室内トレーニングの汗対策に HALO 汗止めバンド インプレッション

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HALOヘッドバンドをざっくりいうと↓

  • ローラーでひたいの汗を毎回拭いている人に。
  • ZWIFTユーザーに。
  • 頭にタオルを巻いてる人に。

毎日ローラーをする際に必ず使用しているアイテムがある。毎日使っているわりには、一度もブログで紹介したことがなかった。HALO(ヘイロ)の汗止めバンドだ。2015年から使い始めてはや6年目になった。これまで5本ほど使用してきたが、新製品がリリースされた際には必ず購入しているほどのお気に入りだ。

我が家ではHALOを「トッキーバンド」という愛称で呼んでいる。シクロクロスやMTBからロードまで幅広く活躍する沢田時選手が使っていたからだ。それがきっかけで試しに買ってみたことが事のはじまりである。

このトッキーバンド(正式名称:HALO ヘイロヘッドバンド)は単に汗を止めるだけ、に特化したヘッドバンドなのだが一度使うと手放せなくなる。以前はハンドタオルを頭に巻いてローラーをしていたのだが、トッキーバンドを使い始めてからというものまったくタオルを使わなくなってしまった。

タオルは巻きつけ具合がいつも違ってしまい、調整にも時間がかかっていた。本当に使いづらいと感じていた。今回はあまりにもフツーに使いすぎていて、インプレッションすることすら忘れていたHALO汗止めバンドを紹介していく。

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HALO ヘッドバンド

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Photo: HALO Headband.

HALOのヘッドバンドは「汗を止めるだけ」の機能に特化している。シンプルな構造ながらもひたいから流れ落ちる汗を効率的に処理してくれる。誰しも一度は、ひたいから流れ落ちた汗が目入ってしまい痛い思いをしている人もいるはずだ。

これがレースだとさらにアセる(汗だけに)。

・・・。

タイムトライアルでありがちなのがエアロヘルメット内で大量の汗をかいてしまい、前が見えにくくなってしまうことがある。真夏の時期はロードで塩分が大量に入った汗が目に染みることが多々あるが、HALOヘッドバンドがあれば汗が目に入る事を防ぐことができる。

本来は実走環境で使うアイテムかもしれないのだが、私がおすすめするのはローラーでのトレーニングだ。実走よりも多くの汗をかくし、毎日使う必要がある。ちなみに私は2週間に1回しか洗わない。

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HALOの装着しながらローラーをする筆者。非常に情報量が多い写真のため肝心のHALOが入ってこない。

しかし、全然臭くない(自分の体臭に気づいていないだけかもしれない!)ニオイの程度はあるものの、匂いのもととなる菌に対してHALOの抗菌作用がうまく働いている証拠だろう。

HALOバンドを使うまでは、先程も記したとおりタオルを頭に巻いてトレーニングをしていた。室内ローラーの汗対策においてタオルが最も手軽な方法であるが、時間の無駄だから使わない方がいい。

タオルは家庭に何枚もあるが、自宅のタオルはサイズや素材がすべて異なっており、頭にフィットするものもあれば、そうでないものもある。タオルを巻きつけるときはその都度微調整もせねばならず時間の無駄になる。調整に手間がかかっては、貴重なトレーニング時間を無駄に消費しまいかねない。

また、やっかいなのはタオルのフィット感だ。タオルの生地は厚く作られているから、フィット感が悪い。モノによってはこめかみ部分から微妙に汗が漏れ出してしまう。そしてトップチューブにポタポタと汗が落ちる。そしてタオルの良くないところは、速乾性がよくない。

タオルはしだいに汗の吸収が飽和していく。綿だとなおのこと最悪で、ほとんど水浸しになってしまう。HALOを使い始めてからというもの、これらの悩みは全て解消された。そしてHALOがすぐれている点は、バンド内部に施されたシリコンにある。

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黄色い部分が「スウェット・ブロック・シール」

シリコンがひたいにピッタリとフィットし、汗を完全にシャットアウトする。「シリコンがヘッドバンドにくっつけられているだけ」とバカにしてはいけない。簡素でシンプルな構造だからこそ良いのである。

私たちは、できあがった製品を見ると「ああ、そうだよね」と思いがちだ。しかしHALOが登場するまで同じような効果をそなえたプロダクトがあっただろうか。このシリコンは「スウェット・ブロック・シール」と呼ばれている。

HALOの基本的な構造にこれ以上の特徴はない。あとはバンド自体の面積だったり、形状が異なったりする。次章ではHALOを使用した様々なシチュエーションを見ていこう。

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ZWIFT

最も重宝しているのが室内トレーニングのZWIFTでの仕様だ。なにより、工業用扇風機を使うとタオルのハシがバタついて気が散るが、HALOはひたいに密着するのでより集中できるというメリットもある。

放熱面の問題もある。タオルは「頭全体」を覆ってしまう。タオルの素材によっては蒸れてしまうばかりか、扇風機の風がタオルでふさがれ、頭頂部に風がダイレクト当たらなくなる。HALOの場合は、ひたいの周りに巻くタイプであるため、頭頂部から放熱を妨げることがない。ヘッドバンドタイプは放熱効果も高まるのだ。

実走の場合は、ヘルメットから空気が取り込まれ頭を冷やしてくれる(もちろんタオルを使う人はいない)。しかし、室内のローラーの場合はそうはいかない。運動による熱量のわりには、空冷効果はイマイチだし、体の体温はどんどん上昇していく。

その際に頭が蒸れはじめると汗が吹き出し、いちいち手をハンドルから離して、ひたいを拭く必要がでてくる。HALOであればその心配がなくなるのだ。

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髪が長い人

髪型や髪の長さも厄介な問題だそうだ。私の妻も選手時代にローラーをしていたのだが、髪が長いとタオルに髪の毛がおさまらないそうだ。女性特有の悩みも、HALOヘッドバンドを使用すると前髪も邪魔にならなくなるし一石二鳥だ。

そういう意味では、光GENJIのヘッドバンドやX JAPANのTOSHI(92年頃まで)のブラックヘッドバンド、そしてガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズのような髪が長い男性を見てもわかる通り、やはりヘッドバンドは長髪にとって便利なのだろう。

ローラーだと汗が大量に吹き出るが、いちいち手で拭くのは本当に面倒だ。意外と小さな事かもしれないが、ほんの少しの投資でこれから先のローラー生活が快適になるのだから、とても良い機材投資だと思う。

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タイムトライアル

Photo Takagi氏

HALOがあればよかったなと今でも思い出すレースがある。夏の祭典、鈴鹿ロードだ。真夏の炎天下の中、チームタイムトライアルと個人タイムトライアルに出た(TTTは2位だった)。決戦用に使用したエアロヘルメットは空力を優先するためベンチレーションがなかった。

そのためベンチレーション効果はゼロで、空気が全く入ってこなかった。頭だけ蒸し風呂状態である。真夏にエアロヘルメットをかぶるのは罰ゲームだ。汗はぼたぼた落ちるし、上目づかいをしないと前が見えないポジションだ。

TTの際に上目使い(ほぼ気絶寸前の白目のような)状態で、塩分がたっぷりと入った汗が目に入ってくる。目の痛み、タイムトライアル限界の痛みが波状攻撃で襲ってくるのだ。目がひっくり返って逝く寸前、本当に罰ゲームだ。これでは見た目も身も危ない。

TTスペシャリスト達にこそHALOが役に立つ。安心してほしいのは、HALOの生地は薄いからエアロヘルメットと合わせて使用しても装着の違和感がないのだ。ロード用のヘルメットの場合はひたいの汗がふけるが、TTヘルメットはバイザーが邪魔をする。そしてパッドが徐々に汗で飽和し、汗を垂れ流すしか術がなくなる。

クロノマン達にとって、HALOの汗対策によってタイムトライアル中の集中力も増しタイム短縮の手助けになってくれるだろう。TTの時間が長ければ長いほど、その恩恵は指数関数的に増していくはずだ。

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サイズ感

悩むのはサイズ感だ。なんといってもFREEサイズだ。自分の頭に合うのかすらわからない・・・。伸縮性があるためサイズ感については心配する必要はない。具体的にはOGKのXLをかぶる私の頭でも、XSをかぶる妻の頭でも同じHALOを使いまわせる。

ただ人によってはきつく感じるかもしれないし、ガバガバかもしれない。実際に試してみないことには正直なところ何とも言えないが、私が使っても、妻が使っても問題なく使える伸縮性だ。

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まとめ:ひたいの汗対策はHALO一択。

HALOは数種類あるが、定番のタイプと、バンダナタイプがある。ホンネを言うと汗を止める機能は変わらない。今持っているスタンダードのタイプがあれば、新しいバンダナタイプ(HALO バンディット)は買わなくてもよいかな、と思っていた。

ところが実際に双方を比べて使用してみると断然HALO バンディットの「バンダナタイプ」である。コレいっとけば間違いない。スタンダードタイプは少々厚めの生地だ。

ひたいの広さによもよるが、定番タイプはひたいと髪の間に関節1本分ほど余裕がある。ところが新しいバンダナタイプは10cmほどの幅広さがあり、髪の毛もおおってくれる。この広い面積は速乾性をさらに高め、ヘルメットと一緒に使用しても生地が薄いため違和感がない。

どちらか悩んだら、新しいHALOバンディットのバンダナタイプをオススメする。両方買ってみたものの、スタンダードタイプを使うことはなくなってしまった。またバンディットにもノーマルとJPの2種類があるが日本人の頭にはJPが合う。そして、メッシュ構造は速乾性にも一役買っている。

私にとってHALOヘッドバンドは普通に使いすぎて、もはや使わないとローラーできない程のアイテムだ。単純な構造がゆえにバカにしてしまうサイクリストがなかにはいるかもしれない。しかし汗をかいたことがあれば、その利便性の恩恵を十分に感じ取れるだろう。

HALOバンドは、流れ落ちる汗の存在を忘れさせてくれる便利なアイテムである。

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