2022-2023 関西シクロクロス 第1戦 日高川 C1 6位 と もみじMM 優勝

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Photo: watashi_daさん

シクロクロスシーズンが始まった。土曜日はJCFのCX、日曜日は関西シクロクロス開幕戦日高川というスケジュールだ。金曜日に健康診断があって、採血されて血液パフォーマンスが若干落ちてる感あった。けどまぁ、序盤にこういう嫌なことをクリアしておきたい。

あとは、毎日のうがい、手洗い。

今年はロードの大きな大会で結果を出せたけど、その後肺炎にかかって、肺に水が溜まって、SpO2 80%ぐらいで死にそうになって、抗生物質飲んで大きく調子を崩した。二ヶ月ほどかけて、徐々にフィジカルを高めてきた感じ。毎日コツコツ地道なトレーニングが大事。あとは、砂利やグラウンドのような場所で基礎連をしてきた。

田口ボスに昔々から教えてもらっていたことを今年も。グラウンドや公園の滑るコンディションで走り慣れる。下手なので何度も転んじゃったけど、続けてきてよかった。

GIANT TCX XSサイズ。Photo: マルコマルオ氏

今年はバイクも新調した。GIANT TCXだ。このバイクはめっちゃ良くて、日本のウネウネコース走るにはTCXかX-night、inflite、CX6しかないんじゃね?みたいな結論。

2022-2023シーズン開幕戦Day1はおっさんカテで優勝、Day2の関西クロ日高川C1は6位という自分でも信じられない滑りだしになった。ただ、まだ始まったばかり。初戦も初戦。反省点や改善点も多かった。そのあたりも今後役立つようにメモがてら記録としてまとめた。

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もみじCX MM 優勝

Photo: watashi_daさん (写真は関西CX)

リザルトは優勝だけど、全日本選手権MMのスタートグリッド目当て。完走してポイントゲットすること、怪我、メカトラしないことが目標。翌日のC1レースに影響が無いように走る(はずだった)コースはカーレース用のダート。いわゆる採掘場の白い砂利。トレイル区間と砂利しかないコース。あとは上りと下りしかない。まじで滑る滑る。

練習とバイクに慣れるためにスリックタイヤで走る。まぁ、ノブがないから滑るけど、どれくらいから滑りだすかを体に覚えさせておくと怖くない。あとは、ラップタイムにこだわって崩れないように淡々とペースを刻んだ。ラスト5周のデーター。

  • 5:58
  • 5:53
  • 6:05
  • 6:02
  • 5:57

スリックタイヤなので滑るが気にしない。これも練習。淡々とペースで、コーナーでもペダリングを止めず一定パワーを掛け続ける。今60分走しているけどそれと似た感覚。翌日は関西シクロクロス開幕戦だけど、手を抜かずに走る。

JCFシクロクロスのポイントを最大限ゲットして帰宅。高速を100km走った時に「あ、ピットにホイール忘れたw」と引き換えして往復800km、ほとんど夜に家についてリカバリーもほどほどに翌日の関西CX初戦へ。

つ、つらい。

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日高川 C1 6位

Photo: watashi_daさん

回復が遅いのでビーツとミトロングを飲みまくるw

飲む血液・・・、血管が拡張し持久力を高める赤い液体を飲んでみた。
西薗 良太氏が監修し翻訳した書籍、「世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング:ツール・ド・フランスの科学」で紹介されていた「飲む血液」のビーツ。 ビーツを摂取すると硝酸塩(しょうさんえん)が体内で一酸化窒素 (NO) に変換される。 一酸化窒素には血管を拡張する作用があるため、より多くの血液と酸素を筋肉に届けることができるようになる。 硝酸塩とビーツの科学的根拠としては、オーストラリ...
ミトコンドリアが増えるサプリ?ミトロング-Vを4ヶ月飲んだ結果・・・。
世の中には様々なサプリメントがあるが、本当に効果があるのか怪しいものはたくさんある。私はサプリメントを取る前に、国立研究開発法人医薬基盤健康栄養研究所の健康食品の安全性有効性情報を確認している。 また、国際スポーツ栄養学会(ICCN)が報告しているエビデンスを参考にしている。その中のエビデンスA「明らかに安全で、効果のある強力なエビデンスを示すもの」に該当するのは以下のサプリメントだ。 カフェイン...

ボディナンバーは8でなんと1列目スタート。久しぶりのコールアップだ。ここ数年、1列目スタートなんて夢のまた夢だったけど、去年のポイントで”運良く”1列目スタート。正直なところ、「今シーズン最初で最後だろうなぁ・・・」と思っていたのが本音。

シクロクロスはこの差が縮まらない。Photo: マルコマルオ氏

昼の試走で走ったけど、前日の疲れがどれくらい抜けているのかよくわからない。探り探り足の調子を確かめながら走る。試走は優勝候補の川村選手と。試走の段階で早すぎてちぎれてしまった。これはあまり足の調子よくないと悟る。

8割単独走行を強いられた(スタート失敗した自分のせい)。 Photo: watashi_daさん

キャンバーセクションや、砂区間も特に難しいところはない。ゴロ石は前日のもみじCXのダートと比べればイージーなもんで全く気にならなかった。とにかくシーズン入る前に、地味な練習を繰り返してきた(後述)。「バイクの真ん中に乗る」ということはとても大事でコーナーリングにも重要なテクニックだ。

スタートはミスってしまい、25番手ぐらいまで落ちるwそのあと丁寧に抜いて1周目が終わった時点で13位。うーむ、やってしまった。そのあとも限界ギリギリでペースを刻む事と決めて、人の後ろにつかずひたすら先頭パックを追いかける。

毎周回、1秒でも詰めていく。 Photo: マルコマルオ氏

初戦なので全力で走ろうと決めていて、60分の心拍の平均が180bpm(MAX 196bpm)だった。毎朝のトレーニングが60minで160-170bpmだから、レースだとこんな感じになるようだ。

 

遠くに行ってしまった先頭パックは、堀川選手、村田選手、川村選手の3人。続いて斎藤選手、藤川選手、結構な秒差で私という位置。

この差が埋まらないのがシクロクロス。Photo: マルコマルオ氏

先頭はドラフティング効くし、パックなので安心感とライン取りに安定感がある。先頭のメンバーはミスも少ないし、メカトラ以外はペースダウンしない。あとは、ありがちなのが先頭を引きたがらない選手が出てくるだろうから、ペースダウンがはじまる事を祈って自分のペースを落とさないように走る事を心がけた。

9周目。も、もう少し・・・。

周回を重ねるごとに、前との間隔が詰まっていく時間があった。この流れは3周は続くはずと思って自分自身もペースアップ。なんとか10周目ぐらいで先頭パックに追いついた。見た感じペースは速くなく結構様子見をしていたのでなんとか追いつけた感じ。

後ろはインターバルがかかる・・・。Photo: マルコマルオ氏

しかし、最後尾はインターバルがかかって、クソきつい。徐々に脚を削られ始め、運悪く堀川選手がアタックしてちぎれる。その後もペースを緩めずに走るも、結構体力を使ってしまい、ほとんど単独で追いかけたツケがくる。それでもラップタイムは2~3秒の遅れにとどまる。

10周目、ITにしてはよく頑張ってたね! Photo: マルコマルオ氏

最終周回は全力でと思うが、なかなかペースが上がらない。最終周回の最大心拍は188bpmが1分以上続き完全に振り切っている。たぶん、トレーニングしていない人は死ぬやつ。ただ、ここまで追い込んでも先頭5人からちぎれてしまい、6位でフィニッシュした。

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レース分析と改善箇所

TOP3人と私のラップタイム比較。最終周回のペースアップに脚が残せなかった。

はじめにロスした10秒を埋めるのにどれだけ無駄な脚を使ったのかわからない。スタートを改善して、レースの序盤から先頭パックについていけないと、C1はレースが終わる。今はロードの走力があるとはいいつつも、これから毎週CXレースが続くため練習する時間が減りパフォーマンスは落ちていく。

子育てと仕事で練習する時間の捻出が難しいが、言い訳しても意味がないので質の高い練習を継続するほかない。

TOP3人と私のラップ”順位”の比較。3~5周目は全体で2番目に早かった。追いついた(ペースが緩んでいた)9周目、11周目は追い込んだので1番早かったようだ。なお、追いついた後のバックファイヤーはやばいw最終周回w

ただ、収穫としては(先頭選手の探り合いでペースが遅かったものの)風を100%受けて単独ながらもラップタイムは先頭集団と絡めるペースだった。ただ、最後の勝負どころは一気に15秒近くペースアップしているため、序盤~中盤に脚をためていないとおそらく反応できない。

そういう意味でも、早い段階から先頭パックに紛れ込んで勝負に絡んでいく必要がある。とはいえ、昨シーズンまで10~15番あたりをウロウロしてきた身としては、先頭パックに入って逆にいらんことして邪魔になる事もある。状況を見てうまく立ち回る方がいいと感じた。

こっそり先頭にパックに追いつくIT。Photo: マルコマルオ氏

ただ、「もしかしたら絡めるんじゃないか」という手応えが得られたことは大きい。

今回は6位というびっくりな順位でフィニッシュしたけど、次回に向けてさらにキツイトレーニングと、地道な基礎練習を繰り返していく。絶対やる。絶対する。

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まとめ:次回もコールアップだ😄

Photo: watashi_daさん

次回は夢じゃなければ6番スタート。めっちゃ嬉しい・・・。

ここまで走れた理由はなんだろうかと考えた。多分、ロードでVo2MAX領域”も”重点的に鍛えたからだと思った。フィジカル面はSSTだけではなく、Vo2MAX領域もしっかりと取り入れるようになった。60分の平均心拍が180bpmでも耐えられたのは、その効果が大きいと感じた。

そして、コーナーリングがあんまり怖くなくなった。

正直、シクロクロスを始めたときからずっと転ぶのが怖かった。ロードと違ってシクロクロスは、ワウトでも、マチューでも、トッキーでも転ぶ。ただ、それは限界まで攻めた結果であって、転びそうになりながらも、リカバリーする。

シーズン前に、「イチから自転車に乗る練習しよう」とおもって、ビンディングペダルではなくフラットペダルとスニーカーでシクロクロスバイクに慣れた。シーズン入る少し前にビンディングシューズに変えた。そこから「バイクの真ん中に乗る」練習をひたすら行った。

以前からずっと、662のタグチさんから滑りやすいところで8の字練習しろ、と言われていたことを思い出し、Amazonでヒザとヒジのプロテクターを買って、転ぶまでタイヤの限界値を探りながらひたすら練習。これはさすがに無様すぎてSNSに挙げられないけど、そういう練習が大事なんだなと今では思う。

転ぶと、タイヤの限界がわかるからコーナーも怖くなくなる。テクニック的な面は💩レベルなので、かっこ悪いけど基礎的な練習を黙々とやる。練習、練習、練習、練習、練習。

あと何シーズン、シクロクロスのC1でこの位置で走れるかわからないけど、本当に楽しい競技だ。次回は800kmの移動もなく、脚がよい状態で挑める。次回も一瞬でもいいから、あの先頭パックに着いて走れる高揚感を感じたい。

第1戦は自分でもうまく行きすぎて、少々心配になるほどだったけど愚直にコツコツと練習して1戦1戦を大事にして走ろうと思う。今回もめっちゃ応援が聞こえてきて嬉しかったです。次回も、良い走りをして結果を残すぞ。

 

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