2019-2020関西シクロクロス 桂川 C1 11位

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Photo:Kei Tsuji

千秋楽桂川。通称ヅラガワ。という呼び方を初めて知った。まだまだ私はニワカの関クロッサーだ。土曜日はシクロクロス世界選手権の女子を見る。関西CXでもおなじみの唯ちゃんが序盤から良い位置で走っているのに感動した。小学校の頃にフラットバーでうちの妻を余裕でぶち抜いていた事を思い出す。今はトラックやロードの強豪選手になって男子よりも強いとのタケハル情報。

ベースはシクロクロスなのだろうか。やはり子供の頃からシクロクロスやBMXをやっている選手はバランス感覚が別物に感じる。うちの娘もやってくれたらいいけど、石田さんのお父さんはどうやって娘さんをここまで育てたんやろね、と行きの車の中で妻と話していた。こないだのマキノでうちの娘と遊んでくれていた。今ではYoutubeの中で世界選手権を走っている。なんとも不思議な土曜日だった。

日曜日。

関西シクロクロスは(というより京都車連さんは)大会運営が、粋というか神。毎年関西シクロクロスの最終戦を世界選手権と同日に持ってくる。ホントわかっているというか神。毎回大会運営や、コース整備、コース設営、撤収まで本当に素晴らしい。大変な中、値上げせず運営されているところは本当にリスペクトです。

本当にシクロクロスが好きなんやろなと。

桂川は高速からのアクセスもよく、選手よりも観客が何倍も多い。見どころのPanasonic階段やキャンバー区間は人だかりなって場所によっては選手が見られないほどだった。応援も凄まじく、上位争いをしている、あたるちゃん、かわむら氏、こーたくん、そして丸山選手以外の選手への応援もすごい。

私が知る限り、アマチュアのレースでここまで観客を動員するレースは日本でも数少ない。到るところでカウベルがなり、あるところではビール片手、そしてキャンプさながらで観戦している。これぞシクロクロスの観客。そんなたのしいシクロクロスも今日が千秋楽だ。

目標はシングルリザルト。今の調子とメンバー的に相当厳しいけど、やるからには最後まで。というわけで最終戦桂川のレースレポート。

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関西CX最終戦 桂川C1 11位

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Photo:Kei Tsuji

  • 関西CX最終戦 桂川
  • カテゴリ:C1
  • リザルト:11位(14% 75人出走フルラップ33人)
  • 天候:午前ややウエット、午後ドライだがドロ重め
  • コンディション:バンピー、砂、重めの泥
  • スタート順:18番
  • スタート位置:真ん中右より
  • タイヤ:FMB SSC SPRINT2 ノーマルコンパウンド前後
  • 空気圧:フロント1.30bar リア 1.37bar
  • 補給:モルテン320 1袋、スタート前CCDジェル120g
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娘をレースに連れて行っているので、朝の試走は妻と交代交代になってしまう。ところがこの日は古井さんご夫婦が娘の面倒を見てくださり、1年以上ぶりに妻と一緒に自転車に乗った。久しぶりに妻と一緒に試走できて、少し感動してしまった。古井さんご夫妻本当にありがとうございました。娘さんも1日中遊んでくださって本当に助かりました。

とはいえ、試走中は空気圧に悩む。今シーズンDugast、Challenge、FMB、MICHELIN、SPECIALIZEDとほぼすべてのチューブラータイヤを使った。個人的に一番良かったタイヤはFMBだった。シクロクロスは「このタイヤがベストバイ!」みたいなものは無い。いろいろ試して自分にあうタイヤを選び出す必要がある。

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Photo:Kei Tsuji

私の場合は(何度もしつこいけど)作りの良さ、タイヤのしなやかさ、全てにおいて満足の行くチューブラータイヤがFMBだった。使いやすい。確かにChallengeよりもFMBとDugastは空気圧を下げられる。その理由は33cでもやや太めで体積が多い。その分ボトムまで到達するまでのクッション性が高い。イーライ・イザービットの言うようにChallengeよりも空気圧を下げられる。FMBが1.3BARだとすると、Challengeは1.40~1.45BARぐらいのイメージ。

空気圧はフロント1.30bar リア 1.37barに設定。この空気圧にしようと決めていたわけじゃなくて、試走しながら値を見ずに空気圧を落としていって、レース後にデジタルゲージで測定したらこの値という、ヨシくんトッキー方式。

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Photo:Kei Tsuji

シクロクロスの空気圧調整は、デジタルゲージの数値で決めるんじゃなくて、走りながら空気圧を落としてボトムに着く寸前のギリギリの空気圧まで落とす。実際に試走は落としすぎて1.20BARまで下げてしまった。結局キャンバーでヨレる感じがあったのと、色が濃い粘土質のドロ区間でタイヤが重くなるから最終的には1.3barまで上げた。

補給はいつもどおりモルテン1袋とカステラ。スタートは3列目。左が良さそうだなーと思っていたけど道も広いし右アウト側が正解だったかも。

いつもは初めに足を使いすぎてバックファイヤーしてしまう。それをコータローさんに話ししたら、「それな、、、」と的確に。今日はラップタイムとパックからはぐれないように走り、少しでもリザルトを求める。スタートループは22番。よしくんが一気に上がってきた。かなりバンピーなので無理に上がろうとせず、一人一人丁寧に抜く。

ただ、スピードコースかつ重めのドロが多くライン間違うと一気に離されれる。タイヤ選択は転がりを優先してFMBのセンタースリック。チャレンジで言うところのDUNE、Dugastのpipi相当。最速ラップを刻んだアタルちゃんもやはりpipiだった。バンピーだったので1.3barのとのこと。やはり低めが速い。

空気圧1.3barが速い、というのはロード乗りには伝わりにくいが速いもんは速い。いわゆるインピーダンスロスを減らす。

キャンバー区間は上、真ん中、下とすべて通れるようにした。できるだけ上手い人について走る。ラインは後ろ走るほうが楽だけど、突然タイヤ一本分のワダチが出現して焦る。しかし二周目からは、ワダチを覚えたので突っ込めた。

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Photo:Kei Tsuji

2周目のキャンバー区間で真ん中から入っていって一人づつぬく。

足の調子がいい訳じゃないけど、ここ数週間、機材を昨年の状態に戻した。Trek boone、ステム長と。あとはひたすら砂場で8の時。チューブラーのスリックタイヤで普段は練習してる。今シーズンレースでもほとんどセンタースリックタイヤだった。少しはうまくなったか。

2周目の終わりの頃に、斎藤さんに追いつく。そこから平坦は一人旅。

途中、少しパックから抜け出たけど、明らかにコーナーごとに詰まってきているのですこし息を整える。大渕さんが合流したので、後ろにつかせてもらう。ただ、コーナーリングのスピードが速い。てかやっぱりうまい。最近一人で走ることが多いけど、桂川はパックの方が速いし疲れない。ライン取りは毎回同じ所をトレースする。

結局、付いては離され、付いては離されを繰り返す。やはりコーナーおそすぎる。立ち上がりで詰めるのを繰り返す。こりゃつれぇ。

ただ、自分じゃ通らないラインを勉強できるからある意味インターバルがかかっても付いていくほうが速い。特にキャンバーのあのライン。

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上を通るか、下を通るか2パターンしか無いと思っていたけど

直線は上を通って(そのまま行くと詰まって登りきれない。)

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途中からワダチのラインを変える。突っ切った場合は減速するし、足をつかないとクリアできない。

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途中からラインを変えて一気に下のラインに落とし込む。

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下った勢いがあるので、

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すげー楽に登れる。いやーこのラインは試走でもやらなかった。やはりMTBライダーは見えるラインが違うというのは本当だ。とりあえず丸パクリした。

その後もインターバルが永遠にかかる。大渕さんがかけたときに、少し離れてしまった。まじ後半きつかった。最後は11位フィニッシュ。目標のシングルリザルトにはあと少しだったけど、今の自分はやはり上手い人のラインについていかないとコーナーで遅れてしまう。

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Photo:Kei Tsuji

来年の課題はそこか。コーナーリング。コーナーリングを勉強したいところ。来週はJCXの最終戦日吉だ。こちらはフルラップできるか怪しいけど、減量をそろそろ初めて挑みたいところ。

やはりシクロクロスは楽しい。まだまだあと2戦あるので来年に向けて地道に乗り込んでいこう。まずはバイクを体になれさせないとだなぁ。

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Photo:Kei Tsuji

なお、ケーナカ氏のGOPRO借りて60分撮影した動画はこちら。

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ロードシーズンに向けてモルテンをレースでテストしているけど、腹が減らないしハンガーノックにならない。ただ一発決戦用かな。なにより高すぎる。

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