specializedの次期Tarmac SL7と思われるバイクがInstagramでリークされた。大手自転車ブランドは約3年ごとに新しいモデルをリリースしているため、いよいよプロトタイプの設計も大詰めなのかもしれない。スペシャライズドがVengeやRoubaixをアップデートしたことからも、オリンピックイヤーの2020年に新型Tarmacがアップデートされても何らおかしな話ではない。
SL7と思われるプロトタイプは、メーカーロゴもなく真っ黒で、詳細な仕様を確認することは難しい。ただ、オイルホースやDi2ケーブルの配線がヘッドセットから内装されていることがわかる。Vengeのノーマルステム用のヘッドセットカバーとつくりがよく似ている。現行のダウンチューブから入る方法から、Vengeに寄せてきた形だ。
また、ステムはvengeの付属品と同じくサイコンマウント一体型だ。しかし、vengeのステムよりも細く見え、Tarmac用に新しいステムが開発されている可能性がある。
SL7と思わしきフレームで最も特徴的なのは、シートポストの形状だ。上部の形状は扁平しておりエアロダイナミクスを考慮しているようにみえる。もしくは、なにか新たな仕組みが開発された可能性もあるが詳細はまだ不明だ。
そして、本格的にディスクブレーキが普及していることからVengeやShiv、そしてRoubaixのように、新しいTarmacはディスクブレーキ仕様のみの展開になる可能性が高い。リムブレーキのvengeやshivがリリースされなかったことからわかる通りついにTarmacのリムブレーキ式の時代も終わるのだろう。
また、BBもスレッド式に回帰する可能性が高い。shivやepic、そしてスタンプジャンパーがそうであるようにスレッド式が採用される可能性がある。いずれにせよ、Tarmac sl7なのかも定かではないが、リリース周期を考えるとオリンピックに合わせて発表される可能性は高い。
vengeのエアロダイナミクス、roubaixの快適性、そしてTarmacの軽さを併せ持つバイクがもしかしたら登場するかもしれない。今からその発表がたのしみだ。