タイヤ空気圧とペダリング効率からみた登りタイムの関係

登りのレースがあるのと、シクロクロスシーズンに合わせ15分ほどの高強度に取り組んでいます。シクロクロスはドリンク使えないので、練習中も同じく飲まないようにし、日々の生活の中で多く摂るようにと体を慣らしています。

データーで面白いものが取れたのでご紹介します。ほぼ同タイムで、ウェイトとペダリング効率、空気圧が異なる場合のデーター。簡潔に言うと、ウェイトレシオの変動と、ペダリング効率、タイヤ空気圧が変動するとどうなるかということです。

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まずは、こちらは昨日のブログで紹介した15:53 320W 5.46W/kgのデーターです。なお、体重は日々変動しておりウェイトレシオは変わっています。データーを見ると、左よりも右の効率が高いです。

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対してこちらはその次の日に上った(割と本気)のデーターです。こちらのタイムは15:52 323.4W 5.64W/kg (体重57.3kg)でした。タイムは一秒しか短縮できていません。キャリブレーションも都度しています。

それぞれ比較してみると、左足は0.6%効率が下がり、右は0.4%効率が上がっています。トントンになっているのです。しかしウェイトレシオは0.2W/kg向上していますが、タイムはさほど変わりません。

ここで別の角度から話を整理すると、この日はタイヤ空気圧の適性を見るべくテストしていました。前者の方は8.5barと高気圧です。乗鞍で森本選手が9barだったそうなので、真似して登って見ました。

対して、後者はおよそ6barの設定です。得たデーターのみの判断ですが、この空気圧の関係から、ウェイトレシオや出力が向上してもタイムに変化がなかったのではと推測しています。それほどまでにヒステリシスロスは大きいと言えます。

最近、本町のあるショップの方とタイヤについてお話しさせていただきました。その際に私がお見せした各種グリンチャーと空気圧のデーターです。Crrを考えてもチューブラーを使うのはすでに時代遅れだと考えているので、クリンチャーを使っています。

このデーターからわかる通り、路面状況が良ければ空気圧が高い方が転がり抵抗は少ないです。なお、勘違いされやすいのですが、太いタイヤの空気圧が低い方が良いという話は、「同一空気圧下においてタイヤ幅が異なる場合」です。

23cと25cなら同一空気圧の場合、25cの方が転がり抵抗が少ないということになります。乗鞍で森本選手がスーパーソニックの20cではなく23cを使っていましたが実際に、Crrは23cの方が優れています。

この辺の話は、「乗鞍覇者が使ったタイヤ コンチネンタルスーパーソニックとは」で書いています。一部話を引用して見ましょう。

スーパーソニックの実験データを確認すると以下のように23Cの方が抵抗が少ない。
20C, 137g(実測), Crr=0.00221
23C, 157g(実測), Crr=0.00208
Crrの値は磨耗具合や気温、個体差そして、使用するチューブによって変動する。しかし、いろいろなデーターを見ていると平均的にスーパーソニックのCrrの低さは目立つ。なお、ContinentalのCompetitionよりもスーパーソニックの方がCrrは低い。

今までなかなか理解してもらえなかった、クリンチャーの方が優れている場合が多いという話は様々な強豪選手が使うことにより、その理解されやくすなってきていたら嬉しいです。

裏を返せば、無機質な数値よりも強い選手が使うということの方がホビーサイクリストにとっては有益なのかもしれません。私が強ければ良いのですが、そうもいかないので、私はできるだけ役に立てる情報を公開していくつもりです。