種類だ。カラーは4展開。
- TIME IZON AKTIV 52万
- TIME IZON 43万
- TIME IZON DISK 未定
価格はSKYLONよりも安い。ディスク仕様もある。AKTIVと無印だとシートポストが可動式かISPか区別がつかないが、無印には余計なシートクランプがついている。実物を見ないと分からないがいくらか仕様が違うかもしれない。
- インテグラルRTMフォーク フロントドロップアウト
- BB30
- 左右非対称チェーンステイ
- エアロシートポスト パフォーマンスウィッシュボーン
- ダイレクトリンクシートポスト
- 電動&メカニカルコンポ兼用フレーム
- 振動マイナス30%(AKTIV)
TIME FLUIDITYの価格
TIME FLUIDITYはお値段据え置きのようだ。
TIME VXRSの価格
TIME VXRSは世界で300台発売される。価格は48万だ。発売当時の値段を考えたらいくらか安いが未だTIMEのフレームは廉価版がなく、自社生産を貫いているためすべてこのような価格帯になる。
下手に廉価版を作り裾野を広げるよりも条件に特化したフラッグシップだけ用意する、不器用だが選択と集中というタイム社の哲学を感じる。
当ブログで紹介した記事はこちら。世界限定300台 TIME VXRS Limited EditionとTIME VXRS LIMITED EDITION 実車画像
TIME 2015モデル
いづれにしろ2015年モデルは事前リークしていた情報と大きく変わらなかった。ただ、ピナレロやコルナゴのフラッグシップモデル(50万~60万レンジ)よりも相当安く抑えられていることから、海外通販等の影響を視野に入れた価格展開になっているのだろう。いづれにしろVXRSかSKYLONどちらを買うのか非常に悩ましいところだ。
実はVXRS発表前にTIMEの名車、VX SPECIAL PROボンジュールレプリカのデッドストックを手に入れた。
これほど、見ているだけで胸が熱くなるフレームはない。まるで、方眼紙と、定規、コンパスを用いて描いたようなカーボンとラグの造形が美しい。驚くのは今から12年前の2002年に作られたフレームだ。組みあがり次第、紹介したい。
ということは、SKYLONフラグかな。
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