猪名川の飛行機

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伊丹空港近くでいつも飛んでいるこのラジコン飛行機。先日やっとオジサンに声をかけた。どうも趣味ではなく競技会へ向けへ練習しているらしい。この競技の「全日本選手権」らしい。ラジコンと言っても、プロペラだとかエンジンといったたぐいは付いていない。飛ぶために必要なのは「上昇気流」ただひとつらしい。

ちょうど地形的に上昇気流が発生するエリアらしく、飛ばすのに適しているとのこと。このグライダーは手で投げる。羽のフックを2本の指で掴んで、空に投げる。60mほど上がって旋回し始める。伊丹空港から離陸する飛行機と相まって、なんとも優雅だ。ロマンがある。

飛び続けられるかは風次第だという。風を読んで自分の飛ぶ力をコントロールする。いわゆる「空気が読めるヤツ」というわけだ。そのあとは緩やかに下降してくる。

飛んでいられるのはいいなぁと思いながらぼんやりと、飛行を眺め続ける。まるでペットのようにオジサンのところに帰ってきて、また空へ放たれる。飛行機が飛んでいるその空を見上げると、もう秋空だった。いつも下を向いてばかりいると気づかないこともある。

こうやって、季節は変わっていってまた暑かった夏も次第に忘れていくんだろう。一つのシーズンが終わり、また新たなシーズンが始まる。

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