8月29日に土井選手の書籍「土井雪広の世界で戦うためのロードバイク・トレーニング 」が発売される。先般出版された「敗北のない競技」から早くも1年半が経った。前作は生い立ちや海外でのレース等、様々な土井選手の側面を見ることが出来た良書だった。そして今回はトレーニング本である。
日本人でも数えるほどしか居ないグランツール完走の経験もある土井選手だが、現在は国内のトップチームTEAM UKYOで活動している。海外で走る事も多くのファンを楽しませてくれるのだが、国内で土井選手がレースを走る姿を見られるのはファンにとって嬉しいことではないか。
既にベテランの域に達しているわけだが、今もなおトップ選手として活躍しているトレーニング方法は気になる。いまさら革命的なトレーニング方法は無いと思うが、少しでも土井選手の強さの秘訣を本書から探り出せる内容となっていることを期待したい。
以下東京書籍による書籍紹介
サイクルロードレースのトッププロとして欧州で活躍した土井雪広。彼は、決して最初から「強かった」訳ではない。欧州の科学トレーニングの方法論や戦術、そして走り方を「知ること」と出会って、徐々に「強くなった」のである。
そしてそれは、世界レベルのトッププロのみならず、一般のアマチュア自転車乗りにも応用できるものである、と彼は言う。トレーニングに対する考え方、フィジカル、戦略、運(を引き寄せる)、それらすべてを「トレーニング」し、向上させていった上で、「強さ」を「作り上げる」こと。
「強くなる」とは、どういうことなのか。
サイクルロードレースの世界第一線で戦ってきた著者による、徹底して世界に通用するためのトレーニング法を示した実践書。
私は出版元の東京書籍のロゴを見て教科書を思い出した。まったく畑違いの出版社から発売される土井選手の書籍が今から楽しみである。世界に通用するためには何が必要なのかが記されているとあり、別府、新城、土井選手に続く次世代を担う若者の指南書になっていると期待したい。発売は8月29日(土)だ。
東京書籍
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