最近トレーニングのパターンがしっかり決まってきた。ロードを走るなら、高い強度を決まった時間しっかり出さないといけない。朝はSSTより上を25分2セット、早く帰れた日はFTP120%以上のゾーンでインターバル20本を2セット合計40本。そうすると、レースデーターに凄く似た強度でトレーニングできる。
一日1300-1400kjで、TSSは150前後。ずっとこのボリュームで続ける予定はないけど、目標のレースまでは平日3日はこれを積み上げる。やらないとわからないこともある。
自分のレース時間と内容を考えると、ベース走で土台を作って、その上に高強度を積み上げる感じ。ロードのレースデーターみると肝心なのはこの2つのゾーン。なので、インターバルに重きを置いている。いつも重要だと思うのは、決めた時間、決めた強度をしっかりと出すこと。
そして続けること。
最近、チーム練習を色々と試行錯誤して、みんなで考えながらメニューを決めている。今まで疑問に思っていた、はじめだけ勢いが良くて、あとで失速していく通称「バックファイヤー練習」が前から意味ないと思っていた。
あの練習(すら怪しい)は意味がない。陸上に置き換えると、1500m走をするのに100m走のペースで走ったら後半になにか起こるかは誰でもわかる。でも自転車に乗ると、そのことすら気づかなくなる。バンクで4kmTTするのに、セントラのペースで行かないのと同じだ。
一瞬の自己満足に浸るのは良いが、「何の」練習になっているんだろうか。
というのも、しっかりとしたペース配分や、地形に応じて力の出し入れを教えてくれたのはシクロクロスだった。「必要なときに、必要な分だけ力を使う。」こんな単純なことも私は気づくのが遅かった。先日、シクロクロス王者からロードに転向したワウトが表彰台でなんか嬉しかった。開幕戦の10月からマチューに苦しめられて、ワールドカップリーダーを逃したものの、世界戦で勝利。
畑違いのロードに転向して三位。僕もシクロクロスからトランジションして三位だった。まぁ、それはいいとして、トレーニングの話。
「バックファイヤー練」は全国各地で盛んに行われているメジャーなトレーニング方法だけど、今後チームで練習するなら少し変えていきたい。時間よりも、せっかく外を走るのだから、区間を定義してその中で出しきる。足を止めてもいいし、ドラフティング使ってもいい。
強い人が引いてもいいし、脚力差を埋めるために先行したっていい。やり方は無限にあるが、無秩序にすると誰得な「自己満足大会」が開催されるから気をつけたい。少しつづつ監督が昔から言っている「意味のある走り」に近づいてきたのかな。「前引きました」「ゴール前までは残れたんですけどね」「上りは楽だったんですけど」「落車で」「ペースアップで」
原因はこれら「自分以外の何か」には存在していない。このように考えてしまう自分自身を変えなくては。そう思いながら鏡にうつる自分自身を見ながら、一つ一つ踏み込んでいる。
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