マチュー「ワウトとは一切目を合わさなかった」 フランドルドキュメンタリー

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インタビュアー: あなたの人生は、明日から変わると思いますか。

マチュー:いいえ、そうは思っていません。何か利益があろうが、無かろうが、それは私の人生を変えることはありません。

スプリントで勝つことは非常にハードだと思います。ただ、理想的なシナリオを選べばそうなるとも思っています。

インタビュアー: 驚いたのは、あなたがワウトと目を一切合わさなかったことです。

マチュー: レーススタート前から言葉も一切かわしませんでした。スプリントで最も打ち負かすのが最も難しいのはワウトです。そして、ゴールスプリントで最悪な相手と戦うことになりました。アラフィリップがレースを去ったとき、本当のレースが始まると思いました。

インタビュアー:アラフィリップの落車をどう思いましたか?

マチュー:モーターバイクは非常に低速で走っていました。アラフィリップの落車には非常にショックを受けました。私は彼を、彼と共にゴールまで連れて行きたかったんです。

このレースで二度と勝つチャンスは巡ってこないかもしれない。最後の区間を全力疾走しました。私は、自分の人生を決めるスプリントを行わなければならないことを知っていました。ワウトと私はまったく同じタイミングでフルスプリントを開始しました。しかし、あの時は自分がわずかに遅れたと感じました。いつも、相手のラインを見ていますが今回は疲弊していました。私は、バイクをできるだけ前に投げることしか考えられませんでした。

それでも、最初はワウトが勝ったと思っていました。

私の耳には、「マチューが勝った!」と聞こえてきました。しかし、私自身、それらの事実を信じることができませんでした。その時は、だれも事実を確認することができなかったからです。

インタビュアー:250kmの後、僅かな違いを生みました。歴史的だと思いますか?

マチュー:・・・はい、私は少なくともそう思います。私にとって初めての記録なんです。それはとにかく歴史的です。そして、これからも長い間語られることになると思います。

とても、素晴らしい一日でした。

インタビュアー: ワウトはレースを祝福してくれましたか?もしくは、彼はあなたを祝福してくれましたか。

マチュー:いいえ、彼は祝福には来てくれませんでした。しかし、私達がお互いに勝負するのは幼い子どものときからなんです。私達はシクロクロスで共に育ちました。

インタビュアー: 「純粋な楽しみの側面では、シクロクロスとマウンテンバイクのほうが楽しいと思います。その後ロードレースに向かいます。」あなたは、昨年のアムステルゴールドレースで勝利したあとそう言いました。

マチュー: 私は自分の意志にこだわりがあります(笑)今回のレースは世界最高峰の1つです。ただ、明日トレーニングのために出発するためのバイクを選択する必要があるとしたら、私はマウンテンバイクで山の中に居たいんです。

インタビュアー:今回のレースで一部のファンは「くそー、勝ったのはオランダ人か!」と言っています。その発言に対して、あなたは影響を受けましたか。

マチュー:いいえ、そんなことはありません。ベルギー国民からの良い評価もいただいています。それは、私がシクロクロスで育ったからかもしれませんね。

インタビュアー:最後に質問です。
「Mathieu van der Poel」というのは、(俯瞰してみると)いったいどのような気分なのでしょうか。

マチュー: これまでで最も素晴らしいことだと思っています。

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