ほおら、みてごらん。後ろには1人しか居ないよ。ようするに最後尾を走っていたってわけさ。先週の苦手なマイアミはギリギリ残留ポイントゲットという運のよさもあってか、「調子が上がってきている」という勘違いをしていたんだ。
ところが蓋を開けてみてどうだろう。あれはマグレだったんだと走りながら思う。焦って1周めでスリップ。ここから歯車が狂い始めて、踏めなくなる。気持ちはあるんだけどなかなか前に進まない。キャンバーも練習した。インターバルもこなした。ああ、そうかメンタルか。いや、メンタルも大丈夫だ。
たぶんメンタルとは違うところで、心が折れたようだ。ただ、それでも走る。
関西シクロクロス C1 烏丸半島に散る
photo : 我らがKikuzo氏
この日はニュージャージを着た。なかなかいいぜ。以前の「適当に作った感」のジャージも違う味を出している。あのフォントは「一番上に表示されていたフォント」を適当に選んで作ったとか。しかし、C1のマツケン氏があのジャージをSDA王滝で優勝したときに着ていたりとその知名度が上がった。
それから少しばかり変更している。
この日は機材トラブルが続いた。試走の段階でバッテリーランプが赤になる。レース前に色んな人に、内装式の充電機を持っていないか聞いたけどやっぱり持っていない。かろうじてマツケンさんが持っていたけど、「外装式」だった。いけるやろーと思っていたら試走はだいじょうぶだったもののスタート後すぐに息絶えた。重いギアを踏む
固定ギアはこんなにつらいものなのかと、KOSSY氏をリスペクトしてしまう。
慣れないことはなれないもんで、だんだん焦ってくる。人間一回負のスパイラルに突入するともはや戻ってこられなくなる。焦ってしまい、風車の平坦区間でスリップダウン。ハンドルが曲がる。直しながら走っていたら最後尾へ。
そうこうしているうちに、トッキーが来る。そして、同じチーム員のマツケンさんも後ろにせまる(ちょうど写真にも写っていた)今回は色々重なってしまったけどやはり地道にコツコツやるしかない。近道はないと言える。次回は万全の状態で希望ヶ丘を迎えたい。
今回は「バッテリーが切れた」だとか「空気圧ミスった」とか「調子ガガガが」とか言い訳ばっかり頭のなかに浮かんできた。でもそれは不甲斐ない結果を認めたくないという弱い心の現れだなと感じる。言い訳しててもどうにもならん。
希望ヶ丘はせめてフルラップしたい。というわけで基礎的な地味なトレーニングを日々こなして、前に進んでいこうと思う。言い訳は聞き飽きたし、言い飽きた。
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