
Photo: Canyon / Team USA
CANYONがパリ五輪に向けて、世界最速のSPEED MAX TRACKを開発中だ。USAトラックサイクリングチームとの共同開発で、2024年のパリ五輪でに向けてSWISS SIDEの空力学者や、元オリンピックチャンピオン、世界チャンピオン、といったメンバーが加わり開発が行われている。

Photo: Canyon / Team USA
昨今のトラックバイクのトレンドは、スルーアクスル化と、細部を極限まで薄くしたフレーム設計だ。アワーレコードの記録を塗り替えたPINARELLO Blide F HR 3D はフロントハブは100mm、リアハブは120mmからそれぞれ69mm、89mmと幅が縮小、ボトムブラケットの幅は70mmからわずか54mmに狭められている。
開発中のSPEED MAX TRACKも同様にフロントフォークは、ホイールに接触しそうなほど幅が狭めれれている。対して、リア側のシートステーはLotus Hope HB.Tのような造形であるがCANYONのデザイン哲学である「直線」的な構造だ。

Photo: Canyon / Team USA
特徴的なハンドルはCANYON独自開発のものかは判別できないが、WATTSHOP Anemoiエアロバーに似ている。現在開発中のため、販売時期は未定だ。UCIの規定上、市販品を必ず販売する必要があるため、ごく限られた期間販売される可能性はある。
「世界最速」と、発売前からCANYONが言うほどのトラックバイクだ。いまからパリ五輪でCANYON SPEED MAX TRACKが登場することが待ちきれない。


