オーシンメトリックの4アームは昔と構造が変わっている

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オーシンメトリックの4アーム

Osymetric(オーシンメトリック)の4アームチェーンリングについて。2014年のラインナップに4アームが追加された。4アームの楕円はROTOR、RIDEAから発売されている。

今回、オーシンメトリックから4アームが発売され、全ての楕円メーカーの準備が整った。

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オーシンメトリック対応クランク

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オーシンメトリックの4アームが対応するクランクについて。対応クランクは4アームの2種類だ。

  • FC-9000
  • FC-6800

純正チェーンリング以外の楕円を使った場合ボルト部に段差ができる。しかしボルトの間の見栄えを良くするパーツも売られているので気にならない。4アームのPCDは110で統一されている。

したがって、コンパクト、ノーマルという区切りはないのだ。

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旧オーシンメトリックとの変更点

旧オーシンメトリックからの変更点はなにか。旧モデルのオーシンメトリックはただの一枚板であった。私も実際に使用したことがある。その際に変速性能の悪さに落胆し、使用をやめた。

理由は誘導溝がないことだ。変速時にチェーンリングがチェーンをアウターに押し上げる道が無いので変速が良くない。しかし、新しいオーシンメトリックの写真を確認する。一枚板から変更され、誘導溝が削られている。

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金属の加工技術に詳しい方とお話をした内容をここで紹介する。チェーンリングにおいて、金属を加工する際には2つの方法がある。

  • プレスで型を作る方法
  • 金属を削り出す方法

では、本モデルの加工はどうだろうか。金属を削りだす場合、写真のように回転で研磨している。断続的にチェーンリングの裏面をより硬度の高い物質で微妙に削っている。ROTORのチェーンリングも同様だ。特にROTORはこの回転で削る模様が顕著である。

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オーシンメトリックに誘導ピン追加

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追加された変速性能を助けるピンの数と位置について。ボルト付近にわかれ、合計4つピンが存在する。オーシンメトリックの旧モデルは一つもなかった。誘導ピンにより性能は旧モデルより格段に向上する。

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オーシンメトリックの性能と楕円率

1993年にフランスで開発されたオーシンメトリックの基本情報について。

  • 楕円率:1.215
  • 最大歯数角度:78度

4本アームにおいて変更はない。

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オーシンメトリックの重量

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以下重量

  • 150 gram (38-50set)
  • 155 gram (38-52set)
  • 40 gram (38)
  • 110 gram (50)
  • 115 gram (52)

付属品は旧モデルと変わらない。しかし改良版のチェーンガードが付属している。オーシンメトリックはその特殊形状のためフロントディレイラーに干渉する場合がある。その場合ゲタを入れて調整する。

オーシンメトリックの開発者は語る

Osymetricの開発は、回転中のトルクのゆらぎにある。力のかかり方は一定ではない。そこにO.symetricを考案したエンジニアのジャンルイタロは気づいた。

楕円チェーンリングが今まで存在しなかった理由? 単に一世紀以上前は、真円以外の形状を製造することができなかった。それだけだ。

O.symetric ジャンルイタロ

人間に合わせた楕円をチェーンリングは理にかなった形状だ。人間が機材に合わせるのか。または機材が人間に合わせるのか。楕円チェーンリングは自転車機材のパラダイムシフトなのである。

O,symetric KIT S_Compact 34×50(PCD74-110) Black

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