2021-2022 関西シクロクロス 第2戦 美山 C1 19位

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注)レースレポと言いつつ8割は空気圧の話w

シクロクロスのレースレポートに関しては、自分自身の備忘録的に記載しているためだれかの役に立つことはまずないと思う。役に立つブログと言えば、詳細な情報がまとめられている、かつ日本チャンピオンの沢田時選手のブログを見たほうがよほどためになる。

最近、空気圧に悩んでいて楽しすぎてハゲそうだ。あまりにも悩みすぎてなぜか朝から昼の間に気温が上昇することによって、空気圧がどのように変化するのかという事が気になりデーターを取るという本来すべき事をわすれて別の方向に走ってしまったのは悪い癖だろう。

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タイヤ内の空気の温度が上昇する要因としては、外気温の上昇や日射、路面の走行などによる摩擦が影響している。対してタイヤの空気の温度が低下する要因としては、気温の低下や冷えた路面を走ることが影響している。

例えば、朝の試走時に気温が9℃ほどで、この時点で1.60bar充填したとする。昼の試走をする際に20℃になると、気温が9℃から20℃まで上昇したことによってタイヤの空気圧は(タイヤ内の空気の温度も9℃→20℃になったとすると)計算上、1.70barに変化する。もちろん、外気温がダイレクトにタイヤ内の空気温度に影響するわけではない。

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しかし、朝の気温が低い段階で良いと判断した空気圧は、昼の気温上昇とともにタイヤ空気圧が増すことによって狂うことになる。ただし、難しく考える必要はなく朝良いと思った空気圧を覚えておき、昼の試走前に再度調整するだけでいい。

問題は、朝のまま放置していたタイヤ空気圧は昼の気温上昇とともに変化するという傾向だけを抑えておけばよいだけであり、走る直前のこまめな空気圧調整を行うだけでいい。問題なのは、朝と昼ではタイヤ内の空気圧が変化するということだけだ。

もう一つ気をつけるべき問題は、空気圧を測定する測定器には個体差があるということだ。パワーメーターと同じくそれぞれのモデルでも個体差がある。さらに言えば、同一モデルでも個体差がある。そのため、フロアポンプの空気圧は信用せず、1つの測定器を使い、練習からレースでもずっと同じものを使い続けるということが重要になってくる。

さらに測定器はアナログよりもデジタルのほうが精度が高い。基本的にパナレーサーの新型を使っておけばまちがいはない。というかシクロクロッサーならこれ使え。SKSやTOPEAKを試したがパナレーサー最強だ(ワシはアンバサダーではないぞ)。

毎年シーズンが始める前に、電池と口の部分を新品にしておくことでシクロクロスQOLが爆上がりする。

なお、電池に関しては以下の記事を参考にしてください。

CR2032ボタン電池 主要メーカ7社で一番長持ちするのはこれ
...

関西シクロクロス第2戦の美山において、朝の気温と昼の気温上昇でどれほどタイヤ空気圧が変化するのかを測定したところ前後ともにきれいに+0.7Barだった。これまで昼になると、走りやすく感じていたのは空気圧が高くなり転がり抵抗が小さくなっていたことが理由なのかもしれない。もしくは路面状況の変化も大いに関係はしているが。

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こんなどうでもいい話はさておき、空気圧の「調整方法」に関しては沢田時選手のブログを参照のこと。

空気圧の決め方|沢田時|note
こんにちは。沢田時です。 昨日書いた空気圧の話、恐れ多くもTwitterで高岡さんが記事をご紹介下さり、想像以上に多くの方に読んで頂いたようで驚いています。 さて、今日は僕流のレースでの空気圧の決め方をご紹介したいと思います。と言ってもロードレースは経験不足で僕が語るのはおこがましいので、シクロ...

ウォームアップを始める前くらいにもう一度きっちり合わせ直します。気温によっても空気圧は変わるからです。

沢田時

というか、トッキーがすでに書いてるやんけw

空気圧調整の一つの指針(空気圧調整を行う上で、取るべき方向を示すもの)が書いてあるが、肝心なのは空気圧調整のアプローチの方法が書いてある一方で、タイヤがチューブラー、さらに言うとDugastやChallengeはたまたFMBだとエアボリュームやタイヤの直径が変わるため空気圧の値はそれぞれで変わるという点にある。

沢田時選手の場合はChallengeタイヤなので、世間一般的に言われているようにDugastやFMBよりも高めの空気圧になる(という話を竹之内悠選手がBlogで書いていたとおもう)。

実際にはバイクの重量や、体重、装備、路面コンディション、テクニック、タイヤのパターンによって総合的に「速いとされる」空気圧に落ち着くのだろう。したがって、沢田時選手と同じ体重だから同じ空気圧というのは愚かな選択である一方で、本質を理解していないことになる、というのは私がそんな事をしていたからだ。

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さらにタイヤ空気圧に関して言えば、チューブレスタイヤの場合はさらに複雑になる。タイヤが33mmに固定し同一モデルとした場合、リム内幅が19mm、21mm、23mm、25mmと変化するとタイヤ内の空気の体積が変化するため乗り心地やグリップが大きく変わる。19mmで1.6barを充填したとしても25mmであれば1.45barほどで同一の転がり抵抗になるという(RRBの実験によると)。

タイヤ内の体積が変化することと合わせて、リム内幅が広がることによってタイヤの左右のビード間の距離が広がる。その分タイヤの変形量が減り、接地面はより細長い楕円から円に近づきヒステリシスロスが減少する。合わせて空気の体積が増えることによってタイヤが跳ねるようなインピーダンスロスも減少する。

【なぜ?】タイヤ空気圧を上げ過ぎると、転がり抵抗が増す【実験結果あり】
...

この手の話をロードバイク界隈の友人とはなかなかできないのが寂しい。関西シクロクロスの会場に行くと、この手の話だけで会場の撤収が終わるまで芝生や泥の上で話す人達で溢れかえっているが、Blogとして書いている選手は沢田時選手か斎藤 朋寛選手(RIDELIFE GIANT)だろう。

G3110 RIDELIFE
Tomohiro Saito (G3110)|note
主にシクロクロスとMTBを楽しむサイクリスト。 最近はロングライドにもはまっています。 CYCLOCROSS | ELITE(C1) MTB XCO | MASTER RIDELIFE GIANT 元Blog

私は居ても立っても居られずに、平日に直接ご本人にお時間を頂戴して質問させていただいたいのだが快く回答をしてくだいました。本当にありがとうございます。なかなか空気圧は奥深いが、最近思うことがある。

チューブラーでもチューブレスでも何でもいいので、1つのタイヤを練習からレースまでひたすらいろんなシチュエーションで空気圧を試して、限界まで、転ぶまで体に叩き込んで見ることが先だ。理論より実践、データーを取り続けタイヤを信用できるようなところまで使い込む。

レースレポートに移る前にめっちゃ長くなったけど、空気圧は奥深い。

あ、ここからは誰得なレースレポートです。

関西CX第2戦美山 C1 19位

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機材やセッティングメモ。

タイヤはIRCのSERAC CXをメインで使っている。これまでFMBやDugast、Challengeといった高級ハイエンドチューブラーを運用してきたが、SERAC CXのチューブレスっぽい乗り味が好みでSERAC CXを使っている。製品の品質や耐久性、なによりセンターが美しくでる。

転がり抵抗はもちろんチューブレスのほうが小さいのだけど、滑り出してからグリップを失うまでの時間は、やはりチューブラーのほうが優れていて最後までよく粘る。このあたりはまだチューブレスは勝てない部分であるが、それでもIRC SERACは十分な性能を持っていると思う。

さてレースは、全くパワーが出せなかった。言い訳を書くと、ロードシーズンが終わって、休息を挟んだ前の週の富田林はフィジカル面もスッキリとして迎えられた。CTLが120からどんどん下がっていたため、あせって平日に高強度のインターバル(30×15)や60分FTP走を月~金までしてしまいCTLは上がったものの疲れが抜けない。

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30日間の合計TSSは3700と、1日あたりのTSSは123とあきらかにオーバーワーク。これほどやっても正直つらいとは思わないものの、体はそうは言わず自転車に乗るのも辛い。ああ、レース走るためのトレーニングになっていない。そろそろ大人になろう。

タイヤはIRC EDGEと迷ったがグリップが欲しかったので前後ともとIRC SERAC CX X-GUARDに。空気圧は下げていって1.40barほどにした。体重は57.5kgほど。スタートは右側から福田さんの後ろに。絶対ミスらないし安全。スタートループでワチャワチャして12番ぐらいでループ。

若干抑え気味入りつつも心拍があがらずレース平均が120bpmで、最大心拍が140bpmというのはちょっとおかしい。当然しんどいわけではないのだが、かかりが悪い。スタート直後には前に10人ほどのパックが見えるものの徐々に離されていく。

途中、藤川さん、戸谷さんらに抜かれて一緒について以降にもなかなか体が動かない。

どんどん後退していくが、4周目ぐらいになんとか脚が回るようになる。序盤の根っこは福田さんが通っていた右側の根っこが少ない部分をトレースする。ただ、得意の上り区間でもどんどん離される始末。本日はあかんなと思いつつも、娘がめっちゃ応援してくれるので、クソみたいな走りはできない。

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下りは案の定遅い。ライン取りもうまく行かない。本来詰められるはずの芝区間でもどんどん離されてしまい、後ろから来た選手たちに抜かれていく。後ろに兼松選手が迫ってきていて、一時は差を広げたけど徐々にペースダウンしてしまい最後は兼松選手とパックになる。

最後の直線で抜こうと思ったけど、脚がやっぱり残っておらず結局は19位。うーん微妙な順位で終わってしまった。休養、フィジカル、テクニック、タイヤセッティングなどすべてが反省。全部噛み合わず、レースとしては反省しか残らない結果だった。

コーナーリングは明らかに遅いし、うまく走れていないなぁと感じる60分だった。毎年悩んでいるのは、どんな練習をしたら良いのか、どんなライン取りをしたら良いのか、正解はないものの解決への糸口になるような方針のようなものが一向に見えていこないことだ。

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まずは、1回きちんと休養してリフレッシュした状態でレースに望む必要がありそうだ。あとはぐるぐる練習も引き続き続行。

色々と落ち込むことはあるが、関クロはライダーよりも観戦している人のほうが多く応援も多いので楽しい。娘氏の応援はよく聞こえて嬉しい。もうすぐ3歳と5ヶ月の子供達が記憶に残っている頃までC1で走りたいと思う。

今回もレース中の応援ありがとうございました。次回こそは頑張って順位を1つでも上げていきたいところ。次はUCI琵琶湖、烏丸連戦です。