今日の練習はMTB専用コースのTOPEAK MTB PARKに連れて行ってもらった。何年もかけて作られた本パークはテクニカルな箇所や遊べるバームなどが多数ある。MTB乗りなら楽しめる要素がふんだんに盛り込まれたコースだ。
関西シクロクロスのくろんど池前とあり、この日もオフロード同好会の面々と走る。MTBのJシリーズに参戦している方達なので山は慣れたもの。私は遅いので一番後ろについて追っかける形で走る。
コースの全体像はこちら。
こういうパンフレットを見るとスキー場を思い出すな。このTOPEAK MTB PARKは入場料金が1500円とられるけど、整ったコース、そして細かな整備してくださる方、高圧洗浄機の無償貸出、今日であれば炊き出しのカレーや、コーヒー、みかん等を頂いて実質(今回は)ご飯付きで1500円と安すぎる気がする。
寒い冬の山で食べるご飯は格別。
一周目は試走をかねて三人で回る。やはり二人は早くあっという間に置いていかれることに。MTBに乗って思うのは「無駄なく」「速く」「バワーを使わない」ように走るのは難しいといつも痛感する。
どのラインを通るのか、どこで踏むのか、どこで休むのか、、、下りのライン、上りのバランス、全ての要素がうまく絡み合いやっとまともに走ることができる。
先日、1時間5.1W/kgをやってのけた変態さんはこの下りで攻めすぎたようだ。かく言う私も下りで前転して目の下、口を切って口は泥まみれに。実は途中から全く力が入らなくなり、軽いハンガーノック状態になったいた。
おそらく集中力も低下していたのだと思う。
やはり、こういう時は走ってはいけない。反省と学習をした練習であった。結構派手に転んでしまったが鎖骨が折れてなくてよかった。本当に気をつけて走らないといけないな。
マウンテンは楽だと世間一般には思われているがそれは誤解だ。短時間の集中力、高出力を繰り返して行くとロードにはない疲労が襲う。はじめ登れていた坂でまるでオールアウトしたような状態になり力尽きた。
15分間5.7W/kg近くアスファルトの坂で出せていても、オフロードになると途端に疲れが襲う。
まだ、パワーマネジメントができてない証拠だ。こんな時は機材のせいにしたいけど、能力以上のちゃんとした機材を使ってるので言い訳もできず。地道にやるしかあるまい。
走れば走るほど小さな発見がある。できないことができるようになる喜びがオフロードにはある。ロードに役立つのかわからないが、バイクコントロールやパワーマネジメントはより磨かれて行くだろう。
うまく走れない道に出会いクリアして行く感覚は、まるで難問を解いているかのようだ。解けた時に脳に走る快感はまるで中毒だ。
当面、この中毒から抜け出せないだろう。聞いた話だがどの種であれ「中毒患者は中毒患者の仲間を増やしたがる」らしい。私もその被害者の一人だが、どうやらいつの間にかこうしてオフロードの事を書く側になってしまった。
オフロードは自転車という乗り物の幅を広げてくれる刺激的な乗り物だ。TOPEAK MTB PARK(ゆぶねMTBプロジェクト)はレンタルのきちんとしたMTBもある。まずは何事もやってみるということが大事なのだろう。今ロードに乗ってる人こそMTBでバイクテクニックと自転車の難しさと楽しさに触れて欲しい。
私はMTBやオフロードを初めてから一つの後悔した。「もっと早く初めておけばよかった」いまはそのひと事に尽きるのだ。
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