GWはガツンと乗り込まずに、日々コツコツと練習するスタイルにしていた。自転車乗らない以外の時間を有効活用する。実際に考え事はほとんどせず、機材の事もメモ程度に留めるぐらい。運動して、良いものを食べ、本を読み、寝る。テレビも見ないけど、時間はあっという間に過ぎていく。
GWは色んな本を読んだけど、ちょっと違う系統の本も読もうと思ってメジャーな村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け (講談社文庫)」を読んだ。結局、この手の本は向いていなかったし、ハルキストなる熱狂的な信者にはなれなかった。しかし「職業としての小説家」は面白かった。
新潮社 (2016-09-28)
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文章で食っていくトップ選手って、才能もやっぱりあるのだろうけど、それを開花させる能力もマタ重要なのだな。GWは結局5冊読んで終了。カフェマンナも2回行って、エンマカフェも2回。自転車の練習もできたし、TSSも稼いだ。GW少し振り帰る。
GW前半は家族と
先週の金曜日から10連休という、長きに渡り日々走る。28日、29日は別の用事があり大阪から離れて実家へ。28日の朝に2本SSTやる。20min 284Wと260Wと40分間だけだったが出力も出ていて上機嫌で飛行機に乗る。29日はクラゲ博物館に行く。「クラゲの寿命はだいたい1年なんです」という事を聴いて、人生の長さにかかわらず一日一日を無駄にしてはいけないなと思い改める。
うちの母親から聴いたのだが、「お父さん毎日あんたのブログみてるのよ」と教えてくれる。親は化学系の技術者で化学一本で定年を迎えた。しかし、70までまだやるらしい。再雇用になるようだが、それでも普通に院卒より給料もらえるらしいから、父にとっては良いボケ防止と、規則正しい生活を崩さない良い軸になってくれるといいのだが。
結局、はえ抜きで生き残ったのはうちの父だけだったようで人生の先輩として色々聴いてみた。昔は親の話など聞く耳持たない私であったが、最近は人の話を聞くことの重要さに気づきつつ有る。とはいいつつも、人によって聴いてもしょうがない話はまったくといっていいほど(時間の無駄なので)スルーするのだが。
色んな人を見ていると、どうしても自分の話ばかりしてしまいがちだが、人の話を聞かない人間は、自分の話も聴いてもらえないと自覚したほうが良い。一連の会話に割合があるとしたら7割相手に話させて、3割自分が主張したい言葉を言う。
色々聴いて結局振り返ると、「あっという間だった」という事をまず言っていた。あとは国家資格。難易度Aに位置づけられる国家資格を、若いうちに苦労して取ったのが良かったと。他には、出世は勝手にするから、出世したいと思うだけ無駄。これには同感。自分が死ぬ時に「もっと出世しとけばよかった」なんて思わないだろうし、たった一つの企業の中で定められた「役職」なのだから、もっと視野を広くということなのだろう。
会社で見れば価値があることかもしれないが、社会の中、転職してしまったらそんなものに価値はない。昔はコンプライアンスなんて言葉もなく、会社でタバコも吸えた時代だから、今とは異なるけど、ニクソンショック、オイルショック、バブル、バブル崩壊とその時代の話はその次代を体験していない私からすれば、逆に新鮮だった。
仕事をしていく上で何か気をつけていたことはあるか、という質問に対しては興味深い言葉が帰ってきた。
「適当にやる」
この言葉を聞いた時に2つの思考がよぎる。1つは手を抜いて生半可に物事に取り組む行為、もう一つはちょうどよい取り組み。この思考を読んだのかは定かではないが、「適当とは、手を抜くということじゃない。要求や物事に対してふさわしい結果を出す」とか言っていた(気がする)
これはたしかにそうで、例えば、自分が人にお願いして何か成果を受け取るとする。「自分が欲する結果」が得られれば良いのだが「あれ?そうとらえちゃった?」という事はしばしば仕事でも起こる。相手の要求にを適切に読み取り、ふさわしい結果を出す。それが適当という言葉の真意だろう。
いくら一生懸命やっても、到達するゴールが間違っていては意味がない。「りんごがほしい」というクライアントの要求に対して、「私はミカンのほうがよいとおもったので、ミカン持ってきました。」という仕事をしてしまっていたら意味がない。もう少し深く掘り下げると、「結果」と「提案」は別物だ。
かなり長い間、話を聴いていたのだが、意外とまともな話をするものだと、自分の親であるが感心した。「おまえにこういう話をするのは、最後になると思うけど」と最後に付け加え、話は終わった。思い返せば、うちの親の良いところは「昔はすごかったんだぞ」とか「昔は、昔は、昔は、」と言う(私が嫌いな思考の癖)ことをあまり口にしない。
これからがどうであるかだとか、どうしたいだとか、むしろこれから変えられる事に対して興味を持っていたようだ。自分が年老いても、戻らない過去を自慢気に振り返るような愚かな人間にはなりたくない。ハタから見れば、愚かであり、なんともあわれだ。
過去の話など、自分だけが知っていれば良く、心の底にしまっておけば良い。聞かれた言う程度にとどめて。ほぼ貸し切りの露天風呂に二人で入り、ゆっくりできたGW序盤だった。
2017GW練習まとめ
GWは金曜日からだったけど、通常通り1週間単位(5/1月〜5/7日)での総練習量を見る。ガツンと走るよりも経験的にこまめに疲労を抜きつつ「適当」に負荷をかける。やり過ぎも良くないからTSSをうまく調整しながら1週間の流れを気をつける。距離は494kmで、あまり距離は走っていない。仕事量は9327kJに着地。
お酒を飲むのは翌日の調子に影響を及ぼすから、日曜日だけと決めて少量飲む。もともと飲まないから、飲まなくても良いのだが。GW期間でTSSは1372だった。うち1週間のTSSは1057.7とちょっと多い。1週間のTSSは700と決めているからやり過ぎ感はある。しかし「練習→昼寝→読書→記事を書く→良い物食って寝る」というサイクルだったので特に疲労は感じない。
毎日起床時間も5時40分。休みだろうが変わらない。
レースがないとZ3とZ4はやや多い気がするが、普段から一定量やっているのでそこまで突出して多いわけではない。日々の練習もがんばれている。
こちら一見すると同じ色を使っているのでアレなのだが(シクロスフィアの仕様)、Z5とZ6の時間。強度を徐々に上げていきたい狙いがあったのだが、データーとしてもその傾向が見られたのでよしとする。徐々にSSTのベースゾーンからこういう高めの強度にシフトしていく予定。
にしてもシクロスフィアの仕様で色がかぶるのはどうにかなると嬉しい。Z3,4,5,6を1つに並べると、当然Y軸のスケールに引きづられてZ5とZ6がほとんど見えなくなる(ので2つに分けている)。あと、クリックしないと時間が見られないので不便。できれば表みたいなマトリックス化でひと目で見られる方がありがたい。
- ゾーン毎の色を固定化(上記のように違うゾーンでも同じ色になってしまう)
- ひと目で週ごとの統計データー全てをみたい(実際比較したい週のデーターを行ったり来たりしている)
シクロスフィアでできたら良いなと気づいたリストは2つだった。
GWはずっとTIME VXRSに乗っていた。最近のヘタなバイク買うくらいなら中古のTIME買ったほうが幸せになれる。と断言する。BBはThread式。剛性は硬すぎず、柔らかすぎず。しかし高速域になるとZXRSの方が良い。普通に乗るならVXRSの方が「楽しい。」
丸パイプに近い、細身のホリゾンタルは良いな。
翌日は、新型ROVAL CLX50。うーんやっぱりBORA35の組み合わせの方がVXRSと合うわ。見た目もそうだし、何より乗っている時に「コレコレ〜」感が強い。VXRSには35mmハイトが一番良い。あとG3のスポークパターンも合うし今後はBORA35とVXRSでセットにしておこう。
ZXRSはなぜかCLX50が合う。
やっぱりZXRSはZXRSで良い。VXRSも良いのだが、それぞれに個性があり良さがある。「新しいのが出たらとたんに古く見える」という某社のフレームのようにはTIMEはいかない。新しいのが出るたびに過去の名車はより輝きを増すのだ。
そういや、今買うならTIMEのIZONをおすすめする。ダウンチューブはZXRSを彷彿とさせるし、なによりホリゾンタルに近い造形。ロゴもでかいし。この日はIZONを操るH氏と皆でライドへ。
新規開拓した謎の登り
3Day熊野の千枚田に似ている。これ、別院ループの小学校ゴールに向かう初めのところから左に入る坂。かなり良い坂。最近H氏が開拓したらしい。登りは良い感じで下から上まで、車の通りも全く無く信号無く13〜4分登り続けられる。ここまで来るまでのルートで相当足を使っているので余計に辛かった。
高山〜大阪峠〜堀越〜かやのさと〜別院のあっち側〜謎の峠〜双子屋
最近のテーマは常に270W以上、短時間なら300W以上、というテーマで別院はav298W、謎の峠は単独錬で12分270Wで。どうしても瞬発系に優れる人たちに打ち負かされたが、後半は体力勝負で単独走。双子屋によってピザくう。
帰宅して疲れて寝てしまい、GW最後は3時から6時まで寝てしまった。GW終わるけど珍しいのは、GW終わってホッとした。はやく仕事したいなという社畜度が高い状態に戻ってきたから明日から頑張れるはずだ。映画の美女と野獣も見れた良かった。かなり息抜きになった様子。
まぁ、毎年GW終わるとあっという間に夏が始まり、秋になる。そうやってまた一年が終わっていく。明日からまた通常運転にしていく。一週間でTSSは700目指して、明日は朝回復走、夕方からレジスタンストレーニングやって、高回転練習しよう。