2021-2022 関西シクロクロス 第10戦 カルノパワー マイアミ C1 19位

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Photo:Aoi LAB

砂のマイアミ。

砂の乗車にこだわらず、砂以外のセクションを速く走るというセオリーにあらがえず1.1barの空気圧まで下げた。しかし、砂は少々乗れたがランニングする時間のほうが長く、砂以外の大部分のセクションでスピードが乗らずに追い上げることができなかった。

機材的な面でいえば、ChallengeのHTLR(グリフォ)はインサートと合わせると1.0~1.1barでもビード落ちやシーラント漏れは発生しない。いわゆる「ブリブリ」しながらチューブラータイヤのように走ることができた。

しかし、序盤の落車やスリップダウンなどミスが続き砂区間も思うようにはしれず19位でフィニッシュした。

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マイアミ C1 19位

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Photo:Aoi LAB

マイアミのコース攻略の考え方はいくつかある。砂を乗車して体力を温存しつつ、他のセクションも速く走る。もしくは砂区間をあきらめて、他のセクションを速く走る。それぞれ、他のセクションを速く走るのだがタイヤのセッティングは前者と後者ではことなる。

前者は砂を乗車するというテクニックがある程度備わっている場合は有効だ。しかし、砂のために空気圧をせっかく下げてみても、乗車できなければ全てがめちゃくちゃ遅くなるという負のスパイラルに陥るという危うさもある。

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Photo:Aoi LAB

今回は、空気圧を下げられるだけ下げてランニングしまくるという最悪なパターンのカードを(自ら)引いてしまった。もちろん全ての結果がセッティングだけではなく、ミスをしまくったというのもある。

スタートは2列目、シーズン後半になってくると顔ぶれも一緒だ。コータ、すくみずの後ろに陣取り、安定のコッシー横へ。トップ選手たちに囲まれているとスタート前でも安心感がある。とはいえ、シーズンを共に走ってきた仲間たちとの戦いも終わると思うとどこかさみしい。

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Photo:Aoi LAB↑おっさんに恐怖して逃げる子供の図

スタート直後はスピードが乗らない。砂芝区間に入った時、前の選手の後輪にはすってしまい、落車してしまった。その後もペダルがはまらずどんどん後退していく。折返しの芝区間は穴に気づかず、フロントを盛大にぶつけてしまったがインサートが入っていたため助かった。ホンマに助かった。

シケイン区間を過ぎると舗装路だが、やはりスピードがあがらない。完全に失敗したと思った。

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Photo:Aoi LAB

杉区間もスピードを乗せることができず、徐々に追い抜かれていく。全体的に1列棒状ですぐに追いつきそうな感じもしていたのだが、杉区間を抜けた1つめの砂区間もうまくワダチに入れられるときとそうではない時があった。テクニックの精度にばらつきがあり、これまた失速。

最も長い砂区間は乗車できるときもあればできない時もあり、これまたテクニックの精度の低さがよくわかった。うまく乗れているときは、フロントホイールがわだちをトレースできている。また、結構軽いギアで回しているとよく進んだ。

やはり上手かったのが、同じチームのりょうへいさんだった。後ろから追いついてきて11位は本当にすごい。テクニックはバニホもできるしラップタイムも早かった。

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Photo:Aoi LAB

いろんな人に抜かれて心折れそうになるも、最近は走っていて楽しいのでできる限りの事をつくす。最終周回はいつもの加藤選手、笛木選手らにまざりながらゴール。完全にやっちまったレースだったが、今年はどんなリザルトでも「シクロクロスたのしいいいいいいぃぃ!」ってなっているのでレースが終わると悲しくなる。

この、シーズン後半に訪れるloss(喪失感)は「関西シクロク ロス」と命名しよう。あ、これじゃそのままだ。とりあえず、桂川でシーズン終わってC1のライダーたちや色んなシクロクロッサーたちと走れなくなるのが悲しい。

とはいえ、また殺伐としたロードレースを3月末から走り、10月頃に嫌気が差してきた頃にシクロクロスに突入するというルーティンがあるからこそ、シクロクロスはよりいっそう楽しいものとして感じるのだろう。

シクロクロスは個人と個人がつながっている感じがしていい。ロードはチームという枠でつながっているのがいい。どちらも一長一短あるのだけど、良い面をみて、悪い面はそこそこに、自転車競技を楽しんでいこうと思う。

なんか、シーズン終わりな感じになってきましたが次回は桂川千秋楽。なんと桂川は土曜日から雪で最高5度、日曜日も雪!期待を裏切らない桂川が今から楽しみだ。

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