もしも、バイクに「血統」があるとしたなら、シクロクロス車はロードバイクが祖先なのだろう。凍てつく無機質なアスファルトの上で生まれ、早く走るために進化を遂げてきた。ただ、舗装路を来る日も来る日も走り続け、なんら走るのに不自由なく整備された舗装路が、いつしか退屈になったのかもしれない。
いつも走り慣れた道に幾分あきあきとしていた時、ふと横目をそらすと、林の中にわき道がある。ただし、今乗っているクラシックなバイクでは先に進めなさそうだーーー。いつもとは違う場所を走るために、少しだけバイクに手を入れてみる必要が出てきた。
シクロクロスの誕生と、バイクの進化は、こんな小さなキッカケで始まったのかもしれない。そしてここから、シクロクロス車というバイクの突然変異が始まったと仮定しても、大きくははずれてはいまい。
この、シクロクロスの黎明期は想像の域を出ることはないが、少し現代に話を戻そう。もしも、それらのシクロクロスバイクを生み出し、作り上げるとしたらどんなメーカーが最適なのだろうか。安直に考えるなら、オフロードを得意とするメーカーがベストという事になる。
彼らは「オフロードがなんたるか」を熟知しているし、今のトレンドを取り入れてどうやって生み出せばよいかその術を知っている。私はKONAのシクロクロスバイクを見て、ふとそう思ったのだ。タイトルに「KONAってメーカー」と書いてあるとおり、「って」という語句からロード乗りに向けたタイトルである事がわかる。
私はオフロードをやり始めてから、様々なメーカーを見てきた。ロードよりも20年は進んでいるという世界には、見たこともないような機材と、ブランドが存在していた。ロードだけしか知らなかったら、出会わなかったメーカーもあるだろうし、知らない規格も山ほどあった。
そんな中、今回遭遇したKONAのシクロクロス車は、私に一つの「スタイル」を教えてくれた。ロードバイクの血統は、困難な道を歩んで、シクロクロス車をどう変えていったのか。今回はオフロードのメジャーメーカーKONAから一台のシクロクロスバイクをご紹介したい。
なお、9000字を超えているのでブクマなりして頂いて読んで頂けたら幸いだ。
KONA PRIVATE JAKE
もしかしたら、ロード乗りに馴染のないブランド名を見て閲覧者は早々に離脱しているかもしれない。しかし、それでも構わない。日本においていまだロード人口よりも、オフロード人口は少ない。商業的に見ても規模は小さく、それらに携わるブランドの知名度もまちまちだ。
ネコに小判を見せても価値がわからないのと同じで、見る側の知識レベルと、理解力、本当に必要とされているかどうかで、バイクの価値や期待度は大きく変わってくる。だからまずはブランドのコトから知っていこう。KONAはカナダ生まれのブランドで、ダウンヒルMTBからその歴史が始まった。
最近ではロードも展開しているが、主力バイクはやはりMTB。ロードの下りとはまた違った、とうてい理解できない世界がそこにある。KONAのプロダクトは実践で必要なものがふんだんに盛り込まれている。つくり手たちが実践の中で、必要なものを、必要な分だけバイクに反映している。
そんな彼らが作ったPRIVATE JAKEという一台のシクロクロスバイクは、オフロードを楽しく走るためにふんだんに機能が盛り込まれている。見れば見るほど作り込みに目が行くわけだが、このバイクはとても面白いのだ。
PRIVATE JAKEの”おさえた”仕様
一見パッと見れば普通の黒いバイクに見える。特に何ら特徴の無いデザインだ。昨今の流行のViVidなカラーとは異なる佇まい。オフロードを走ると切っても切れない泥や汚れと同調するように、その全体がシックにまとめられている。
もしかしたら、この無骨で遠慮がちなデザインにした理由は他にあるのかもしれない。PRIVATE JAKEの細部を見ていくと他のバイクにはないある点に気づく。それはリアエンドの特種な規格である。
このPRIVATE JAKEの面白いところは「前後スルーアクスル」という点だけではない。スルーアクスルに関しては当ブログの記事「ロードバイクに「スルーアクスル」の波が訪れようとしている」を参照されたい。2015年2月に公開した記事である。
このスルーアクスルをシクロクロス車を手掛ける多くのメーカーが取り入れ始めている。元々は剛性を必要とするMTBで採用されていたのだが、シクロクロス車のディスクブレーキ仕様が解禁になるやいなや、ジワジワと規格の浸透が進んでいる。
スルーアクスルの話に少し力が入ってしまったが、話はこれだけでは終わらない。
このPRIVATE JAKEのリアはなんと「シングルスピード」にも対応しているのだ。これはMDS(モジュラードロップアウトシステム)というロード乗りには聞き慣れない仕組みだ。簡単に言うとシングルスピード(ギア一枚)の10mmと12mmのスルーアクスルと双方変更することが可能になっている。
こちらはフロント。スルーアクスル15mmを採用している。
野辺山シクロクロスのシングルスピードは「仮装大会」として違う方向が有名になってしまったが、シングルスピードでシクロクロスに参戦し、しっかりと結果を出している選手も多い。シングルスピードと言えば関西シクロクロスC1を走るKOSSY氏。
そのKOSSY氏のブログ内でもシングルスピードの醍醐味が紹介されている。
参考記事:「ギアフリーの魅力、シクロクロスをシングルスピードで楽しむための4つのヒント」
このPRIVATE JAKEはトレンドの142mmエンド幅、12mmシャフトの化けの皮をかぶりつつも、中身はトラディショナルな10mmだ。そう考えれば後々、遊び方が変わってもそれぞれに対応できる、という遊びの幅広さがある。
フロントフォークはカーボン
先ほどフロントフォークは15mmスルーアクスルだと説明した。スルーアクスルの利点は通常のシャフトよりも太い軸を使用することにより、剛性アップを狙っている。もちろん、クイックリリース式のハブは使えなくなってしまうが、セットで付いているホイールで事足りる。
このフロントフォークはカーボン製でシクロクロスの為にデザインされたものだ。シクロクロス車というと、その価格面からパーツをケチる場合が多い。しかし、このバイクはフロントにカーボンフォークを採用している。
よく考えれば、「フロントスルーアクスル」、「カーボンフォーク」、「ディスクブレーキ台座」が付いている単体フォークは4〜5万はくだらない。コラムはカーボンかアルミかは定かではないが、シクロクロスの場合、アルミが多い。非常に大きなパワーがかかるので、すぐにダメージを受けてしまうからだ。
また、ヘッド角が70.5度と寝ているため操作がしやすい。ヘッドが寝ている(ゼロに近づく)ほど下るときや操作がマイルドになる。ヘッドが立っていれば上りには強くなるが、シクロクロスではやや寝たヘッドのほうが良いだろう。そういう意味では、KONAはオフロードバイクをどうやって作ればよいか知っているのだ。
フロントシングル ナローワイド
この特殊な形状の歯を見てほしい。その前に一つ問いたい。
私が今から書く一文で、ロード乗りとオフロード乗りの反応は真っ二つに別れるだろう。メインコンポーネントはSRAMである。おそらくロード乗りは「なんだスラムかよ、シマノじゃないのか」と思うはずだ。対してオフロードを嗜むものは「SRAMはスタンダードだ」と。
私もマウンテンバイクを始めてから驚いたのだが、マウンテンバイクの世界におけるシマノコンポーネントの支持率は2-3割程度と推測している。スポンサーやメーカーの兼ね合いもあるだろうが、ほとんどのプロ選手から、ホビーライダーまで猫も杓子もSRAMだ。
フロントシングル化の場合、ナローワイドと呼ばれるチェーンリングの歯形状が相互に異なる構造を採用している。これらはチェーン落ちを防ぐため、SRAMが考案した構造だ。このマウンテンバイクで培った技術を、シクロクロスバイクでは採用している。
実は、私のシクロクロスバイクのメインコンポーネントはシマノだ。しかし、どうしてもフロントシングル化をするために、シマノクランクにナローワイドの歯をつけている。もちろん社外品だが、今まで大きなトラブルはない。
私がシクロクロスC1で走って一度だけチェーン落ちしたのは、UCIマキノ高原の下りだけだ。それ以外はノーメカトラで10戦を終えている。ただ、厳密なことを言うと、シマノコンポに「シングルギアポン付け」は本来の性能を引き出せていないと言える。
関連記事:【写真で検証】マキノ高原CXの下りで一体チェーンに何が起こっていたのか
理由はシマノクランクは元々ダブル仕様だということだ。この場合、チェーンリングの位置は、ダブルを基本とした位置に設置されている。SRAMのフロントギアとクランクは、もともとフロントシングルギア用に設計されている。ちょうどダブルの二枚のチェーンリングの真ん中辺りに一枚ギアが設置されるようになっている。
この設計で、無理のないチェーンラインを実現できるし、なによりフリクションロスも減る。厳密には6mm程内側にチェーンリングの位置が寄っているだけだが、シマノコンポにポンつけフロントシングルでは、実現できない絶妙な配置なのだ。
スラム リアディレイラーの利点
スラムのリアメカの特徴といえば、チェーン暴れの収束がとても早い。MTBコンポで培ったスタビライザーが働き、チェーンの挙動を緩やかに収束させてくれる。コンポーネントグレードはSRAM FORCE。シマノグレードだと105相当だが、十分なスペックと言える。
シクロクロスで高級なコンポーネントを使ってもあまり効果はない。むしろ、エンドがもげたり、ぶつけて壊れることが多いから、消耗品であると考えたほうが良い。スラムの場合は、オフロードで培った技術をロードコンポーネントやCXコンポに多く取り入れている。
標準で搭載されているRIVAL ONEには、SRAMが提唱する「フロントシングルギヤ×リヤ多段ワイドギヤ」の思想が盛りこまれている。今回標準装備されているスプロケットの歯数は11-32Tの超ワイドスプロケを採用している。
フロントシングルギアが40Tであるが、ギア比的にはコンパクトクランク34Tとスプロケ27T相当の1.25だから、いかに軽いギアなのかわかるだろう。
なお、フロントシングルとオフロードの悪条件を想定し、プーリーにも細工が施されている。先ほど紹介したフロントチェーンリングの「ナローワイド」だが、その互い違いの歯形状をプーリーにも採用している。そのため、極度の泥つまりが懸念されるマッドコンディションにも対応できるのだ。
このように、ありとあらゆるところに最新のギミックが搭載されている。また、フロントシングルギアを使うことが初めてでも、ギア比の構成を全く考えなくても良い。この完成車は買ってそのまま使えるので初めてでも安心である。
なお、私のシクロクロスバイクはチェーンリング40Tのスプロケ28Tを付けているが、正直レース後半になると小さな坂で重いなと感じることが多々あった。一般的には40Tの32T構成は、絶妙なギア選択と言えるだろう。やはりKONAはどんなシクロクロスバイクを作ればよいのかを知っている。
ディスクブレーキ標準仕様
余程の理由がない限り、カンチブレーキはオススメしない。単純に制動力を考えた時、ロードバイク乗りはカンチブレーキの効きの悪さに驚くはずだ。「雨天の時にブレーキが効かない」なんて言うロード乗りがいたら、迷わずディスクブレーキをおすすめする。
それほど、マッドコンディションでのブレーキは効かない。ただしカンチブレーキの「キーキー音」でシクロクロスの風物詩を感じるなら、もちろんカンチブレーキもアリだ。その辺は何を取るのか、何に重きを置くのかで変わってくる。なお私は「止まる」というブレーキ性能を一番求めている。
このモデルは、デフォルトでワイヤー引きのディスクブレーキ仕様を備えている。確かに時代は油圧ディスクブレーキの流れだ。しかし、メンテナンスや重量面、その取り扱いを考えるとワイヤー引きでも全く問題ない。
チューブレス対応ホイール
本当にこのバイクは「全部入り」だ。標準で付属しているホイールはチューブレス対応をしている。ロードよりもグリップが稼げない様々な条件下では、チューブレスタイヤがその威力を発揮する。チューブが不要になった結果、より多くのエアボリュームをかせげる。
純正で付いているタイヤは35cとグラベルロードを考えた場合は標準的ではあるが、もしもシクロクロスでC1を走る場合はタイヤ規定33C以下というルールがある。その為、純正のタイヤは練習用と割りきって、おとなしくIRCのシラクを買ったほうが良い。
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確かに資金に余裕があればデュガスと言った高級タイヤもあるが、IRCのシラクはお値段以上の性能を備えている。私もシーズンを通して使い続けている良いタイヤだ。もしも、このバイクを購入したら合わせてNOtubeのバルブと、IRCシラクのタイヤを組み合わせて使いたい。
少なくとも、私はそうする。
チェーンステイ420mmの意味
このチェーンステイの長さは珍しい。シクロクロスのフレームの場合、安定性や、操作性の兼ね合いでチェーンステイの長さは425mmが標準だ。なお、このチェーンステイが短ければ短いほど「かかり」がよくなる。ロードバイクのチェーンステイの長さの標準は405mmだ。
ただし、TIMEは未だに404mmだとか、過去には400mmというサイズを展開していた。タイムトライアルバイクは400mm以下がザラだし、トラックフレームに至っては400mmアンダーである。短ければ短いほど、BBにホイールが近づく。これによりダイレクトなふみ心地や、掛かりの良さが実感できる。
このチェーンステイの長さはバカにできない。試しにチェーンステイ425mm程のフレームで登りを登ってみてほしい。どこかモッサリとして、力がどこかに吸収されているような錯覚に陥る。ジオメトリーであまり意識されないチェーンステイ長だが、このフレームは420mmである。
シクロクロスの操作性と快適性をそなえつつ、ロードのような掛かりの良さを狙った結果、あいだの「420mm」に設計したのかは定かではない。ただし、僅か5mmの詰め量でもフレームの特性は大きく異る。直進安定性を増す味付けをした理由はKONAにしかわからないが、425mmという魔法の数字を採用しなかったのはなにか理由があるのだろう。
身長が低い人にも
さて、ここまで非常に長文だったため、文章を読むことに疲れているかもしれない。私も書くことに疲れることはあるが、基本的に好きなので飽きることはない。少し冒頭の話を思い出してほしい。「今の時期にオススメの」と記した。それはなぜだろうか。理由は「サイズ」にある。
実はこのフレームは「小さいサイズ」の展開がなされている数少ないフレームである。私が一番苦労したのはサイズを探すことだった。しかも9月下旬にはシクロクロスのシーズンが始まる。シーズンインを待って、それからマシンを用意するのは経験上、危険である。
とにかく市場が小さいため、各メーカーが海外製品の、特にニッチなシクロクロス車の在庫を持ちたがらない。そのため自身にあったサイズが本当に少ないのだ。女性がシクロクロスを始めるという話もよく聞くが、ほんとうに使えるサイズが少ない。本当にオーダーレベルじゃなと、シーズン中に見つけ出すのは至難の業だ。
だから今のこの「時期外れ」な時こそ、選び放題で、狙い目なのである。経験上シクロクロスのシーズン1ヶ月前には揃えておきたい。もうあと数日で8月を迎える。バイク選定〜納車〜慣らし運転〜芝練習〜を考えると余裕を持って今の時期こそ準備する事を本当にオススメしたい。
PRIVATE JAKEは以下のサイズ展開をしている。
- 48cm:身長147- 155cm
- 49.5cm:身長152- 160cm
- 51cm:身長157- 170cm
- 54cm:身長168- 180cm
もちろん目安だが、本当に身長の低い日本人によくぞ作ったなというジオメトリーである。私は、170cmでもトップ515mmを選んでも良いと思う。私が身長169.5cmで518mmのトップチューブ長なので参考にしてほしい。
初めてのスポーツバイクにも
ここまで、シクロクロスやグラベルロードといったカテゴリを絞った乗り方を紹介してきた。しかし、見方を変えればこのバイクはオールラウンドに使える。極端な話、頑丈な作りとスタイリッシュな佇まいは通勤や普段使いにもぴったりだ。
世間ではフラットバーロードでジャイアントのエスケープが人気だ。確かにまちなかでよく見るし、作りやパーツもこなれている。ただし、使っているユーザーも多いし、人とかぶることも多い。そして、フラットバーをドロップバーに変えてしまう人がほとんどだ。
その点、このバイクは初めから完成度が高くまとめられている。見た目や使用機材もマニアックで、その素性を知らなければ選択することもないだろう。ただし、そのスペックやバイクとしての良さは他の入門用バイクとは一線を画する性能を持っている。
買いやすい価格:
最後に気になる価格をお話したい。正直、この記事を書こうと思ったキッカケの一つは、希望小売価格と、その実売価格を見て驚いたからなのだ。
このバイクを見つけた発端はというと、私のシクロクロスをメンテナンスしてくれているオフロードショップでのことだ。私のMTBやCXマシンのメンテナンスを一手に引き受けてくれている老舗ショップである。スペアバイクを探していた時、たまたま入荷していたのがこのPRIVATE JAKEだった。
シクロクロス車は市場が小さいため非常に安価な価格設定をしている。厳密に言えばロードバイクが異常に高額すぎるのだ。このバイクは完成車価格¥239,000で、実売は(店舗にはよるが・・・)¥155,000であった。
なおフレームの定価は10万である(汗)
まぁ、シクロクロスを嗜むものならあまり驚くべき価格ではないが、ロード乗りからしたら異常に安い価格だと思う。しかし安心してほしい。ロード乗りの感覚が「麻痺している」と、はやく気づいたほうが良い。この価格は安いながらも妥当な価格設定だ。国内のカーボンロードバイクが高すぎる。
もしも、グラベルロードやシクロクロスに興味があるなら、この値段のコストパフォーマンスは計り知れない。なお現物は店頭にまだおいてあったが、確か遠方でも対応しているらしいので電話で聞いてみてほしい。06-6849-4013(RINGOROAD)
まとめ:コスパに優れた1台
最後になったが、価格や性能を考えても相当にお買い得な完成車と言えるだろう。今年シクロクロスを始める予定の人はこの機会に1台揃えておいても損はしない。最後にこの写真を見てほしい。トップチューブの上からワイヤーが美しく出ている。
私のTIME ZXRSも似たようなワイヤールーティングを採用している。ただ、このPRIVATE JAKEはなぜこの位置からワイヤーが出ているのだろうか。それはシクロクロスが「かつぐ」フレームであるためだ。ワイヤーはトップチューブの下を通常通るが、それでは肩にワイヤーがあたってしまう。
その為シクロクロスバイクではワイヤーはトップチューブの上を通る。ただし、最新のシクロクロスフレームはワイヤー内装式だ。このPRIVATE JAKEも同様に内装で最終ルーティングはシートポストギリギリに美しく配置されている。本当に細かい所に気が行き届いたバイクだ。
PRIVATE JAKEには、ロードバイクという「血統」から品種改良された、まるでマウンテンバイクのようなマシンだ。しかし、一方で「シングルスピード」にも化けるという自転車本来のスタイルも残されている。
ロードバイク乗りにも、グラベルロードを検討している人にも、そして今年シクロクロッサーとしてデビューを考えている人にも、このKONAが生み出した1つの「スタイル」を実際に乗って、感じてみてほしいと思うのだ。
RINGOROAD:(06-6849-4013)
japan@ringoroad.com
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