photo:@marukomaruo77さん
2週間前。
堺の2週間前、監督とマネージャーに欠場する旨を伝えた。正直なところ脚質的にも堺にそれほど魅力を感じてなかったし、モチベーションも上がらない(2週間前)。やはり狙ったレースに向けて仕上げていきたいというのがあるし、正直自分のリザルトを求めて走るのが一番楽しいし練習にも身が入る。
監督は「プロじゃないし、ええよ。ただ・・・」
色々2週間考えて、堺は勝ちに行かずアシストすることに決める。「レースごっこ」だと理解しつつも、少しはやれんだろと思いながら前日200kmオーバー走る。当日走れそうになければ、そんとき考えるかーという感じ。ウォーミングアップはあんまりせず、3周ぐらい走れば上がってくるのがわかっているのであまりやらず。
チーム員多いが、リザルトがしょぼかったのがここ数年。さて、今年はどうなるか。堺は特に1着しか意味がないと常々思っているから、チーム員のスプリンターをどう運ぶか考える。7〜8年堺走ってるけど、逃げが決まる確率はほとんどない。が、決まるときもあるので村井さんが基本的に逃げる。
photo:@marukomaruo77さん
レースの全体を見えているのは、村井、井上、古谷。池はそういや堺出場するのは初めてか。半分が終わった時に、念の為周回数を数えているか後ろに下がって確認しにいく。とりあえず大丈夫そう。想定としては、今までゴールに設定されていた付近まで引き上げるつもりでいた。
イェイ! pic.twitter.com/MsIxVlGy4Y
— マルコマルオ (@marukomaruo77) 2019年5月19日
写真撮ってもらっているのを教えてもらいました。ありがとうございます。
レースは終始ZEROやモジュマ、比護くんらが積極的。というより、毎レースおなz(略
にしても最近レース楽しいなー。なんか展開がおもろい。おっと、結果を出すためにやっていることを忘れないようにしないと・・・。
堺クリテ 8周目(最終周回)
✨VC VELOCE✨トレイン🚴 ♂️🚴 ♂️🚴 ♂️ pic.twitter.com/qePaZOQhhu— etchant55 (@etchant55) 2019年5月19日
最終周回に入る手前、ちょうどよくトレインが組めそうだったので思い切って引き上げる。集団に埋もれてしまうとそもそも引き上げられないから、タイミングが難しい。後ろを見たら池が「ん?」みたいになってたので「つけ!(ぼけっとすんな!←心の声)つけ!(バカ!←心の声)」と。
てか、池よ、コーナーリングで前開けすぎじゃね・・・。
そのままゴール手前から全開で1列のままバックストレート立ち上がり手前まで。その後は所長に託す。正直もう少し、引き上げて上げたかったというのがホンネ。それだけが悔やまれる。
結果は
- 5位:池
- 6位:古谷
- 8位:村井
TOP10に3人入るが、優勝はのがした。
ただ、今までで一番、レースの中で生きてる感じがした。最後は力尽きて、きりPと一緒にゴールへ向かう。ZEROは優勝したようだ。うむ。
苗村監督「・・・、そういや昔は「チーム員が多いだけで弱い」だなんて言われていたらしいですよ・・・。」
柳瀬コーチ「そうなんですか・・・、そんな時代あったんですか・・・。」
あれから2年。
今では託せる仲間が。
チーム員が堺でTOP10に3人も入って正直嬉しかった。と、正直こころの中で思っていたのだが、それは現場で言わなかった。それで満足しちゃうと、「あ、これでいいんだ」ってなり、その順位しか取れなくなる。1着を求めてやっと首の皮一枚で3着とか。やってきて痛感している。それがレース。
昔なら大喜びなんだけどね。
ただ、TOP10に3人も入って「悔しいよなー」ってレース後に話せるってことは、チームとして徐々に力がついてきている証拠だと思う。レース後に皆が盛り上がっている横で、所長と握手。若いと思っていたワシらも年を取りましたな。所長はスプリンターだけど、レース中自分がどんな動きをすればよいのか判断できるところはさすがだと思った。
今回レースを走って、次は誰かを勝たせるために走っても悪くないなと思った。
ほとんど単騎で走っている頃は「チームってなんだろう」と昔は思っていたけど、こういう一つ一つの積み重ねが、徐々にチームを強く強靭にしていくんだと思う。さて、次のレースもがんばりますか。沿道から「ITがんばれ!」なんてめちゃくちゃ聞こえて嬉しかった。いつも本当に応援ありがとうございます。まだまだ弱いですが、コツコツやっていつか勝ちます。
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