季節の変わり目から冬序盤に活躍しそうなFOOTMAX(フットマックス)のロードバイクシューズカバーを購入した。今まではディフィートのシューズカバーを使っていたが、実際使ってみるとこちらのほうが圧倒的に良いという結論に。その理由は後に記すが、このフットマックスのシューズカバーは今までとは全く異なる構造を備えているのである。
そして「MADE IN JAPAN」の冠が示す通り、細部に拘りが散りばめられている。具体的にはディフィートの商品で改善して欲しかった「クリート用の穴」だ。それらを上手い仕組みで改善しているフットマックスシューズカバーを見ていこう。
フットマックスのキモ「CGS」
サイズは2種類存在しており、S-M(39.0-42.0),L-XL(42.0-45.0)と展開している。特に目立つ機構はCGS(クリートガイドシステム)だ。名前はかっこよく「クリートガイドシステム!」と銘打ってはいるが、クリート用に穴を開けるためのガイドがなされている「だけだ」。
「だけだ」と一言で言ってしまえば終わりかもしれない。ただ、ディフィートなど別のシューズ・ソックスを使ってきたことのある方ならわかるかもしれないが、このタイプのシューズ・ソックスの場合「クリート用の穴を開ける」のが一番のネックなのだ。
「どれくらい穴をあけたら適正なのか」という根本的な問題が解決できていない。その悩みを日本人のきめ細かな配慮で解決した。そして、さらに枠自体に補強がなされている。この点がかなり重要な要素で、いままでのシューズソックスタイプには存在していなかったギミックだ。この配慮は私の中でそうとうな高評価である。
では実際に切ってみよう。私はカッターやハサミを使ったが、切られなかった。ではどうしたのかというと「鼻毛カット用ハサミ」を使用した。ハサミの先が鋭利なタイプだ。このタイプのハサミを用意し、まずはソックスを貫通させる。そして刃の根元を使い切っていく。
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一発勝負だが、安心して欲しい!いくらかマージンを取りながら切っていけば高確率で枠内に収まるだろう。重要なのはCGS部の枠を切らないことだ。
実際に切ってみたのはこちらだ。はじめは「こんなに小さい穴でも大丈夫だろうか?」と心配になるだろう。ただし、これは実際に使ってみると計算され尽くした大きさだといえる。僅かな隙間もなくすっぽりとジャストフィットする穴なのだ。
対応クリートは4種
対応するクリート穴は「シマノ」「LOOK」「TIME」「スピードプレイ」とメジャークリートをサポートしている。スピードプレイだけ四角い枠を切る必要があるので注意だ。この写真のように僅かな隙間もなくクリートと密着している。これはアイデア商品と言わざる負えない。
実際使って行くうちに、一番重要なのはカッティングしたあとのホツレではないだろうか。この点は白い枠のノリのようなものが活躍してくれる。
比較対象として1年使ったディフィートのシューズカバーがこちらだ。見るも無残な状態になっている。やはりカット後の枠は弱く間違いなくホツレてくる。また「どれくらいカットすればよいか」が不明であり、人によっては切りすぎてしまって使いものにならなくしてしまう場合もある。
その点が考慮された、フットマックス シューズカバーは非常に秀逸な商品といえるだろう。ディフィートは目が荒い生地だったが、このフットマックスは非常に細かい伸縮性に優れた生地を採用している。引っ張っても生地の間は見えない。
まとめ:カラーも豊富で2000円と安い
フットマックス シューズカバーが嬉しいのは全6種類だ。さらに値段も2000円と安い。オシャレなサイクリストは色違いを購入してアシンメトリーなコーディネートも可能だろう。ただ、私がやると「左右履き違えてるよ!」と指摘される可能性があるので注意が必要だ。
カラーも基本色ではなく、可愛らしい明るい色が目を引く。
イエロー
ブルー
レッド
ホワイト
ブラック
ディフィートと比較して暖かいことは間違いない。また、耐久性や、作り込みもさすが日本製だ。お値段も安く、さらにエアロ効果も期待できそうである。もう少し欲をいうとチームオーダーカラーを10足ぐらいからやってほしい。
また、本商品は厚手のソックスだがこの耐久性をある程度維持して薄くした夏に使えるモデル(おしゃれ的な)も作って欲しいものだ。マトリックスの選手が履いているマビックの黄色いソックスと同じようなものをイメージしている。
値段もお手頃、カラーも豊富、そしてクリート穴で悩まない「Made in Japan」が生んだソックスは最近見た機材の中で特に秀逸である。これからの季節に特に活躍してくれそうなシューズカバーだ。
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