凡人が上達していく過程の中で、近道などない。地道に、淡々と、一日一日をこなす事でより望まれる結果を得られる。どちらかといえば、デイトレーダーのように日々僅かな瞬間瞬間に勝負をかけるような道のりよりも、インデックス投資のように長期的に大きなリターンを
求める方が性に合っている。
われわれは目先の簡単に手に入れられるような甘い謳い文句に弱い。ただし、それらはあまり長続きしないばかりか長い目で見たらあまり身になっていないことが多い。ある日突然荒れる波のあるような取り組みよりも、平凡穏やかで凪のような状態のほうが安定しているものだ。
というわけで、今日もトレーニングアシスト(トレアシ)で少しボリュームを増やす。
トレーニングアシストB7
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機能は340Wに上げると書いたが、当分はセット数上げるほうがいいかなと思って今日は二セット。一発目のインターバルインテンシティは93%
で、二本目は最後のセットに気づかなかったので失敗。多分93%程。正直、95%目指さないと練習にならないと思う。パワートレーニングって、絶対値であるワットが物を言う。ただし、気をつけたいこともある。
「あの人が300Wやってるから、おれも今日のトレーニングそこ目指そう。」
と、考えてしまうのは間違い。パワートレーニングはパワーメーターを使って曖昧な自身の力を指標化することが目的だ。なので、自分のパワーデーターを取得して解析してフィードバックしていかなくてはならない。その際に、自分より遥かに上の選手のパワーデーター等は自分のトレーニングには役に立たない(が、メニューは役に立つ)。
だから、自分の中でどれくらい頑張れたのかトレアシのインターバルインテンシティで確認している。私なら95%を目指すようにトレーニングする。これはペース走だとか、ダッシュなどのインターバルでもそうでインターバルインテンシティで追い込み具合を見る。
レジスタンストレーニング(キントレ)でも、筋肥大させるのか筋持久力をつけるのかでレップ数や重さを替える。かなり厳密に明確化され、トレーニング方法も確立している。そしてそのとおりにやれば、皆結果を出している。
レジスタンストレーニングの10RM(たとえば30kg)を3セットというように、パワートレーニングの10min(300Wで)3セットというのは結局同じことだ。指標を元に少しつづつ上げていく。そして、少しつづつフィジカルを鍛えていく。
気合だ、根性だ、やればできる、という時代は終わったのかもしれない。特に時間のないサラリーマンサイクリストは時間に対してどれだけ強くなれるかが鍵を握る。「パワーメーターなんて無くてもいいんだよ」という話もよく聞くが、私は強くなるためには必要だと断言する。
よってパワーメーターとは近道をするための道具ではなく、ほんの少しつづつフィジカルを向上させるために、あなたをサポートしてくれる有効なデバイスなのだ。