未発表の新型エアロロードか!?スパイショットで見るBRIDGESTONE RP9

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photo: T氏

先日群馬CSCで行われたJプロツアーのレースにおいて、BRIDGESTONEの未発表エアロロードが目撃された。既にBRIDGESTONEの公式ブログにも(意図的に?)掲載されており、近々ローンチが行われるのではないかというウワサだ。

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実際に目的されたモデルには、UCI承認マーク、BRIDGESTONE(ANCHOR)ロゴ、モデルネームが施されており、既に市販モデルとして仕上がっているようにみえる。今回目撃されたBRIDGESTONEのエアロロードは以下の特徴があった。

  1. エアロロード
  2. エアロフォイル形状
  3. 専用ステム
  4. フルインターナルルーティング
  5. 極薄ヘッドカバー
  6. ドロップシートステー
  7. ディスクブレーキ仕様
  8. BB86?
  9. フォークコラムが楕円?

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photo:T氏

新型のBRIDGESTONE RP9は見るからにエアロロードだ。VENGEとSL7を足して2で割ったような形状をしている。2つめはエアロロードに必須のエアロフォイル形状だ。新型のRP9も同様にダウンチューブやシートステイ、フォーク部分にエアロフォイル形状を配置していることが意匠登録情報から判明している。

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そして、すでに意匠登録されているRP9専用品と思われるステムはVENGEステムやTARMACステムと同様にステムの下からホース類を誘導する方式を採用している。他社ブランドのエアロロードと同じく、ヘッドチューブ部分からフルインターナルルーティング方式を採用していることもわかる。

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バイク前方部分に位置する円柱のブレーキホースは空力面で悪影響を及ぼす。そのため、フルインターナルケーブルルーティングと専用ステムを採用することによって、空力性能の向上を図る取り組みを各社が行っている。これらは、昨今のエアロロードにとって欠かせない構造だ。行き着く先がVENGEに似通ってしまうのも無理はない。

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今まで様々なバイクを見てきたが、最も注目しているのが薄いヘッドカバーだ。新型のRP9のジオメトリは明らかになっていないが、スタックやヘッドチューブが短く攻撃的なジオメトリが予想される。この薄いヘッドカバーを採用しつつ、ステム下部からホースを通す方法はまだ未知数だが、VENGEで採用されている構造と同様になる可能性がある。

また、BRIDGESTONEの魅力は小柄な女性でも乗れるサイズをラインナップに加えるということだ。VENGEは49サイズからのラインナップで、46サイズのラインナップはない。BRIDGESTONEは女性でも乗れるエアロロードをリリースする可能性がある。非常にニッチな市場だが、エアロロードに乗りたい女子も多いはずだ。

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そして、空力性能面で有利なドロップシートステイを採用している。このドロップシートステイを採用するとどれも同じバイクに見えてくるのだが、ドロップシートステイにすると前方投影面積は減るため採用するブランドは多い。ただ、全体の空力性能に大きな影響を及ぼしているのは、無数にあるエアロフォイル形状を、どこに、どのように配置するかだ。

また、時代の流れとしてリムブレーキ仕様はラインナップに加えられるかが微妙なところだ。

現行のトレンドや、ディスクブレーキが主流になっていくことを考えると、リムブレーキ用のフレームを作るメリットは(金型の償却を考えても)少ない。今後縮退していく規格のリムブレーキモデルを作らず、北米メーカーのようにBRIDGESTONEもディスクブレーキモデル1本で行く可能性がある。

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BBは意匠情報を見ると先代のモデルを踏襲しているようだ。おそらくBB86で圧入式のようにみえる。BBはメンテナンス性を考えて、BSAやT47を採用するのが現在のトレンドだ。スレッド式に原点回帰せずに圧入式を引き続き採用していた場合は残念に思うライダーが多いかもしれない。

一部のウワサでは、「世界最速のエアロロード」というような情報もある。実際にBRIDGESTONEのトラックバイクは非常に高い空力性能を備えておりありえない話ではない。しかし、世界最速という条件はハンドルやホイール、はたまたタイヤの影響を大きく受けため条件によるだろう。

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また、RP9のフレーム重量はTARMAC SL7の塗装込の実測重量である800~850g付近に肉薄するとも言われている。発表に関しては、BRIDGESTONE公式のブログにも新型のRP9を意図的にリークさせているため、遅くとも今月中、早ければ今週中に何かしらのローンチが行われるかもしれない。

長らく、北米ブランドに押されまくっていた数少ない国産ブランドのBRIDGESTONEだが、世界中のライダーが驚くような性能と内容で巻き返しを図って欲しいと日本人ライダーの1人として切に願う。世界に誇れるバイクとして、新型RP9の登場が今からほんとうに楽しみだ。

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