以前、”最強のワイドフランジハブ”と称されたあのフランジハブを使ったホイールから半年。
いまや、この同じハブが持ち込まれ、さらにヌポーク組みが、朝練でも見かけるようになった。
というわけで、自分がまいた種かわからないが、あまりにも見かける&かぶることが多くなったので、お盆の季節にFJTは、ハブ探しの旅に出た。
こちらはFJTのフロントハブの寸法。実際には
Bearings: Enduro 6900
PCD: 31mm
Center-to-Flange: 39.375mm (78.75mm flange-to-flange)
という構成。はたしてこれを越えるフロントハブはあるのか。
帰省先の実家で亜米利加合衆国のアルミ研磨を得意とする新興メーカーとであう。
FJTは謎の超ワイドフランジ”ブラックハブ”を見つける。
- Weight: 98 grams
- Bearings: 6901 (株式会社南海精工所 SMT製 大阪府和泉市)
- PCD: 33mm
- Center to Flange: 39mm
Center to Flange 0.375mm短いわけだが、ヌポーク組みの場合は、もはやSL4のフォークに干渉してしまうだろう。
なのでその数ミリは誤差として、PCD33mmのロマンを追いかける。そしてこの謎のブラックハブ、本体のボディが、現在使っている
超ワイドフランジハブよりもファットだ。ぎりぎりまで広げてある。
EASTONの2014モデルにもあるように、ベアリングの大型化とできるだけベアリングとベアリングの幅を増やす。
あの”最強だった”ワイドフランジハブは痩せすぎていた。
ブラックハブの登場で、もはや、”最強のワイドフランジハブ”と呼べなくなった、今のワイドハブ。
マットなブラックハブでフロントホイールを作るか否か。
それは、村上メカニックのお仕事の合間に作られる予定。
実は、話はフロントだけでは終わらないところに、ロマンがある。
続く。