関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ M40-49 2位

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できるだけ食らいつく。Photo: ©︎Aoi Lab.

雨の烏丸とか、地獄。

しかし、テクニックやパワー、登りのトラクションのかけかたなど、すべてが要求される。これぞシクロクロスという烏丸のコースが面白い。特にドロキャンバーはしっかりと後輪荷重しないと、蟻地獄のように、選手が谷に吸い込まれていく。

昨年も雨が振り、ヌタヌタのドロがえげつなく、さらに名物の鬼畜キャンバーを考えただけでも萎え・・・、るわけではなくチャンスだと思った。そういうスリッピーな路面状況で練習しているし、キャンバーも練習しているから特別不安はなく。

前日からの大雨で、コンディションは最悪だが、どの選手も条件は同じ。

紅葉が綺麗。Photo: ©︎Aoi Lab.

試走の段階で走れば走るほど、路面が乾いてきていることがわかり、マッドタイヤからノーマルパターンに変更した。過去の経験からスリックタイヤは当然ながらNG、芝区間はスピードが乗るから全体で速いタイヤを選択した。

レースはMM40といえど、関西CXのC1でトップを走り、全日本選手権MMを2連覇している村田選手から何秒離されないか、というレースになるので村田選手のみ気にして走れば良いという楽な(?)レース。あとは、沖縄210kmでギンギンに仕上がっている、兼松大和選手がどこまで走れるかが気になっていた。

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琵琶湖グランプリ M40-49 2位

表彰式は子供が多い。 Photo: ©︎Aoi Lab.

家族に手を振るIT Photo: ©︎Aoi Lab.

普段とレースのタイムスケジュールが違うため、朝の試走からしっかりと走った。試走の段階で気をつけていたこととしては、

  • 2時間後に乾くことを想定したタイヤ選び
  • 全体で速いタイヤを選ぶ、ひと区間だけを気にしない
  • 降りたほうが速いセクションを見極める
  • 芝区間で軽いタイヤを選ぶ
  • 村田さんの後ろでライン取り勉強する

という感じ。特に、試走段階のコンディションは参考にならず、走っている間にも路面が乾いてくることがよくわかった。空気圧は、相変わらず練習と同じ1.68barと1.75barと高め。昨年が1.13barという超低圧で走っていたことから考えてもかなり冒険しているが、グリップ感が違うためこれはこれで最適。

Photo: ©︎Aoi Lab.

次に、「全体で速いタイヤ」という事もかなり気にした。キャンバー区間をクリアするために、フロントにマッドタイヤを入れることも考えた。しかし、芝区間が長いことと、キャンバー区間は下車する場合も多いため全体のバランスを考えて、通常パターンのSERAC CXを選択した。

路面を選べばMUDとCXのグリップ感は変わらないが、どうしてもMUDの芝の転がりがかなり悪く不利になると感じた。試走段階で色々なラインを試し、キャンバー区間は前荷重にならないように走らせれば行けそうな感じがしたので何度も繰り返し試した。

走ったほうが速ければ、走る。Photo: ©︎Aoi Lab.

レースはMM40で普段よりも和やかな感じ。娘も妻も応援しに来てくれる。ただ、私は普段と変わらずにC1のレースを走るような緊張感を持つ。ゼッケンは2番なので、村田選手の横に並ぶ。村田選手(CXでは松木さんよりも速い)とは力の差がありすぎるため、今日は村田選手からできるだけ遅れないようにできるだけ粘る。

スタートは微妙にペダルキャッチをミスしたが、4番手ぐらいでコーナーに入る。キャンバー区間でも無理なく走っていると、後ろでガチャガチャしている模様。なんとか3番手でキャンバー区間を回避して、そのまま抜け出す。

Photo: ©︎Aoi Lab.

フィニッシュエリア横を通り過ぎるときには、村田選手、織田選手、私の3人パックになっていた。最後までこの位置は変わらなかったようだ。

当初、芝区間は織田選手が引いていたが途中から村田選手が前に出る。すかさず後ろにつかせてもらって、周回数を重ねる。ツキイチ、というよりも私が前に出ると共倒れする確率のほうが高いため、あえて控えめに邪魔しないように走る。

ラインが異なる。Photo: ©︎Aoi Lab.

序盤~中盤までペースはそこそこだったように感じた。村田選手の後ろは走りやすく、ミスが少ない。自分で走るよりもかなり楽にライン取りができるため、キャンバー区間でもできるだけ衝突しないように一定の距離を3周回を消化した。ラップタイムは淡々と刻むが、芝区間で村田選手のタイヤが重そうだった。

IRCのSERACは芝区間でドロが取れたが、VittoriaのテレーノMIXは結構ついてているのがわかった。とはいえ、この区間で抜いてもしょうがないので、前に出るなら直線でしっかりと走る方がいい。最終周回手前の直線で、意図時に前に出るようにペースアップをする形で先頭に出た。

Photo: ©︎Aoi Lab.

スタート直後の2箇所のキャンバー区間は、村田選手と自分の走るラインが違っていたため、若干後ろでは走りづらく感じていた。最終周回は自分のラインを走って、芝区間で踏む感じで走る。最後まで村田選手と2人で行こうと思っていたが、気が先に先行して飛び出る形になってしまった。

芝区間だけ前を引いて、キャンバー区間では村田選手が前に出てもらえたのでまたツキイチに戻る。そうこうしていると、ワンミスしてしまい離れてしまう。あちゃー、と思いつつ追う。ラップされる選手がちらほら増えてきて、行きたいラインを塞がれるという「人間バリア」がいたるところで発生してしまい、ペースが狂う。

登り区間は左でも、右でも良かったが、左で。Photo: ©︎Aoi Lab.

とはいえ、皆さん紳士によけてくれるためなんとかストップせずに走りきれた。フィニッシュ前、最後のキャンバー区間は突っ切ろうと思ったが、行きたいラインに人がいて立ち往生。困った。村田選手は行ってしまい、16秒差で2位だった。

C1で常に先を行く村田選手。Photo: ©︎Aoi Lab.

村田選手は、普段C1を走るよりも若干抑え気味で走っていたように思う。C1で走るときは、全くついていけないから、今日は後ろで走れたので実践の練習になり良い収穫だった。やはり、上手い選手はミスしないし、無理しないし、安定している。ラップタイムも安定しているし、この40分間だけで少しうまくなった気がした。

レース直後、ゴールエリアで反省会w Photo: ©︎Aoi Lab.

次戦は、土曜日に東海シクロクロスのワールドネイチャー、日曜日は関西シクロクロスの烏丸というハードスケジュールだけど、今年はTCX使ってからかなりバイク乗るのが楽しいので、レースも楽しみ。東海は完全アウェイだけど、見かけたら野次ってくださいw

次戦もがんばります。

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